FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2024-11-08(金) 地域:南区

chinois 火華

TEL
092-408-8191
住所
福岡市南区野間4-17-30 大池ニューハイツ
ジャンル
中華
オープン日
2024年4月11日
席数
20席(半個室あり)
営業時間
昼  11:30~14:30(L.O. 14:00) / 
夜  18:00~22:00(L.O. 21:00)

定休日:火曜日(日・祝日は、夜のみ営業)
調査日
■2024年10月25日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/chinois_kaka/

内容

今日ご紹介するのは、大池通り、野間大池の近くにある中華料理店です。
FM福岡から、タクシーに乗って1800円くらいの距離です。
店内外ともに、無機質なコンクリート、金属に木目を合わせたモダンな感じになっています。
ご存じの方もいると思いますが、以前「凛丹 打鉄老舗」があった場所です。
店主の木田さんは、18歳で中華の道に入り、福岡の「八仙閣」で5年、上海料理「蓮双庭」で5年修業。
「凛丹」で3年ほど修業ののち、魚屋で2年間経験を積むことで、魚の捌きや調理技術に磨きをかけました。
再び料理の道に戻り、独立してこの場所を引き継ぎ、お店をオープン。この道13年。
この店は、「街中華」をコンセプトに本格的な中華料理を気軽に楽しめる価格で提供。
広東料理をメインに、四川や上海などの要素も取り入れています。
食材は福岡県産を中心に、足を運んで自分の目で厳選したものを仕入れています。
また、自分で作れるものはなるべく作るようにしていて、餃子の皮や干し肉なども自家製で、
素材の味を生かした丁寧な料理を心がけています。
しっかりこだわりのある料理ですが、価格を抑えるために料理はお一人でされています。
美味しい料理のためなので、多少遅くなっても文句を言わないようにしてください。
そして、晩御飯的な使い方をする方が多いのですが、料理は美味しいし
お酒も良心的な価格なので、是非、我々のように、お酒とともに楽しんで頂きたいです。
福岡の中心地からは少し離れますが、伝統的なものからトレンドをおさえた一品まで、
落ち着いた雰囲気で楽しめるお店です。

チェック

アラカルトとコース
アラカルトは、グランドメニューとその日のおススメがある
コースはおまかせで7700円のコースがある(5500円から相談可)
ノーチャージ

我々はアラカルトでたのんだ

【干し肉サラダ】(660円)
干し肉は、豚バラ肉を醤油ベースに1,2日間漬け込み、2週間ほど干した自家製。
干し肉を蒸した後に、鍋で焼いて香ばしさを引き出し、季節の葉物野菜と合わせる。
この日の野菜は、サラダケール、グリーンリーフ、サニーレタス、玉葱、ビーツ、水菜。
ドレッシングは、黒酢、たっぷりの生姜をベースに、胡麻油を加えて作ったさっぱり系。
干し肉の凝縮された旨味と、黒酢のさっぱりとしたドレッシングが相性抜群。

【手打ち焼餃子(6個)】(380円)
強力粉と薄力粉を練り合わせて餃子の皮を作り、
豚ミンチ、背脂、ニラ、白菜、生姜を合わせて種を作って皮で包み、鉄板で焼く。
酢醤油、酢、ラー油があるので、お好みで。
背脂を多めに加えることで、噛むと小籠包のように肉汁が溢れてくる。
肉の風味がたまらない一品で、この価格は安い。

【アヒルの舌の香草スパイス炒め】(1000円)
ちょっと珍しいが、中華では昔からあるもので、最近密かに流行っている。
アヒルの舌はY字型をしていて、醤油で1、2時間煮込んで味を染み込ませる。
それを唐辛子と一緒に高温で揚げて外側をカリッと仕上げ、
クミン、五香粉、辣粉(ラーフン)などを合わせたスパイス塩と葱を絡め、パクチーを添えて出てくる。
アヒルの舌は、程よい弾力があり、独特の食感。噛めば噛むほど肉の旨味を感じる。
ちょっとピリ辛で、お酒のつまみにぴったりの一品。

【紋甲イカと青野菜の塩あん炒め】(990円)
この日の野菜は、小松菜、青梗菜、ズッキーニ、椎茸。
野菜と紋甲イカはサッと湯通しし、色味を鮮やかにして食感を残す。
それをシンプルに塩で味付けしながら炒めたもの。
湯通しすることでしつこさを抑えて素材の持ち味を生かし、
塩の絶妙な加減で素材の旨味がしっかりと感じられる一品。

【帆立のXO醤炒め】(990円)
帆立の貝柱、茄子、エリンギ、インゲンを食べやすい大きさにカットし、
軽く粉を打って揚げた後に、唐辛子と一緒に軽く炒め、自家製XO醤を絡ませたもの。
程よい辛さで旨味の塊のXO醤と帆立の甘みが重なり美味しい。

【牡蠣の衣揚げカシューナッツの甘辛山椒炒め】(1000円)
鶏のカシューナッツ炒めである「宮保鶏丁(クンポウジーディン)」の牡蠣バージョン的な位置づけ。
牡蠣は薄く衣をつけて揚げる。
茄子、ズッキーニ、赤ピーマンを炒めて、カシューナッツを入れ、牡蠣を加え、
花椒と唐辛子の香りを油に移し、醤油、砂糖、酢、
「酒醸(チュウニャン)」で作ったタレで和えて甘辛く味付けする。
「酒醸」は、もち米を発酵させた調味料で、この店の自家製。
牡蠣の旨味が濃厚で、甘辛い味付けにも負けていない。
カシューナッツの食感は、アクセントになっている。
口に運ぶたびに山椒の爽やかな香りがして、食欲をそそる。

【豚肉と卵木耳の醤油炒め】(990円)
豚肉を湯通しし、木耳、青梗菜、しめじ、玉葱を油通しする。
中華鍋で卵を炒めて鍋からあげ、肉と野菜に醤油とオイスターソースを加えて炒め、卵を戻す。
シンプルだが、木耳としめじの食感がよく、卵と豚の脂の甘みを感じてホッとする味。

【豚角煮の黒酢スブタ】(1320円)
一度、醤油ベースで煮込んで豚の角煮を作り、角切りし、衣をつけてカリッとなるまで揚げる。
黄パプリカ、玉葱、ニンジンと一緒に、黒酢と酢、
「老抽王(ラオチュウワン)(たまり醤油)」で作った餡と絡める。
餡は濃い色をしているが、意外にしつこくなく、クセもそんなにない。
肉肉しい角煮に黒酢と老抽王の深みとコクが加わり、美味しい。

■■攻略法■■
ちょっと街中から離れるので、予約をして行くべし。(満席だったら悲しむことになる)
辛い料理と辛くない料理があるので注文する時に工夫するべし。
1皿のポーションが大きいので、複数人で行くと色んな料理を楽しめる。

■■チョッチュ■■
これからの季節、コートを着る人も多いと思うので、ハンガーがあると嬉しいなぁ。

■■オススメ店■■
木田さん 佐賀県武雄市 「china kitchen 蘭蘭」

■■その他■■
客単価 : まあまあ食べて飲んで 4000~5000円

ビールは、生580円から、瓶850円から。
ハイボールは、580円から。
紹興酒は、グラス350円から、1合700円から、2合1350円から、ボトル2600円から。
焼酎は、グラス550円から。
ワインは、グラス420円から、ボトル3400円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【四川麻婆豆腐】(990円)
2位 : 【手打ち焼餃子(6個)】(380円)
1位 : 【茄子のサクサク揚げ 山椒塩炒め】(770円)

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