FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2024-12-20(金) 地域:博多区

焼鳥 茶

TEL
092-600-4035
住所
福岡市博多区住吉5丁目12-18
ジャンル
和食
オープン日
2024年10月21日
席数
8席(カウンターのみ)
営業時間
17:00~23:00(最終入店21:00)

定休日:不定休(平日が多い)
調査日
■2024年12月6日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/yakitori.cha/

内容

今日ご紹介するのは、美野島通りの1本裏通りにある焼鳥のコースのお店です。
ビルの1階で手前に駐車場があるので、車が止まっていたら分かりにくいのですが、ガラス張りになっています。
店内は、とてもシンプルで、炭台がなければ焼鳥店とは分からない、カフェのような内装です。
ちなみに、使っているのは宮崎の日向備長炭です。
L字型の白木のカウンター席のみで、壁にはハンガーも掛かっているのでコートがあっても安心です。
店主の真辺さんは、大分県中津市出身で、大学進学を機に大阪へ。
自炊がきっかけで料理に興味を持ち、飲食業界にアルバイトとして入り、
居酒屋、焼鳥の有名店を経て、「焼鳥 松明」の店長を経験し、この道20年。
九州へ戻って、この店を独立オープンし、奥様と二人三脚で営んでいます。
この店は、焼鳥と様々な一品料理を組み合わせたコース料理を提供しています。
鶏は、比内地鶏と黒さつま鶏を主に使用し、お店で各部位に分けます。
奥様が台湾出身ということで、台湾茶や台湾料理のエッセンスを取り入れた一品が並びます。
関東とは違う、大阪流で丁寧に焼かれた串と一品料理のバランスも面白く、
これまでとはちょっと違う焼鳥を楽しめるお店です。

チェック

「おまかせコース16品」(8000円)と、「ショートコース12品」(6000円)のみ
基本的に、前日までに予約するのが望ましい。お一人様可。

我々は、「おまかせコース16品」(8000円)を頼んだ

【おまかせコース16品】(8000円)
一品などは季節により変わっていく。
この日の鶏は、全て比内地鶏だった。

【手羽元の薬膳スープ】
ミニカップくらいの大きさで出てくる。
比内地鶏のガラから取った出汁を使った、醤油ベースのスープ。
具材に手羽元、なめこ、舞茸の他に、ナツメ、クコの実などを加えて薬膳風に仕上げている。
見た目は醤油が濃いように感じるがあっさりめの味で、薬膳のクセも抑え気味なので食べやすい。
なめこでとろみもついていて、体が温まる。

串【肩肉のわさび焼き】
ここの串は全体的にネタが大きめで存在感がある。
これは、比内地鶏の肩肉でも、一番厚く盛り上がった部位を使った串皮も比内地鶏は厚め。
こってり感をプラスするように、皮を巻いて抱き身にしているので、ジューシーな仕上がり。
上にのせた山葵が良いアクセントになり、味が引き締まっている。

【鶏たく】
ササミを炭火で焼き、板海苔の上に、大葉、刻んだ沢庵、ササミ、大葉の順で重ねて出てくる。
中に卵黄、油、黒酢で作ったマヨネーズのようなソースを忍ばせている。
自分で手巻きして頂くが、沢庵のほんのりとした甘味と酸味、ソースがササミによく合う。

串【ねぎま】
串の先に皮付のもも肉、葱、手元の方にはももの皮が巻けない部分が刺さって出てきた。
鶏の脂を吸って香ばしさが増した葱、パリッとした皮と弾力のあるもも肉が美味しい。

【しいたけ(大分)】
大分県産の大きな椎茸に鶏油と醤油をかけて味付けしながら炭火で焼き、カットしてでてきた。
食べ応えがある一品。

【茶わん蒸し 里芋のすりながしあん】
鶏スープと卵で作った具なしの茶碗蒸しの上に、里芋のすり流しをかけ、柚子皮を卸して香り付け。
里芋のすり流しは、里芋を蒸し、ミキサーにかけ、丁度良い固さになるまで鶏スープで伸ばし、
味噌を合わせていて、柚子の香りとよく合う。

【手羽先】
手羽先というか、手羽中を炭火で焼いたもの。
途中で皮に鶏油を塗りながらカリッと焼き上げ、食べやすいように割いて出てくる。
身の旨さもさることながら、皮も美味しい。
酢橘を添えているので、お好みで。

【トマト酢漬け(唐津)】
ここで口直しの一品。
唐津産のミディトマトは、皮を湯剥きし、白ワインのシロップに漬け、提供する直前に酢のタレをかけている。
どちらかと言うと、酢漬けよりも、コンポートのあと酢掛けのような感じ。
前の一品がしっかり脂が効いた料理なのだが、さっぱりして、口の中がリセットされる。

串【腰肉】
セセリから伸びた部分の肉を皮付で焼いたもの。
せせりのような脂があり、噛むと濃厚な旨味を感じる。

【よだれ鶏】
器に蒸した鶏の胸肉を盛り付けて、冷えないように鶏スープを加え、生姜、ニンニク、
醤油、黒酢、山椒、唐辛子を合わせた山椒ソースをかけ、マイクロアカジソを添えたもの。
ほんのりとした刺激で、そんなに辛くなく、食べやすい。

【ステイックセニョール(糸島)】
ブロッコリを品種改良し、細長くしたような形をしたもので、茎はアスパラガスのような味わい。
蒸した後に炭火で焼き、食べやすい大きさにカットして、オリーブオイル、カボス、塩、胡椒で味付け。途中で野菜が出てくるのは良い。また、お酒のつまみにもなる。

串【もも タレ焼き】
「ねぎま」の時は塩焼きだったが、これはタレ焼き。
サラサラの軽めのタレで、柚子胡椒を添えていて、これがアクセントになっている。

串【つくね】
すね肉をミンチにし、生姜、鶏油、山椒、塩、胡椒、鶏皮を混ぜ込んで食感を出したつくね。
つなぎはなく、軟骨は入れていない。
鶏の旨味がしっかり詰まっていて、噛むと旨味が溢れてくる。

【麻油鶏麺(まーゆーちー・めん】
台湾料理の麻油鶏をアレンジした、御飯茶碗くらいの小盛りのラーメンになる。
鶏白湯スープに博多の細麺を合わせ、生姜とすり胡麻を加え、黒胡椒を振って出てくる。
生姜のほんのりとした刺激がよく、胡麻の風味で食欲が増す。
自家製ラー油と塩が出てくるので、物足りない方はどうぞ。
温まる締めの一品。

デザート【豆花】
台湾で人気のデザートだが、この店では、食べやすいように豆乳プリン。
たっぷりの黒蜜とタピオカがかかっていているがしつこくない甘さ。

台湾茶【凍頂烏龍茶】
奥様が茶芸で淹れてくれる。
フルーティーな香りと爽やかな味わいで、口の中がさっぱりする。

※備考
足りなければ、串の追加は可能(追加料金になる)

■■攻略法■■
場所が分かりにくいので、事前にしっかり確認してから行くべし。
席数が少ないので、きちんと予約をするべし。

■■チョッチュ■■
おしぼりが最近流行りの香り付きのものなのですが、串は手で持って食べるので、香りがないほうがいいかなぁ。

■■オススメ店■■
真辺さん 博多区住吉 焼鳥「火男」

■■その他■■
客単価 : コースと飲んだだけ

12月30、31日、1月1、2日はお休み

ビールは、生600円から、瓶700円から。
ハイボールは700円から、サワーは700円から。
焼酎は600円から。
日本酒は800円から。
ワインはグラス800円から、ボトル5000円から。

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