BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2024-08-16(金) 地域:中央区
茶郷
- TEL
- 092-600ー2240
- 住所
- 福岡市中央区大手門3丁目8-2
- ジャンル
- 中華
- オープン日
- 2023年8月26日
- 席数
- 14席(カウンター10席)
- 営業時間
- ランチ 12:00~15:00(L.O. 13:00) /
ディナー 18:00~23:00(L.O. 20:00)
定休日:火曜日
- 調査日
- ■2024年8月2日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、昭和通り、荒戸東の交差点から那の津通りに抜ける道を少し入った場所にある
中華料理をベースにした創作のおまかせ料理を提供するお店です。
建物の1階の奥まった場所にある入口は赤色に塗られているので、すぐに分かります。
店内は、立派な一枚板のカウンター席のほか、個室もあります。
オーナーシェフの藤原さんは、中村調理製菓専門学校を卒業後、東京の老舗中華料理店、
銀座にある2つ星のスペインレストラン「スリオラ」、
丸の内にある飲茶・点心の「ヤウメイ (YAUMAY)」で修業後、福岡へ。
この店を独立オープンし、ご夫婦で営んでいます。この道18年。
屋号に「茶」が付いているように、ドリンクのお茶は、日本茶、中国茶、台湾茶など豊富な品揃え。
料理にもお茶を使ったり、お茶に合うようにしています。
食材は、特に乾貨などの高級な中華食材にこだわらず、その時に手に入る最良の食材を使っています。
料理は中華料理をベースに、点心やスペイン料理など、これまでの経験を活かした技法で作り上げられ、毎回作り置きせずに出来立てを提供するなど、非常に丁寧な仕事をしています。
住宅地の静かな場所にあり、落ち着いた雰囲気で料理を楽しめるお店です。
チェック
コースとアラカルト。
ディナーコースは、4950円、8800円、11000円の3種類。
ほとんどの方がコースを頼む。4950円のコースは、時間がない人向けのショートコースのようなもの。
前日までの予約になり、1名から可。(1組は6名まで。10名から貸し切り可)
個室は、夜のみの利用となり、4名以上で、8800円、11000円のコースを頼むこと。
我々は、8800円のコースを頼んだ。
コースは7品くらいで、内容は1、2カ月でゆるく変わっていく。
また、短いスパンで来店した場合、若干料理を変え、あまりダブらないようにする。
【前菜】
3種類の食材が層になって出てくる。
一番下は、豚肉のパテ。
真ん中は、青唐辛子を使ったソースをゼラチンで固めてシート状にしたもの。
一番上は、酸味をきかせたイワシのマリネ。
仕上げに、トマトやパプリカなどの季節の野菜を飾っていた。
見た目も華やかで、各層を青唐辛子が繋ぐことで味が膨らむ。
点心【海老蒸し餃子】
中国語だと、「蝦餃(シャージャオ)」。
コースには必ず入れるようにしている一品。
浮き粉で作った透明な皮で海老などの餡を包んで蒸したもの。
貝柱と唐辛子を使ったソースがあるので、お好みで。
プリプリの食感で、海老の味もしっかりしている。
焼点心【黒豚と黒胡椒ソースのパイ包み焼き】
これも点心の一種。
黒胡椒をベースに醤油やオイスターソースなどを合わせたタレで黒豚を煮込み、
少し煮詰めたタレと一緒にパイ生地で包んで焼く。
甘く胡椒辛さがあるタレが濃く、お酒に合う。
【メヒカリの揚物】
メヒカリのお腹に焼き茄子とマッシュルームの餡を入れ、あられ粉をつけて揚げる。
皿の上に石を無造作に組み、揚げたメヒカリを盛り付け、ソースをのせ、
エディブルフラワーや、「おかゆ」と海苔で作った煎餅をあしらっていた。
このソースは、メヒカリのアラや骨でとった出汁と「うるか」で作ったもの。
メヒカリの脂がのりながら淡泊な味わいを邪魔しない茄子とマッシュルームに、
煎餅の磯の風味と食感も良い。
【黒豚】
黒豚の皮付バラ肉を柔らかくなるまで、12時間ほどかけて低温調理する。
それを皮目を鉄板に押し付けるように焼き、皮をカリッとさせる。
皿の上に抹茶を練り込んで緑色になったカオヤーピン(北京ダックなどに使う皮)を広げ、
クミンがきいたチリソースを塗り、レタスなどの葉野菜をのせ、
黒にんにくベースのソースを少し垂らし、豚バラをのせて、出てくる。
全部を包んで手づかみで食べてもらいたい一品。
ほんのりとした抹茶の風味が豚の脂と肉の味にとても合う。
【イトヨリ】
イトヨリを鉄板で焼き、紹興酒で作ったオレンジ色のソースと合わせる。
その上に紹興酒の香りをつけた泡をのせている。
付け合わせは、塩味で煮込んだスナップエンドウとなめ茸。
皮目はしっかり焼いて身はレアっぽくフワッと仕上がったイトヨリの繊細な味にソースが合う。
【あか牛サーロイン】
熊本産あか牛のサーロインを使用。
肉を1人前の大きさにカットし、粉にした茶葉をまぶして串に刺し、炭火焼する。
皿に肉を盛り付け、牛の骨からとった出汁で煮込んだ赤唐辛子をのせ、ソースをかける。
このソースは、牛の骨からとった出汁とシェリービネガーで作っている。
ほんのりとお茶の香ばしさが肉に移り、肉の味を引き締めてくれる。
【冷麺】
冷たいサンラー麺。
黒酢とラー油と山椒を使い、酸味と辛味があるタレを作り、
刻んだキュウリや冥加などと合わせ、出汁に合わせてさっぱりしたスープにする。
茹でた青梗菜と肉ミンチ、砕いたピーナッツをのせていた。
麺はツルツルシコシコで良い。
【デザート3種】
饅頭は、塩漬けした卵黄とほうじ茶で餡を作って白い皮で包み、蒸籠で蒸して出てくる。
胡麻団子は、外側に黒胡麻をまぶし、中に黒胡麻とバターなどで作ったソースが入っている。
チョコレートボンボンは、中に甘夏のソースをチョコでコーティングしたもの。
■■攻略法■■
予約時に苦手なものなどあれば、遠慮せずにいうべし。
■■チョッチュ■■
料理をお茶に合わせて欲しいというのは分かるのですが、お酒を飲める料理も多いです。
そこで、もう少しお酒のラインナップを増やしてくれたら嬉しいなぁ。
■■オススメ店■■
藤原さん 銀座 「スリオラ」
■■その他■■
客単価 : コースと飲んだだけ (8800円のコースで、13000円くらい)
ビールは瓶800円から。
ハイボールは、1200円から。
日本酒は、950円から。
紹興酒は、1400円から。
ワインは、グラス1100円から、ボトル11000円から。
お茶は、三煎1100円から。
11000円のコースが一番人気