FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2024-06-14(金) 地域:中央区警固

avio

TEL
092-406-8515
住所
福岡市中央区警固2丁目2-11
ジャンル
洋食
オープン日
2023年11月23日
席数
16席(カウンター10席)
営業時間
17:00~23:00(L.O. 22:00)

定休日:日曜日 + 月曜不定休
調査日
■2024年5月31日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/avio_fukuoka/

内容

今日ご紹介するのは、警固の六つ角近く、大正通りの1本裏側にある、イタリア・レストランです。
建物の1階にあり、鮮やかなブルーの壁と扉が目印。
店内は、オープンキッチンでL字型のカウンターとテーブル席があり、落ち着いた雰囲気。
オーナーシェフの坂田さんは、神戸のホテルレストランや大阪のお店でフランス料理を8年修行し、イタリアへ。
福岡に戻って来て、舌間さんと知り合い、「グリリア ディ ガエターノ」を担当することに。
「グリリア ディ ガエターノ」の閉店と10年を区切りに独立し、この店をオープン。この道20年。
コンセプトは、以前の「グリリア ディ ガエターノ」で築いたシステムを踏襲し、
好きな時間に食事とお酒を自由に楽しめるお店ということで、コースは当日でも可能で、
たっぷり食べて飲んでも良し、2軒目のバー的な使い方をしても良いお店になります。
食材は、九州産を中心に揃えるようにしていて、久山にある「里山サポリ」の西洋野菜なども使っています。
また、肉類は信頼している卸会社から、魚は柳橋で買い付けています。
そして、当然、グリリア=炭焼きにもこだわっています。
20代の頃から炭で肉を焼いていたので、その経験を生かしたこだわりの炭台を使っています。
しっかりしたイタリア料理からシェフの創意工夫で生れた一品まで、
様々な料理を気軽に立ち寄って楽しめるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは8800円で、当日可、1名様から可

我々はアラカルトで頼んだ

【コペルト】(600円)
フォカッチャとバゲットの2種類のパンが出てくる。
フォカッチャはしっかりオリーブオイルを染み込ませて焼き上げていて美味しい。
お替わり自由。

【里山サポリ ズッキーニとサマートリュフのカルパッチョ】(2200円)
久山でこだわりの野菜を作る城戸さんの農園「里山サポリ」のズッキーニをメインにした一品。
ちなみに、城戸さんとシェフの坂田さんは「ガエターノ」での同僚でもある。
「里山サポリ」は、完全無農薬で、契約しているレストランから回収した野菜の皮や
卵の殻などを使って堆肥も自分で作るという食の循環を行っている。
様々な種類のズッキーニを作っている中で今回は、「ズッキーニ グリーン・パンツ」をチョイス。
黄色いズッキーニが緑色のパンツを履いているように見えるツートンのもの。
このズッキーニは甘みがあるので生で薄くスライスし、
自家製ドレッシングをかけ、サマートリュフを削り、ブラックペッパーを振る。
自家製ドレッシングは、オリーブオイル、ビネガー、マスタードなどで作っている。
ズッキーニの甘みにドレッシングの爽やかさ、トリュフの香りが良く、ワインに合う。

【九州産トリッパのフリットと新玉ネギ】(2200円)
トリッパは、短冊状にカットしてフリットに。
それに、新玉ネギと里山サポリの「カステルフランコ」のサラダを合わせたもの。
「カステルフランコ」は高級イタリア野菜で、チコリの一種になり、赤い点々がある。
瑞々しくて、歯ごたえもあり、キャベツっぽいが、ほんのり苦みを感じる。
サラダに使うドレッシングは、赤玉ねぎと赤ワインビネガーで煮詰めたベースに、
ホワイトバルサミコなどを加えて作ったもの。 
サクッとしたフリットにサラダを合わせて食べると、さっぱりして良い。
様々なイタリア料理を作ってきたからこそ生まれた斬新なメニュー。

【花ズッキーニのフリット、イカスミリゾット入り】(1本1200円)
花ズッキーニは、梅雨前までしかなく、花が開いているタイミングで収穫されるもの。
その花びらの中にイカスミのリゾットとモッツァレラチーズを入れて閉じ、衣を付けて揚げる。
それを半分に割って、ミモレットをこれでもかとたっぷり削りかけて出てきた。
茎の部分の美味しさと花の部分と別物の味を楽しめるのが良い。
柔らかな花を食べると、チーズのコクが加わったイカスミの甘さがパッと広がり、
サックリした衣の中の実から、ジューシーでほのかな甘みが溢れてくる。

【アスペルジェソバージュとヤリイカのソテー】(2800円)
アスペルジェソバージュは、フランスの野菜で、見た目が淡い黄緑色の土筆のような感じ。
アスパラガスとは、品種が違い、ユリ科の野生の植物。
フランスから輸入したもので、収穫期間も短いため、とても貴重なもの。
それとヤリイカに、日田市のまるはらの鮎魚?をほんの少し加えて、バターでソテー。
アスペルジェソバージュ自体にはクセがなく、うっすら粘り気が出る感じ。
イカとの食感の違いを楽しみ、季節を感じる一品。

パスタ【クワトロフォルマッジ】(2400円)
パスタは、7、8種類で、乾麺や手打ちなどがある。
これは、1.7mmのスパゲッティ乾麺を使ったもの。
この日のチーズは、ゴンルゴンゾーラ、パルミジャーノ・レッジャーノ、コンテ、タレッジョの4種類。
茹でたパスタをフライパンに移し、チーズを溶かしながら絡めていく。
チーズの濃厚な旨味があり、つまみになるような一品。
注文時につまみにしたいなどの要望があれば、ショートパスタへの変更も可能。

【イタリア・ヴェネト産仔牛リブロース(400g)】(7000円)
炭焼きであるグリリアは5種類ほど用意していて、牛、豚、鴨、羊など様々あり、仕入れにより変わる。
注文したのは、5ヶ月くらいの飼育でミルクしか飲んでいない仔牛のリブロース。
リブロースには、芯とカブリがあり、それぞれ食感が違うため、
3人平等に味わえるようにカットしてくれていた。
粒マスタードが出てくるので、お好みで。
肉にミルキーさがあり、脂がさっぱりしている。
また、付け合わせは選べるようになっていて、
この日は「スナップエンドウソテー」、「ホーレン草ソテー」、「グリーンサラダ」のラインナップ。
我々は、「ホーレン草ソテー」を選んだ。
ボリュームもあり、口直しにも、酒のつまみにもなる。

■■攻略法■■
食材があれば、できる範囲で様々なアレンジのリクエストにも応えてくれるので、たずねてみるべし。

■■チョッチュ■■
ワインボトルは季節により変わるので、特にメニューを用意していません。
季節のボトルはあっていいけど、基本のレギュラーボトルのメニューくらいあると、初心者でも頼みやすいかも。

■■オススメ店■■
坂田さん 神戸市 スペイン料理「Ca sento(カ セント)」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 12000円前後

ビールは、生880円から、瓶1000円から。
ハイボールは800円から。
ワインは、グラス1100円から、ボトル6500円くらいから。

人気メニュー ベスト3
3位 : 牛肉のグリリア ※この日は【長崎和牛イチボ(100g)】(3600円)
2位 : トリュフパスタ ※この日は、【ウンブリア産サマートリュフパスタ】(3000円)
1位 : 【前菜盛り合わせ(5種)】(1人前2200円)

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