BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2024-10-18(金) 地域:博多区
真 森新
- TEL
- 050-5810-9207
- 住所
- 福岡市博多区博多駅東3丁目11-17 YUKIビル 101号
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2024年9月6日リニューアルオープン
- 席数
- 12席(カウンターのみ)
- 営業時間
- 11:30~22:00
(アイドル・タイムは、14:00や15:00頃から17:00頃までで不定だが一応開いている)
定休日:月曜日、祝祭日
- 調査日
- ■2024年10月4日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、筑紫通り、瑞穂の交差点近くにある地域密着型の町のお寿司屋さんです。
ブルーのタイル張りの外壁に、白い暖簾がかかっているので、すぐに分かります。
店内はとても明るく、白いL字型のカウンター12席のみとなっています。
先代が55年前にオープンした「森新寿司」が、何度かの移転の末、1971年にこの地へ。
今回、二代目の森尾さんが跡を継ぎ、店舗を改装してのリニューアルオープンとなります。
二代目の森尾さんは、大阪・法善寺横丁の和食で6年経験を積み、
福岡に戻って、、この店で先代からみっちり鍛えられ、今回代替わりで店主となりました。
こちらの寿司は、博多前に、修行先である大阪・上方が融合したスタイル。
食材は、柳橋市場から新鮮な地元の食材を仕入れたり、
大間のマグロなど、各地域の美味しいものも扱っています。
しかし、余程特殊な頼み方をしなければ、アラカルトでも1万円いかないお手軽さがあります。
小鉢に刺身、好きなものを握ってもらって、2、3杯飲んでもそれくらいで済みます。
博多駅からも徒歩で10分ほど、タクシーでも2分ほどの場所で、
肩肘張らずに、リーズナブルにお寿司が食べられる、アットホームなお店です。
チェック
単品をアラカルトで頼むか、コースかセットになる。内容は日替わり。
【おまかせコース】(6600円)
先付け、お造り、吸い物、焼き物、煮物、揚げ物、お寿司6貫、味噌汁、デザート
【真 森新 にぎり】(3850円)
にぎり、茶碗蒸しか土瓶蒸し、味噌汁、デザート
お通し【鶏の胡麻和え】(300円)
座ると出て来て、これが席料の代わりとなる。
この日は、「鶏の胡麻和え」だった。
茹でた鶏肉と千切りしたキュウリを、特製胡麻ダレで和えたもの。
柔らかな鶏肉と胡麻の香ばしさが調和した、上品な味わい。
初めの一皿として食欲を引き立てる。
お造り【ヒラメ、帆立、鮪】(時価、この日は2000円)
玄海産のヒラメは、薄切りし、ポン酢で。葱、紅葉卸を添えているので、お好みで。
身がしっかりしていて、口の中でさっぱりとした甘みが広がる。
新鮮で繊細な味わい。
北海道産の帆立は、食べやすい大きさにカット。濃厚な旨味を感じる。
大間産の鮪の中トロは厚めに切っていて、とろけるような脂の甘さが際立ち、
豊かな旨味が口の中に広がる。
口直しにキュウリを添えていた。
我々は、【真 森新 にぎり】(3850円)を頼んだ
【土瓶蒸し】
茶碗蒸しか土瓶蒸しを選べて、我々は土瓶蒸しを選んだ。
鰹出汁に、具材は、秋鱧、松茸、海老、三つ葉の土瓶蒸し。
熱々の土瓶の蓋を開けた瞬間に松茸の香りが立ちのぼる。
夏が旬の鱧だが、この時期は産卵を終えて脂がのってくる。
鰹出汁のあっさりとした風味に松茸の芳醇な香りが加わり、非常に上品な味わい。
鱧と海老も良い味が出ていて、秋を感じさせる一品。
寿司
シャリは上方のスタイルで、米酢に砂糖を加えていて、酢もきつめ。
鰤や鮪のように魚体によっては寝かせることはあるが、基本的には活鮮で提供する。
1貫目【天然鯛】
胡麻を振って、塩と酢橘でさっぱりと仕上げた地物の天然鯛のにぎり。
隠し包丁を入れていて、鯛の持ち味を活かした上品な味わい。
2貫目【ヤリイカ】
地物のヤリイカを鹿の子切りし、軽く醤油をつけて頂く。
口の中に甘さが広がり、独特の歯応えが心地よい。
3貫目【漬け鮪】
大間産の鮪の赤身を特製醤油ダレで即漬けしたもの。
鮪特有の鉄分系の味があり、漬けることで、ほんのりと味を深めている。
4貫目【カンパチ】
鹿児島産のカンパチは、シンプルに醤油で頂く。
しっかりとした歯応えと、程よい脂が良い。
5貫目【鰻の炙り】
コースに穴子ではなくて鰻が出るのは珍しいと思ったら、大阪では鰻の方が多いとのこと。
鹿児島産の鰻は炙って、鰻と穴子のツメを塗っている。
炙った香ばしさとツメの相性が良い。
6貫目【佐賀牛】
佐賀牛のロースを網で炙って握り、ツメを塗って出てくる。
途中で動物系の旨味が入ることで、口が変わって良い。
7貫目【イクラの醤油漬け】
今年仕込んだ自家製イクラの醤油漬けの軍艦。
皮が柔らかくプチプチした食感とイクラの旨味が良い。
8貫目【博多巻】
「しめ鯵」に明太子を合わせ、貝割れ大根とともに巻き寿司にしたもの。
海苔ではなく、おぼろ昆布で巻くため博多織の献上柄に似ているということで、この名前になっている。
具材は博多ならではで、その時の締めた青物と明太子を入れるようにしている。
酸味と明太子の辛さが絶妙にマッチし、さっぱりとした後味になっている。
9貫目【トロタク巻】
トロとカリカリの沢庵の巻物。
トロの濃厚な脂と、たくあんの歯応えが絶妙なコンビネーション。
10貫目【玉子焼き】
ふんわりと焼き上げた玉子焼きに切れ目を入れてシャリをいこみ、イクラの醤油漬けをのせたもの。
玉子焼きの中には三つ葉を混ぜ込んでいて、ほんのり甘く、卵の優しい味わいが良い。
お味噌汁
魚の骨を焼いて取った出汁を使った味噌汁で、出汁がしっかりときいている。
具材は季節に応じて変わる。
デザート
この日は、イチジクと、1日炭酸水に漬けたシャインマスカットだった。
シャインマスカットは、噛むとシュワッとするのが不思議。
■■攻略法■■
席数が少ないので、予約するべし。
大将の機嫌が良い時を狙うべし。おまけが出てくる時もある。我々の時は「あら炊き」が出てきた。
がっつり食べるなら【おまかせコース】(6600円)。飲みたいなら【真 森新 にぎり】(3850円)につまみをプラス。
■■チョッチュ■■
カフェ並みに明るいです。内装が白いので、余計に明るいです。もう少し暖色系の照明にしてくれたら嬉しいなぁ。
■■オススメ店■■
森尾さん 博多区博多駅東 「イタリア料理 Fio」
■■その他■■
客単価 : 食べて飲んで 6000~8000円くらい
(ちなみに我々は3人で1人4、5杯飲んで22000円でした)
ビールは、生440円から。
ハイボールは550円から、サワーは660円から。
焼酎は550円から。
日本酒は770円から。
ワインはボトル3300円から。
【おまかせコース】(6600円)を頼む人が多い