BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2024-11-01(金) 地域:博多区博多駅周辺
博多寿司処 尾之上
- TEL
- 092-414-3385
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前2丁目12-9 第6グリーンビル 1F
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2016年
- 席数
- 25席(カウンター6席)
- 営業時間
- 昼 11:30~13:00(L.O. 12:30) /
夜 17:30~21:00
(最終入店20:00、L.O. 20:30)
定休日:日曜・祝日+不定休
- 調査日
- ■2024年10月18日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、博多駅から歩いて5分ほどの場所にあるお寿司屋さんです。
ビルの2階にあり、看板を掲げているので、すぐに分かります。
店内はテーブル席の他にカウンター席もあり、なぜかウイスキーの瓶が至る所に飾られています。
(もしかしたら、寿司屋の中ではウイスキーの品揃えは日本一かもしれません。)
店主の尾之上さんは、鹿児島県出身で、大学卒業後は教育関係に進もうと思っていましたが、飲食の道へ。
その中でも特に寿司に魅力を感じ、東京と福岡で大衆向けの店から高級店まで幅広く経験を重ね、
9年前にこの店を独立オープン。この道22年です。
仕入れは主に長浜の市場になりますが、柳橋にも出向きます。
サラリーマンが立ち寄りやすいお店にしたいということで、とてもリーズナブルな料金設定で明朗会計。
駅にも近く、居酒屋と変わらない価格で手軽にお寿司を楽しめる庶民の味方のお店です。
チェック
セットかコースになる。
「寿司セット」(3000円)
お通し、小鉢、刺身盛り、握り8貫、逸品料理1品、茶碗蒸し、汁物、自家製デザート
「尾之上コース」(4000円)
お通し、小鉢、刺身盛り、上握り8貫、逸品料理2品、茶碗蒸し、汁物、自家製デザート
「特選コース」(5000円)
お通し、小鉢、特選刺身盛り、特選握り8貫、逸品料理2品、茶碗蒸し、汁物、自家製デザート
我々は、「特選コース」(5000円)を頼んだ
内容は、仕入れによって変わる。
【お通し・小鉢】
まずは前菜が出てきて、この日のお通しは「玉子焼き」「鰹のたたき」「下足の酢味噌和え」の3点盛り。
少し甘めの玉子焼きに、醤油味の鰹のたたき、酢味噌でさっぱりさせた下足など、あっさり目だが、
様々な味を楽しめ、後の料理に備えて食欲が湧くようになっている。
この日の小鉢は冥加と小葱を添えてポン酢をかけた「酢もつ」。
豚の小袋を丁寧に処理して薄くスライスしたもので、独特の食感を楽しめ、匂いもなく美味しい。
【特選刺身盛り】
日によって違うがこの日は6点盛りだった。
カンパチ(鹿児島産)、鯛、鯵、カマスの炙り、太刀魚の炙り、ヤイトガツオ(玄海)。
切り付けは薄すぎず厚すぎない一口サイズで、
カボス、山葵、卸生姜、葱を添えているので、お好みで。
大根のケンの代わりに玉葱スライス、ワカメと、紅芯大根を盛り付けていた。
カンパチと鯛は新鮮で程よい弾力があり、噛むほどに味わいが増す。
カマスの炙り、太刀魚の炙りは、香ばしさも良く、皮の下の脂が浮き出てきて美味しい。
焼き物【鯛の頭の塩焼き】
2kg以上の大きな鯛のカマ付きの頭を焼いたもの。
しっかりと焼き上げ、表面は香ばしく、身はふんわりとした食感で、とても脂がのっていた。
カボスと大根卸を添えているので、お好みで。
蒸し物【土瓶蒸し】
鰹と昆布からとった出汁をベースに、素材の風味が生きるようシンプルに仕上げた土瓶蒸し。
具材は、鯛、松茸、鶏肉、三つ葉。
お猪口に出汁を注ぐと、松茸の香りが広がり、秋の味覚を堪能できる一品。
具材それぞれにもしっかりと出汁が染みていて、美味しい。
握り寿司
シャリは、米酢を使用して甘さ控えめで、我々は飲んでいたので小さめにしてくれた。
ネタに合わせて切り付けを変えたり、隠し包丁などを入れるなど、食べやすいように工夫している。
醤油は、甘めのものを用意。
【ミズイカ】
新鮮な水イカは、細かく包丁を入れることで柔らかく仕上げている。
塩と振り柚子をしていて、塩味と爽やかな香りで、イカの甘みを引き出している。
【シマアジ】
淡白ながらも程よい脂がのったシマアジは薄めに切り付け、食べやすい一口サイズに。
シャリの酸味とのバランスが絶妙で、ネタの厚みが丁度良く、シャリとの一体感がある。
歯応えも楽しめ、醤油を少しつけて頂くと、シマアジの旨味が引き立つ。
【鯛】
鮮度の良い鯛は、うま味があって上品な味わいで、シャリとの相性がとても良い。
添えてあるカボスを絞ることで、よりさっぱりする。
【鮪の赤身】
程よく脂がのった鮪の赤身は、細かく包丁を入れる事で柔らかくなって、口溶けが良い。
【カマスの炙り】
外側が少し焦げる程度に軽く炙り、香りと旨味が増している。
炙ることで脂が適度に溶け、独特の香ばしさと甘みが感じられる。
ネタとシャリの温度感も良い。
【穴子の炙り】
ふっくらと煮た穴子を炙ってから握ったもの。
口の中でとろけるような柔らかさで、香ばしさとツメの甘さが良い。
【鯵】
脂の乗った鯵は、程よい厚さに切り付けていることで、食べ応えがある。
隠し包丁を入れているので、食べやすい。
卸生姜と葱を添え、独特のクセを消している。
【カイワレ】
この店定番の野菜の握り。
程よい辛味と爽やかさで握りを締めることで、口の中がさっぱりする。
【茶碗蒸し】
出汁の風味がしっかりしていて、クリーミーな茶碗蒸し。
具材に、鶏肉、しめじ、あさり、そして、餅が入っていた。
餅が意外性のある食感を加え、満足感のある茶碗蒸しになっている。
【味噌汁】
この店で使っている魚の骨を焼いて煮出した出汁と鹿児島の甘めの味噌を使った味噌汁。
魚のアラと豆腐、ワカメが入っていて、魚の旨味がきいている。
自家製デザート【蜂蜜プリン】
蒸しプリンの滑らかな口当たりで、蜂蜜の自然で上品な甘さに仕上がっている。
ほんのりと余韻が広がり、食後にぴったり。
■■攻略法■■
閉店時間が早いので、早めに入店するべし。
2000円飲み放題がある(ただし、ビールを除く)ので、安く飲んで食べたいのであれば、
「尾之上コース」(4000円)に飲み放題を付ければ6000円でとても満足できる。
■■チョッチュ■■
トイレはビル共通で店の外にあるので、早めに行くべし。
■■オススメ店■■
尾之上さん 中央区高砂 「焼鳥なか川」
■■その他■■
客単価 : コースと飲んだだけ 「尾之上コース」(4000円)を頼む人が多く、それだと6000円くらい
ビールは700円から。
焼酎は500円から。
サワーは600円から、ワインはグラス600円から。
ハイボールは500円から。貴重なものもある。