BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2025-11-14(金) 地域:博多区中洲
宮中 別邸
- TEL
- 092-260-3788
- 住所
- 福岡市博多区中洲3-6-7 ギャラリーヤマモトビル1F
- ジャンル
- 焼肉
- オープン日
- 2025年8月21日
- 席数
- 12室60席(最大24席個室可能)
- 営業時間
- 18:00~24:00(L.O.23:00)
定休日:年末年始
- 調査日
- ■2025年10月28日
■天候 晴れ
■時間 18時30分
内容
今日ご紹介するのは、中洲の博多川沿いにあるビルの1階にある焼肉店です。
エントランスには、立派な盆栽を飾っていて、店内はオール個室で照明も明るすぎずシックな装い。
この店は、15年前、中洲にオープンした「宮中 本店」の姉妹店になります。
「九州産の厳選黒毛和牛を焼肉として存分に楽しむ」をテーマに、
宮崎の「尾崎牛」、佐賀の「伊万里牛」、熊本の「赤牛」など、九州を代表する銘柄牛を一堂に集めています。
姉妹店の「宮中 本店」が赤身中心の構成であるのに対し、「別邸」は脂の旨味も楽しめる構成です。
しかも、中洲でブランド牛を使った焼肉で個室にも関わらず、意外にもリーズナブルです。
代表の大町さんは20年以上飲食業界に携わっていて、元々大阪で飲食店を経営していましたが、
2020年のコロナ禍を機に福岡へ戻り、肉の世界へ。
精肉店やホルモン店で修業を積んだのち、中洲の「宮中」に入り、今回「別邸」の責任者に就任しました。
ちょっといい肉を、個室で気兼ねなく楽しめるお店です。
チェック
アラカルトとコース
コースは、計15品の「宮中肉盛りコース」(6,600円)から。+3,300円で2時間飲み放題可
コースは、2名から、当日可。
サービス料は2%、22時以降は深夜料金10%
我々はアラカルトで頼んだ
【お通し】(500円)
アラカルトの場合、座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は一口サイズの「ビーフシチュー」。
柔らかく煮込まれた牛肉に、ほんのりスパイシーな香りがするデミグラスがよく絡んで美味しい。
「お通しのレベルじゃない」と感じるほどのクオリティ。
【せんまい刺】(1,200円)
やや太めにカットされ、しっかり歯ごたえ系のセンマイ。
白髪葱と玉葱を添えていて、チョジャン(韓国式の酸味噌ダレ)が出てくるので、お好みで。
繊維を感じる自然な食感が良い。
【宮中サラダ】(900円)
レタス、サニーレタス、水菜、玉葱に、千切りしたニンジンと大根ときゅうり、
ミニトマト、フライドオニオンをトッピング。
「和風オニオン」と「かぼすノンオイル」の2種のドレッシングが出てくるので、お好みで。
口直しになるので、1つ頼んでおくと良い。
焼肉
カテゴリーが、宮崎の「尾崎牛」、佐賀の「伊万里牛」、熊本の「赤牛」、和牛、その他に分かれている。
我々は取材のためにあえて尾崎牛に絞った
尾崎牛とは、直接販売のため、国内でも出回る量が少なく、とても希少なブランド牛。
自然に近い方法で生後30ヶ月以上肥育することで、脂の融点が低いという特徴がある。
肉をそのまま楽しむため、牛肉にはあえて下味はつけない。
ただし、ホルモンや豚肉、鶏肉などには、塩、胡麻油、刻みニンニク、胡椒を軽く合わせた塩ダレや辛ダレを使う。
つけダレは秘伝の醤油ベースになり、味噌やフルーツなども使い、
脂の多い肉でもくどくならないバランスで、香りはやや甘めで、後味に軽い酸味がある。
他に、レモンと岩塩もある。
また、肉を提供する時に山葵がのってくる場合もあるので、お好みで。
【タン塩】(1,800円)
使用するのはアメリカ産の最上級のタン。
タン中の中心部のみを使用し、塩胡椒をして出てくる。
アメリカ産のタンは火入れに強く、何度か返しても硬くならないのがポイント。
香ばしく焼いて食べると、サックリした歯ごたえで、程よい脂があり美味しい。
【尾崎牛 トモサンカク】(2,700円)
モモの内側にあり、霜降りの入りがキレイな希少部位で、1頭から2、3kgしか取れない。
1枚あたり20秒で焼けるように計算してカットしているので、少々厚め。
焼くと脂がじんわりと溶け出し、舌の上でとろけて旨味を感じたら、スッと消える軽やかさがある。
【尾崎牛 シンシン】(2,600円)
内モモの中央にあってモモの中でも特に柔らかい部位。
赤身らしいしっかりとした肉の味に、ほどよいサシが入っていて、肉の香りとコクを楽しめる。
あまり焼き過ぎると脂が抜けきってしまうので注意。
【宮中カルビ】(2,000円)
これは尾崎牛の肩ロース(クラシタ)から切り出したものになる。
こってり脂がのっている部位だが、薄めにスライスすることで脂を軽くさせている。
【宮中ロース】(2,200円)
こちらも尾崎牛の肩ロース(クラシタ)から切り出した部位で、程よいサシが入っていた。
厚みを出してカットすることで肉肉しい歯ごたえと旨味を感じる。
脂は驚くほど上品で、口の中でスッと消える。
【鶏もも】(1,000円)
熊本県産「あかどり」を使っていて、皮付きでやや厚めにカット。
しっとりとした鶏らしい旨味と、プルプルで香ばしい皮目が絶妙。
こういったものを牛肉の間に挟むと、口が変わって良い。
【豚バラ】(1,200円)
糸島産のブランド豚は、厚めにカットしているので肉質をしっかりと味わえる。
甘い脂と香ばしい焼き目が、尾崎牛とはまた違った味わい。
【塩だれミックスホルモン】(1,800円)
ホルモンの人気部位7種をミックスして盛り込んだメニュー。
主に鹿児島や佐賀など九州産黒毛和牛のホルモンで、「辛ダレ」か「塩ダレ」を選べる。
我々は、「塩ダレ」を選んだので、ニンニク、胡麻油、塩でまとめた塩ダレに絡めて出てきた。
この日は、タン下、シマ腸、ミノ、せんまい、小腸、赤センマイ、コリコリ。
タン下は筋があるので薄めにスライスし、程よい噛み応えと旨味が良い。
シマ腸は、通称テッチャンとも言われる部位で、甘くて濃厚な脂と、プリプリとした食感が良い。
ミノは第一胃袋で、弾力のある食感と淡白な味わいが特徴。
せんまいは焼くことで表面がカリッとなって、刺身とは別の味わいがある。
小腸は開いていて、プリプリした食感と甘味たっぷりの脂が美味しい。
赤センマイは、第四胃袋のギアラのことで、コリコリとした歯ごたえがあり、噛むほどに旨味が増す。
コリコリは、ハツモトとも言って牛の心臓に近い大動脈。コリコリとした歯ごたえとあっさりした味わい。
全体的に少し大きめにカットしているので、食べ応えがある。
■■攻略法■■
色々な肉をお得に食べたいならコースを頼むべし。
我々はあえて尾崎牛ばっかり頼みましたが、他のブランド牛と食べ比べてみるのも良い。
しっかりと脂がある肉が多いので、巻き野菜や宮中サラダなど、サラダ系の食べ物を頼むべし。
■■チョッチュ■■
サラダに付いてくるドレッシングですが、かける時にドバドバ出てしまうので、ちょっと容器に工夫して欲しいなぁ。
■■オススメ店■■
大町さん 中央区 「今泉 焼肉ダイニング えん 」
■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて10,000円前後
コースを利用する方が多く、中でも人気は、尾崎牛・赤牛の両方を楽しめる「宮中肉盛りコース」(11,000円)
ビールは、生600円から、瓶700円から。
ハイボールは700円から、サワーは700円から。
日本酒は、1,540円から。
焼酎は、グラス600円から。
ワインは、ボトル5000円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【塩だれタン】(1,800円)
2位 : 【宮中冷麺】(950円)
1位 : 【尾崎牛 シンタマ】(3,500円)