BUTCH COUNTDOWN RADIO

「ブチカン」から生まれた人気グルメコーナー『ザ・メシュラン』!
パーソナリティ、MC BUTCHと謎のアジア人が、地道に真面目に食べ歩いた福岡のいい店、うまい店をご紹介。
「ブチカン」が総力を結集しておくるグルメ情報です。
※掲載している情報は、取材時のものです。価格等、内容に変更が生じる場合がございます。ご了承ください。
前回の放送 放送日:2025-07-04(金) 地域:中央区天神
WAN STEAK HOUSE
- TEL
- 092-752-1110 ※ホテル代表番号
- 住所
- 福岡市中央区天神1-11-1
ONE FUKUOKA BLDG. 19F
- ジャンル
- 洋食
- オープン日
- 2025年5月12日
- 席数
- 16席(カウンターのみ)
- 営業時間
- ランチ 11:30~15:30(L.O.14:30) /
ディナー 17:30~22:00(L.O.21:00)
8月末までは ランチ12:00、12:30、
ディナー17:30、18:30 の一斉スタート
定休日:基本無休(ホテルの法定点検日に準ずる)
- 調査日
- ■2025年6月20日
■天候 晴れ
内容
今日ご紹介するのは、天神ビッグバンで誕生した「ONE FUKUOKA BLDG.」の最上階、
「ONE FUKUOKA HOTEL」内にあるステーキハウスです。
ビルの19階まで上がり、少し迷路のようになっている廊下を抜けると、全面ガラス張りのお店が現れます。
はっきり言って、19階ですから、眺めは最高です。タイミングが合えば、夕日が見れます。
店内は、スタイリッシュな内装でコの字型のカウンターになっていて、目の前でシェフが料理してくれます。
鉄板焼き責任者でシェフの月野さんは、元々サービスからこの世界に入り、鉄板焼へ転身。
「WITH THE STYLE FUKUOKA」の鉄板焼きのあと、肉を極めるために「焼肉バクロ」で5年修業。
このカウンターを任されました。この道10年。
こちらは、「鉄板×割烹=五感で食べる体験」をテーマにしていて、ただ鉄板で焼いたものだけではなく、季節の食材を取り入れた一品料理なども織り交ぜたコースを提供しています。
食材や調味料などは九州産にこだわって仕入れています。
アクセスもよく、記念日などにもぴったりなお店です。
チェック
現在、ディナーコースは13,000円のみで、17:30、18:30 の一斉スタート(今後変更する予定)
できれば要予約、1名様から可。
サービス料は10%
前菜
先付け【烏賊とミノの湯引き 三杯酢 季節の柑橘】
柔らかく湯引きされたイカと、プリプリとした食感が心地よい牛のミノが主役の小鉢。
底にバルサミコを敷き、三杯酢のジュレには刻みオクラを散らしている。
そこに、初夏の香りをまとった天草産の甘夏、彩で赤紫蘇のマイクロハーブを添え、
爽やかな酸味と香りが口の中をリフレッシュしてくれる。
順番に食べることで、味の変化も楽しめる一品。
ここで、この日に使う食材のプレゼンテーションがある
肉寿司【黒毛和牛 手巻き寿司スタイル】
博多和牛のザブトンの薄切りは、軽くバーナーで炙って、脂の旨味を引き出す。
赤酢をきかせたシャリには、コリコリとした食感の桜島大根の漬物を忍ばせている。
シャリを肉で巻いて、その上にウニを添えて、赤酒をベースにした甘辛い自家製のソースをかけている。
鉄板で炙って香ばしさをプラスした海苔を添えているので、自分で手巻き寿司にして食べる。
肉の旨味にウニとソースの濃厚な味わいに海苔の香りが加わり、プチ「サーフアンドターフ」となっている。
藁焼き【牛タンの藁焼き 明星ネギと茗荷のピクルス】
低温調理で柔らかく仕上げたUS産牛タンを、藁でスモーク。
鉄板でさっと焼き戻した後、久留米の明星ネギを鉄板で焼いてクタッとさせたものと
生の2種類で盛り付け、茗荷のピクルスを添えて出てくる。
口に含むと、藁のスモーキーな香りが広がり、
牛タンのとろけるような舌触りと、薬味の甘み・酸味が追いかけている。
明星ネギを焼きと生の2種類で使っているのもポイントで、甘味と食感を両立させている。
野菜 壱【胡瓜 オリーブオイル またいちの塩】
箸休めに登場したのは、糸島産の希少な白胡瓜。
蛇腹切りにして、イタリア産のフルーティーなオリーブオイルと「またいちの塩」でシンプルに味付け。
噛むたびに弾けるような瑞々しさが広がり、口の中をリセットしてくれる。
鮑【活き鮑の蒸し焼き おあさの餡】
鮑は鉄板の上で銅ボウルを使って蒸し焼きにする。
仕上げに焦がしバターと醤油を使い、器に盛り付け、あおさの餡をかけ、花穂紫蘇、ワカメを添えて出てくる。
バターのコクが加わり、鮑の程よい食感と旨味に磯の香りがさらに加わり、口が変わって良い。
添えられた志賀島産ワカメも鉄板で炒められており、見えない部分までしっかりと仕事している。
口直し【トマトのグラニテ】
熊本・八代の塩トマトを使ったグラニテは、完熟トマトの濃厚な甘みと、
シャリシャリとした氷の口当たりが相まって、口内を一気にクールダウン。
次の料理への期待感を高めてくれる。
野菜 弐【九州産 こだわりの地野菜】
九州各地から届いたこだわりの地野菜を使った鉄板焼きなど。
この日のラインナップは、熊本の赤ナス、宮崎の日向ズッキーニ、フレッシュで出てくる糸島のセロリ。
長崎県五島産「んまか塩」を添えているので、お好みで。
シンプルに素材味を楽しむ一品で、素朴な旨味が舌に染みていく。
メイン【本日の特選和牛 2種】
その日の仕入れ状況により内容が変わるが、この日は佐賀牛のランプと宮崎牛のサーロイン。
火加減はきかれるのでお好みでリクエストすると良い。(我々は、ミディアムレアで頼んだ)
目の前の鉄板で丁寧に火入れされ、強火で表面を焼き、休ませながら中までじっくり火を通していく。
青森産のガーリックチップ、自家製の葉わさび醤油漬け、オリジナルの山椒七味(八幡屋磯五郎)、
塩、糸島で2年熟成させたもろみ醤油があるので、お好みで。
佐賀牛ランプは、キメ細やかな肉質とジューシーさがあり、噛み締めるごとに肉らしい旨味が広がる。
力強い肉なので、葉わさびの醤油漬けや、自家製の山椒七味が合う。
宮崎牛サーロインは、豊かなサシがあり、脂の融点が低いため、
口に入れると自然にとろけていき、ほのかなコクと香ばしさが余韻として残る。
ガーリックチップやもろみ醤油と合わせると、脂の甘味を引き締めてくれる。
〆(どちらかお選びください)
【〆の明太子ガーリックライス】と【WAN特製ハヤシライス】がある。
【〆の明太子ガーリックライス】
鉄板の上でしっかりと炒められた炊き立てご飯に、明太子と大葉をふわりとのせたもの。
そのまま食べるのも良いが、出汁茶漬けスタイルにしてもらうことも可能。
【WAN特製ハヤシライス】
和牛の端材を使ってじっくり煮込んだビーフストロガノフ風の濃厚なハヤシライス。
トマトも砂糖も使わず、玉ねぎと牛肉の甘さだけで深い味わいに仕上げている。
コクと香りの層が分厚く、濃厚な味わいを楽しめる。
本日のデザート【神バナナのジェラート】
鹿児島産の希少品種「神バナナ」をパコジェットで仕上げたジェラート。
「神バナナ」とは、皮ごと食べられるバナナで、高級品。
ねっとりとした舌触りと、完熟バナナの豊かな香りが口いっぱいに広がる。
【ONE Original Tea】
締めのドリンクは、オリジナルの香り高いほうじ茶。
甘味との相性も抜群。
■■攻略法■■
予約は必須です。アレルギーや苦手な物があれば、できる限り対応するので予約時に相談するべし。
今はオープニングの特別コースでリーズナブルです。今のうちに行ってみるべし。
ただいまの日没は19時30分くらい。一番奥の席に座ると、サンセットを横目にディナーを味わえる。
■■チョッチュ■■
とてもスタイリッシュなのはいいのだけれど、どのエレベーターに乗ればいいかとか、
廊下もとても迷います。もう少し、分かりやすい工夫をして頂けたらなぁ。
■■オススメ店■■
月野さん 京都 「にくの匠 三芳」
■■その他■■
客単価 : コース+飲んだだけ 18,000~20,000円前後
ビールは、生1,200円から。
ハイボールは1,100円から。
焼酎はグラス900円から。
日本酒は、900円から。
ワインは、グラス1,200円から、ボトル5,000円から。