BUTCH COUNTDOWN RADIO

放送日:2025-04-11(金) 地域:博多区
はかた 太志
- TEL
- 092-271-7190
- 住所
- 福岡市博多区冷泉町6-2-102
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2016年
- 席数
- 14席(カウンター6席)
- 営業時間
- 17:00 ~ 23:00(L.O. 22:00)
定休日:不定休 (日曜が多い)
- 調査日
- ■2025年3月28日
■天候 くもり
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、櫛田神社の参道沿いにある小料理屋さんです。
塗り壁に木戸に暖簾と純和風な佇まいで、店内はとてもシンプルな内装でカウンターとテーブル席があります。
店主の福崎さんは、宗像市大島の漁師の家に生まれ、
「自衛官になるか、稼業を継いで漁師になるか」の選択肢の中で自衛隊を選んだのですが、
魚への情熱が冷めず、料理の道へ。
住吉の和食店で修業し、平尾の有名店、西中洲の有名店などを経て、独立。
2014年に警固で「はかた 太志」を開業し、その2年後に、今の場所へ移転しました。この道17年。
コンセプトは、旬の魚や野菜を楽しんでもらうお店。
食材は、実家のある大島・神湊の漁師から直接仕入れたり、
魚屋さんなどにも買い付けに行き、目利きはバッチリです。
また、客席数の割に魚の単品が多いのは、魚に自信があり、人気店である証拠でもあります。
魚も野菜も「旬」にこだわり、余計なことをせず、素材の力を最大限に引き出した料理を、
博多の町家の雰囲気の中で楽しめる、大人なお店です。
チェック
アラカルトとコース
コースは、おまかせ8品7,700円からで前日までの予約。
3日前までの予約が必要だが、ふぐを入れた8,800円のコースもある。
我々は、アラカルトで頼んだ。
価格は取材のものです。仕入れにより変わります。
【お通し】(880円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで2品。
この日は、ふぐ皮のゼラチン100%で固めた「とらふぐの煮凝り」と、「新筍・ホタルイカ・菜の花の炊き合わせ」。
「ふぐの煮凝り」は透明度があり、旨味が凝縮されていた。
炊き合わせは春の味。福岡産の筍は先の方のみを使い、香りと歯応えが良い。
ホタルイカは富山産で、菜の花はボイルし、酢味噌をかけていた。
【刺身盛り合わせ】(1人前2,200円)時価
内容は仕入れにより価格や種類は変わり、大体2,000円前後で7,8種くらいになる。
魚種によっては、寝かせて熟成させることもある。
この日は、おこぜ、赤貝、鰆炙り、クジラのウネ、マグロ赤身、水イカ、アジたたき、活サバ、ヒガンフグ。
醤油、ポン酢が出てきて、山葵と紅葉卸が添えてあった。
おこぜは、薄造りにして、身皮や外皮の部分も添えてあった。コリコリして美味しい。
山口産の赤貝は、ヒモ付きでえぐみもなかった。
玄海産の鰆は6kgほどの大きなもので、炙ることで香ばしさも出て脂も美味しくなっていた。
クジラのウネには卸生姜を添えていた。
アジはたたいて大葉、葱、生姜、海苔と和えていて、磯の香りが口の中に広がる。
玄海産水イカの身はゴリッとしていて、赤身は程よい酸味があり、
五島産のサバやフグはコリコリして弾力を楽しめた。
これだけの種類をこの価格で一度に楽しめるのは贅沢。
【親鶏のもも焼き】(968円)
塩のみでシンプルに味付けし、フライパンでじっくり焼いてから、食べやすい大きさにカット。
サニーレタス、レモン、柚子胡椒を添えて出てくる。
特定のブランドではないが、しっかりと運動して育ったため、筋肉質で脂も味が濃い。
皮目はパリッと香ばしさがあり、身は噛むほどに旨味がにじみ出てくる。
【新筍焼き】(1,540円)
福岡県産で小ぶりな「ヘッドのみ」を厳選。
丁寧に炊いてアク抜き処理し、焼くことで旨味を凝縮し、香りと甘さを引き出す。
糸節と塩を添えているので、お好みで。
火入れが上手く、芯まで柔らかいが、シャキッとした食感を残している。
ほんのりとした甘味の奥にあるほろ苦さが季節を感じる一品。
【穴子の天ぷら】(1,738円)
対馬産でサイズにこだわり、型のいい穴子を仕入れている。
骨切りはしていないが、骨は全く気にならない。
衣は薄めにしてサクッと軽い揚げ上がりで、つぼみ菜の天ぷらと盛り合わせて出てきた。
天つゆと塩が出てくるので、お好みで。
穴子特有の脂がほどよく出ていて、後を引く美味しさ。
【あま鯛の塩焼き】(2,508円)
鐘崎で揚がった約1.2kgと大ぶりの紅甘鯛。
脱水シートで軽く寝かせ、水分を抜いてからシンプルに塩焼き。
鬼卸、酢橘を添えているので、お好みで。
身はふっくら仕上がり、上品な甘さと塩気のバランスが良く、旨味が凝縮されていた。
【とらふぐの唐揚げ】(3,300円、ハーフ1,870円)
ふぐのアラに醤油ベースの下味をつけて片栗粉をまぶし、厚めに衣をつけて揚げる。
中までしっかり火を通し、衣はザックリした感じになっていた。
レモンと塩を添えているので、お好みで。
揚げることでふぐの旨味が凝縮され、噛むたびに口の中で弾ける。
【黒豚ステーキ】(2,032円)
鹿児島県産の黒豚は、塩・胡椒のみの味付けでフライパンでしっかりと焼き上げる。
それを食べやすい大きさにカットして、葉物野菜とレモン、柚子胡椒を添えて出てきた。
中心はほんのりロゼに仕上がり、外側は香ばしく、中はジューシー。
噛みしめるたびに広がる脂のあっさりした甘味が心地よい。爽やかな柚子胡椒とも合う。
【葱玉子焼き】(715円)
福岡近郊の玉子と青葱を使った玉子焼きで、あえて出汁を使わず、
砂糖、味醂、塩、薄口醤油で甘塩っぱく味付けし、ぷるっとふわっとした仕上がり。
甘さは控えめで、葱の香味がアクセントになっていて、飽きのこない味。
■■攻略法■■
「刺身盛り合わせ」は頼むべし。色んな魚を楽しむことができます。
その時に、「コレを入れて!」などのちょっとしたワガママも出来る限り対応してくれます。
■■チョッチュ■■
少数精鋭でやっているにも関わらず、料理の度に取り皿を替えてくれます。とても親切でいいサービスです。
でも、たまにはお客様に甘えて、取り皿を置いていてもいいんじゃないかなぁ。
■■オススメ店■■
福崎さん 美野島 「焼き鳥 一郎」
■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 7,000から8,000円。 ?み助なら 10,000円
ビールは748円から。
ハイボール、サワーは、550円から。
日本酒は、880円から。
焼酎は、グラス528円から、ボトルキープは2,750円から。(セット1人300円)
今の時期の人気メニュー ベスト3
3位 : 【あま鯛の塩焼き】(2,508円)
2位 : 【メヒカリ一夜干し】(2匹748円) 夏にはオコゼが人気になる
1位 : 【刺身盛り合わせ】(1人前2,200円)