BUTCH COUNTDOWN RADIO

放送日:2025-02-14(金) 地域:東区
筥崎 こ村
- TEL
- 092-641-9477
- 住所
- 福岡市東区箱崎3-7-25
- ジャンル
- 居酒屋
- オープン日
- 2008年12月
- 席数
- 20席(カウンター6席、個室あり)
- 営業時間
- 17:30~22:30(L.O. 22:00)
定休日:日曜日
- 調査日
- ■2025年1月31日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、JR箱崎駅から歩いて5分くらいの場所にある、アッパー居酒屋です。
ビルの1階にあり、大きなガラス窓の内側や店内のあちこちに、町屋のような格子をはめ込み、
落ち着いた色合いの壁、木製カウンターと照明で、席の間隔もゆったり取っています。
店主の古村さんは、メシュラン本に掲載されている春吉の名店「隠 台所 久岡家」に食べに行き、
美味しかったので働きたいと手紙を書いて採用され、修業を積むこと6年間。
その後、地元である筥崎宮近くで、独立オープンし、2022年10月に、現在の場所に移転しました。
この道22年。
食材は「久岡家」時代からのつながりで信頼のある業者から仕入れ、
「メニューが豊富で飽きさせない店」をコンセプトに、多彩な料理を提供しています。
魚料理や肉料理はもちろん、季節や仕入れ状況に応じて、日替わりの一品も用意し、
昔ながらの和食をベースに、独自の工夫を加えたメニューが並んでいます。
お店の雰囲気とは裏腹に、カジュアルに本格的な和食を楽しめるお店です。
チェック
アラカルトとコース
アラカルトは、グランドメニューと日替わりメニューがある
コースは、5,500円、8,250円、11,000円、「トラフグコース」(9,900円)、「アラコース」(13,200円~)など。
季節や人によって重複しないように内容は変わる。2名様から受付で、要前日までの予約
お昼は、3名様以上で、前日までの予約のみ(コース3,300円から)
お通し【海老のビスク】(440円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
海老の殻や頭を炒め、トマトと一緒に煮込んで旨味を引き出す。
それを濾して滑らかにし、生クリームを加えたマッシュポテトを忍ばせている。
仕上げに、クルトンをのせ、粗目の胡椒を振って出てくる。
濃厚な海老の旨味があり、サラッとしたスープが、マッシュポテトでトロッとなる。
寒い日だったので、最初にホッと温まる一品は嬉しい。
【刺盛】(1人前 1,980円)
内容は仕入れによって変わるが、1人前で2人前くらいのボリュームになっている。
この日は、マグロ、地タコ(長崎)、アオリイカ(長崎)、ヒラメ(長崎)、トラフグの身と皮、鯖寿司。
山葵、紅葉卸、醤油とポン酢が出てくるので、お好みで。
それぞれの刺身は一口サイズに整えて厚めに切っているので、食べやすいが食べ応えがある。
ヒラメはコリコリした食感もあり、淡い旨味が良い。
トラフグのブツはさばきたてなので、コリコリしていた。
マグロはしっとりとした旨味があった。
済州島の鯖を使った寿司は、板海苔を添えているので巻いて食べるとよい。しのぎになる。
【黒豆、ドライイチヂク、クリームチーズ和え】(935円)
炊いた黒豆、ドライイチヂクをラム酒に1時間ほど漬け込み、
ラム酒ごとクリームチーズと和えたシンプルな一品。
甘さと酸味にチーズのコクが加わり、ラム酒の香りも良い。
お酒がすすむ一品。
【焼きサバ明太子】(660円)
焼いた鯖の皮と骨を外して身だけをほぐし、青唐辛子で漬けた楢﨑商店の明太子をほぐして和え、
太白胡麻油でしっとりさせた一品。
鯖の旨味、明太子の辛味、胡麻油の風味がうまく調和し、お酒のアテにぴったり。
【筑後川エツ子唐揚げ】(715円)
エツと言えば5月頃からシーズンだが、10cmくらいの当歳魚(その年にふ化した魚)は「エツ子」と言って、
早めに揚がり、骨が柔らかく美味しいので、争奪戦になる。
それに片栗粉をまぶしてサクッと揚げ、軽く塩で味付けしたもので、頭から尾まで丸ごと頂く。
ふんわりとした身には、上品な白身魚の旨味があり、独特のほろ苦さがポイント。
大人の味わい。
【ズワイガニとマッシュルームクリームコロッケ】(2個 825円)
ズワイガニのほぐし身と刻んだマッシュルームをホワイトソースと混ぜて、
ピンポン玉を一回り大きくしたような形に整え、パン粉を付けて揚げたもの。
外はサクサク、中はとろけるような口当たりで、クリーミーでコクがあり、カニの風味が際立つ一品。
【山口 アンコウ竜田揚げ】(1,430円)
山口産のアンコウをさばいて、下味をつけずに片栗粉をまぶして揚げる。
しし唐、サツマイモ、レモン、塩を添えていた。
旨味を閉じ込めたアンコウの身がプリプリしていて美味しい。
【カキと九条ネギスープ蒸し】(1,100円)
広島産の牡蠣を胡麻油を垂らした一番出汁で蒸し、
ふっくらしてきたら刻んだ九条葱をたっぷりのせてさらに1分間蒸す。
昆布の旨味も入った牡蠣の身が美味しく、葱と胡麻の風味がよいアクセントになっている。
お好みで、ポン酢をつけても良い。
寒い日にぴったりの料理で、体が温まる。
【対馬大穴子 天ぷら みぞれあんかけ】(1,320円)
対馬産の大穴子を骨切りしてぶつ切りし、衣をつけて揚げて天ぷらにする。
器に穴子を盛り付け、大根卸を加えた出汁をかけ、刻み海苔を添えて出てくる。
揚げだしっぽい感じだが、「みぞれ餡」で、さっぱりとした後口になる。
穴子のふっくらとした食感が楽しめ、天ぷらなのに軽い口当たりなのが良い。
【ナス デミグラス グラタン】(1,100円)
素揚げした茄子に軽く塩をグラタン皿に敷き詰め、デミグラスソースをたっぷりかけ、
チーズをのせてオーブンで焼き、仕上げにパセリを散らして、アツアツのまま出てくる。
茄子の甘みとデミグラスソースのコクがとても合う。
ボリューム感のある一品で、「ハヤシライスまでは食べられないな」と言う方はこちらを頼む。。
【牛テールハヤシライス】(ハーフ 715円 / フル 1,320円)
牛テールを圧力鍋で柔らかく煮込み、デミグラスソース、赤ワインを加えて煮詰めている。
白米にソースをかけて、口直しのきゅうりの糠漬けを添えて出てくる。
ほぐれたテール肉の具合もよく、隠し味でほんのり入れたカレー粉のスパイスがいい仕事をしている。
ボリューム満点。
■■攻略法■■
【刺盛】(1人前 1,800円)ですが、これで2人前くらいのボリュームがあるのでお得。頼むべし。
人数が多い場合は一品の量を調節してくれるので、活用するべし。
■■チョッチュ■■
「刺盛」はあるんです。だったら、刺身の単品も欲しいかなぁ。
結構凝った料理が多いので、提供する際に説明があると嬉しいかなぁ。
■■オススメ店■■
古村さん 中央区春吉 「隠 台所 久岡家」
■■その他■■
客単価 : 6,000~8,000円くらい
ビールは、生505円から、瓶770円から
サワーは715円から、ハイボールは715円から。
日本酒は、130cc990円から。
焼酎は、グラス605円から、飲み切りボトル3,080円から。
ワインは、グラス880円から、ボトル4,950円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【ズワイガニとマッシュルームクリームコロッケ】(2個 825円)
2位 : 【牛テールハヤシライス】(ハーフ 715円 / フル 1,320円)
1位 : 【刺盛】(1人前 1,980円)