BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2025-11-21(金) 地域:博多区
すき焼き 山翔
- TEL
- 092-281-1029
- 住所
- 福岡市博多区祇園町6-24
THE VOGUE by OAK VILLA 1F
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2025年10月1日
- 席数
- 13席(カウンターのみ)
- 営業時間
- 11:00~15:00(L.O.14:00) /
17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:不定休 年末年始はお休み
- 調査日
- ■2025年11月7日
■天候 晴れ
■時間 20時00分
内容
今日ご紹介するのは、地下鉄七隈線「櫛田神社前駅」5番出口から徒歩30秒の場所にあるすき焼き店です。
ビルの1階にあり、ガラス張りに、店名が入った白い暖簾が掛かっているのですぐに分かります。
店内は、2席に1つガスコンロがセットされたカウンターのみで、木目を基調としたシックな装いです。
副店長の弘中さんに伺いましたが、この店は、大名の「肉の山翔」の姉妹店になります。
焼肉の山翔が持つ食材ルートをそのまま活かし、
A5宮崎牛や九州食材に特化したすき焼きをコースで提供しています。
コースは2種類のみで、違いは肉の枚数で、前菜などはほとんど変わりません。
そして、フルアテンドになり、すき焼きは全て作ってくれます。
ドリンクは、特選のものを除いてコース料金に含まれてるので、呑み助には堪りません。
分かりやすく九州を表現していて観光客も多く、中洲に行く前の方にも便利な場所にあるお店です。
チェック
「8,000円コース」と「10,000円コース」の2コースのみ
季節の前菜3種、厳選出汁の茶碗蒸し、炊き立てご飯、博多すき焼き、新鮮野菜、〆うどん、デザート
「10,000円コース」の方が、肉が1枚多い
ドリンクは飲み放題に近い仕組みで、基本の酒類はコースに含まれる。(特選は別途プラス料金)
我々は、「8,000円コース」を頼んだ
【季節の前菜3種】
内容は季節ごとに変わり、この日は「牛タンの時雨煮」「本マグロ赤身刺し」「焼き茄子の煮浸し」。
「牛タンの時雨煮」は、宮崎牛のタンを薄切りしてじっくり炊き上げたもの。
脂が落ち切っていて、ほどよく上品な甘辛さがあり、生姜とタレが香ばしい。
「本マグロ赤身刺し」は、山葵をのせて醤油をかけた状態で出てきた。
赤身の旨味が強く、肉料理店の前菜でマグロが出てくるところが面白い。
「焼き茄子の煮浸し」は、季節で変わる野菜の一品で、出汁をしっかり含ませた茄子が柔らかくて美味しい。
肉・魚・野菜の三点でバランスを整えていて、しっかりした和食を印象付ける感じ。
【厳選出汁の茶碗蒸し】
鰹節、昆布の出汁を使った王道の茶碗蒸し。
この日の具材は、椎茸、鶏肉、三つ葉。
味の輪郭はしっかりしていても強すぎないので、後の料理に響かないようになっている。
【大根卸】(おかわり自由)
鬼卸は水に5分晒し、辛みをしっかり抜き、削り節をかけて出てくる。
大根の甘みが立ち、口の中がさっぱりする。
これは「おかわり自由」なので、おつまみだけではなく、口直し的にも活用するべし。
すき焼き
最初に大きなブロック肉でのプレゼンテーションと肉に関する説明がある。
その際に、どの牧場で育ったのか、個体識別番号ものった証明書も出てくる。
この店で使っている牛肉は、全国和牛能力共進会で4大会連続日本一に輝いたA5ランクの宮崎牛のみ。
すき焼き鍋は真四角の鋳物を使い、目の前のコンロでスタッフが全て調理してくれる。
生卵は、大分産の「蘭王」。
有益乳酸菌や海藻粉末などこだわりの配合飼料を与えてコクと旨味を高め、
パプリカを使って、鮮やかなオレンジ色の黄身になっている。
最初の肉は関西風のすき焼きで、2枚目からは関東風のすき焼きスタイルになるのが面白い。
【A5ランク宮崎牛リブロース1枚】
最初に、肉の味をしっかり味わえる関西風すき焼きで頂くのは、
牛肉の中でもきめ細かな霜降りと甘味が特徴のリブロース。
鍋に牛脂を塗り、ざらめを溶かし、その上で肉を焼く。
強火でサッと焼くことで旨味を閉じ込め、脂の香りを引き立てる。
焼けたら溶き卵が入った器に取ってくれるので、そのまま頂く。
脂の融点が低く、口内ですぐ溶ける感じで、強いコクの蘭王が、肉の味の輪郭を際立たせる。
【新鮮野菜】【 A5ランク宮崎牛サーロイン】
続いて関東風すき焼きの準備に入る。
関東風の割り下に使うのは、福岡の上久醤油だが、甘さは控えめ。
牛脂を塗り、鍋に盛り込んだのは九州産の新鮮野菜の白葱、白菜、ゴボウ、椎茸、春菊と、豆腐、白滝。
その上に宮崎牛のサーロインをのせ、割り下を回しかけて、火を入れる。
まずはサーロインを頂くが、脂の甘味が非常に強いので、
リブロースよりも口の中での脂の広がりが速く、甘辛い割り下がよく合う。
一緒に野菜を炊いていることで野菜の甘味とゴボウの香りもまとっているのも良い。
野菜の水分が出ることで割り下も程よく薄まり、野菜も辛くなくて楽しめる。
【炊き立てご飯】
すき焼きに合わせるように出てくるのは、福岡県産ひのひかりを羽釜で炊いたご飯。
ふっくらとした粒立ちと上品な甘味が特徴で、程よい粘りと歯応えがある。
また、ご飯のお供に「楢崎商店の明太子」も出てくる。
楢崎商店は1950年創業のお店で、昔ながらの製法にこだわった辛子明太子。
粒が立っていて、辛さは控えめだったので、食べやすい。
そして、椎茸、三つ葉が入った吸い物も出てきた。
優しい味で、出汁がきいているので、一度舌をリセットしてくれる。
ご飯はすき焼きと食べても良し、明太子と食べても良し。
ご飯、明太子はおかわり自由。
【〆のうどん】
鍋に残った割り下を使う、うどんが用意されている。
スタッフが食べるかどうか確認するので、お腹一杯だと断っても良い。
割り下の旨味を吸ったうどんは鉄板の満足感を得られる。
【デザート】
甘さ控えめな抹茶アイスと濃い緑茶が出てきた。
すき焼き後の口をすっきり締めてくれる。
参考
追加料理
【A5ランク宮崎牛リブロース1枚 A5ランク宮崎牛サーロイン1枚 計2枚】(3.500円)
【お野菜盛り】(1,000円)
■■攻略法■■
ご飯がおかわり自由だからと言って食べ過ぎると〆のうどんに辿り着けません。ほどほどに。
■■チョッチュ■■
まだオープンしたばかりなので仕方ありませんが、スタッフが慣れてきたらもっと料理の説明が欲しいなぁ。
卓上に七味、一味、山椒などの薬味があると味変ができて、より楽しくなるかも。
■■オススメ店■■
弘中さん 久留米市 「らーめん八」
■■その他■■
客単価 : コース分。ドリンクを追加すると、9,000~13,000円くらい。
8,000円のコースを頼む方が多い。
ドリンクは飲み放題
瓶ビール、ハイボール、酎ハイ、焼酎、ソフトドリンクがある
特選ドリンクは別途プラス料金
焼酎、ウイスキー、日本酒、ワインなど