FM 福岡 FUKUOKA

2023年7月のテーマ うなぎ ③

この番組では、毎月様々な食材を因数分解。
歴史雑学からプロに聞く扱い方、簡単レシピを紹介していきます。
今月の食材は、「鰻」です。


中村調理製菓専門学校 黒木晶子准教授にお伺いしました。

中村調理製菓専門学校



福岡市中央区平尾2-1-21
092-523-0411
https://chori.nakamura-s.ac.jp/

主な栄養素
鰻には、タンパク質、DHA、EPAなどの不飽和脂肪酸、ビタミンA、D、E、ビタミンB1、B2、鉄、カルシウムなどが豊富に含まれています。
ビタミンAは、目の病気や皮膚粘膜を丈夫にし、江戸時代には夜盲症の薬だったそうです。
ビタミンB1やB2は、夏バテ防止に良い栄養素です。

鰻の栄養を補うためには?
ビタミンCを含む食材、つまり、野菜などと一緒に食べると良いでしょう。
すると、ビタミンA、C、Eが揃い抗酸化作用があります。
きゅうりと一緒にした「うざく」など、さっぱりしていいですよ。


蒲焼きが美味しいワケ
一般的な食べ方である「蒲焼き」ですが、醤油、味醂、日本酒などで作ったタレをつけて焼くことで、アミノカルボニル反応により、香ばしさと色をつけ、旨味が増します。

鰻を生で食べないワケ
鰻を生で食べることがないのは、イクシオトキシンという毒素があるからです。
実はこの毒素、鰻の血液に含まれているので、しっかり血抜きをして、あらいにすると鰻でも生で食べられます。
こちらもさっぱりして美味しいですよ。