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ザ・メシュラン

放送日:2024-05-24(金) 地域:博多区

お料理 三七三

TEL
080-5868-0373
住所
福岡市博多区美野島1丁目9-5
ジャンル
和食 洋食
オープン日
2024年2月3日
席数
18席(カウンター席6)
営業時間
17:00~24:00(L.O.23:00)

定休日:日曜日 (月祝の場合は、日曜営業、月曜休みのこともある)
調査日
■2024年4月26日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/oryouri_minami/

内容

今日ご紹介するのは、小柳通り沿いにある、和食を中心に、中華やイタリアンもある料理店です。
建物の1階で生け簀があり、白い暖簾をくぐった店内は明るく、
大きな一枚板のカウンターに、間仕切りを変えられる掘りごたつ式の小上がりがあります。
実は料理人が2人いて、どちらも南さん。
兄弟でも親戚でもないのですが、幼稚園の頃からの幼馴染で、別々で料理の道に入りました。
店主の南完明さんは、福岡の中華料理店、日本料理店、イタリアンなどを経て、この道18年
店長の南裕輔さんは、日本料理店にいて、この道20年。
ということで、2人でこの店を独立オープンしました。
ちなみに、店主と店長はじゃんけんで決めたとのこと。
和洋中全般を勉強してきたので、お客様の要望にはできるだけ応えていきたいというのがお店のコンセプト。
生け簀には、伊勢海老や車海老、皮ハギなどが泳いでいて、
大分県佐伯市で魚屋を営んでいる店主の義父から送ってもらった魚介類や、
美野島愛も強いので、美野島商店街のお店で買い付けた食材を使っています。
料理はアラカルトとおまかせコースがあるのですが、圧倒的にコースを頼む方が多いですし、お得です。
お一人様から、カップル、仲間、女子会、ファミリーなど、様々なシチュエーションに対応できるお店です。

チェック

アラカルトとおまかせコース
アラカルトの場合、チャージ500円。(付きだし、スープ、デザートなど含む)
コースは、5500円から、金額は要相談。1名様から可。当日可だが、なるべく事前予約が望ましい。

我々は、おまかせ8000円で頼んだ
内容は日替わり。

【春キャベツと新玉葱のスープ 黒トリュフを添えて】
最初は、洋の一品が出てきた。
春キャベツ、新玉葱、にんじん、セロリを炒めて甘味を出してスープを足し、生クリームを加える。
スープの仕上げに国東のオリ-ブオイルを垂らしている。
大きなクルトンを浮かべて、その上にスライスした黒トリュフをのせ、風味を出している。
最初に温かいスープが出てくるので、お腹が優しく刺激されて良い。

【天草産生雲丹のにぎり】
次に出てきたのは和食で、しのぎのような一品。
天草の市場から直送してもらった、ミョウバンを使っていない新鮮な雲丹を使っている。
板海苔の上に軽く握ったシャリ、雲丹をのせ、醤油を垂らし、山葵を添えて出てくる。
海苔で包んで食べると、磯の香りが口いっぱいに広がり、小腹も満たしてくれる。
雲丹の甘さも良い。

【季節の前菜】
見た目が華やかなサラダ仕立ての一品。
ボイルしたホタルイカには、酢味噌をライン状に引いていた。
泉州なすは、フランス産生ハム「ジャンボンサヴォワ」で包んでいて、ハムの塩気ととろける茄子が良い。
竹炭をまぶした粉をつけて揚げた島らっきょの天ぷらは、真っ黒くてカリッと仕上がっていた。
他に添えていたのは、スナップエンドウ、レッドキウイ(ニュージーランド)、
焼いて酢漬けにしたアイコトマト、それに、葉物野菜、エディブルフラワーなど。
野菜の下には、玉葱のドレッシング、マヨネーズソースもあるので、お好みで。
サラダ仕立てだが、おつまみになる。

【本皮ハギの活き造り】
生け簀からあげて、活き造りにしてくれた。
姿造りだが、3人だったので、取り分け易いように小皿に盛ってくれたのが親切。
焼いた皮、肝、身は厚めと薄めの2種類の切り方で出てきた。
ポン酢、醤油、寸葱、山葵、紅葉卸、ピンク岩塩、国産レモンが出てくるので、お好みで。
厚めな身は、歯ごたえを感じて良い。薄造りは、淡い旨味を堪能できる。

【大分県産伊勢海老焼きとノドグロの塩焼き】
高級食材2種を盛り合わせて出てくる、贅沢な一品。
伊勢海老はぶつ切りしてオーブンで焼く。
ノドグロは、3枚に卸して骨を取り除き、薄く醤油を塗り、焼き台で塩焼き。
緑色のサルサベルデのようなソースを添えていた。
このソースは、カシューナッツ、チーズ、白ワインビネガー、
アンチョビ、イタリアンパセリ、バジルで作ったもの。
レモンを添えているので、お好みで。
プリプリの海老の食感が良い。
ノドグロも程よい塩気が甘みを引き出している。
ソースをつけると洋風に味変できるのも良い。

【有明産まじゃく】
まじゃくに軽く片栗粉をうって揚げたもの。
添えていた刻んだ水菜とパプリカには、玉葱、りんご酢、ポン酢で作ったドレッシングをかけていた。
サクッと揚がったまじゃくが美味しい。
野菜は口直しになる。

【春キャベツと糸島豚の手作り餃子】
なんとここで中華の登場。
皮は厚めでモチモチしていて、一般的な博多の餃子の2倍以上の大きさがある。
春キャベツはカットして一晩置き、圧力をかけて水分を抜く。
糸島豚は粗目のミンチにして肉肉しい感じ。
餃子のタレで、ポン酢に手作りのラー油を合わせたものが出てくる。
タレにつけなくても十分美味しい。タレは少しピリ辛。

【海老のアメリケーヌのパスタ】
カッペリーニを温かいもので出すのは珍しい。
海老をすりつぶしてパスタソースにして、さらに、ぶつ切りした海老を具材として合わせる。
ソースをカッペリーニと和え、トマト、天草産雲丹を添えて出てくる。
海老の旨味がしっかり出ていて、トマトの味によく合う。
麺が細いので、おつまみになる感じ。

【山形牛もも肉と合馬の筍】
山形牛のモモ肉は、ブロックのまま焼いて寝かせ、合馬の筍は下茹でしておく。
どちらも食べやすい大きさにカットして、フライパンで軽くタレを絡めながら炒める。
粒マスタードを添えているので、お好みで。
山形牛のモモ肉は、赤身の味がしっかりしていた。

【担々麺と蓮根の梅酢漬け】
芝麻醤(チーマージャン)や練り胡麻は使わず、炒ったすり胡麻に、清湯を合わせてスープにする。
肉味噌は、ミンチ、ニンニク、生姜、甜麵醬などを合わせて炒めたもの。
辛さはリクエストにより調整してくれて、自家製ラー油をかけている。
他に、水菜、パプリカ、糸唐辛子を添えていた。
スープはあっさりめで、締めに程よいボリューム。
口直しに、細い蓮根を梅酢漬けたものが別皿で出てきた。

【ティラミス】
デザートはイタリアンが出てきたが、季節により変わる。
我々の時は、甘さ控えめのティラミスで、山形の佐藤錦と苺を添えていた。

■■攻略法■■
初心者は5500円からのおまかせコースを頼むべし。
自分の予算を決めて予約すると良い。これはお得。

■■チョッチュ■■
最後の締めが担々麺以外にも選べたらいいなぁ。例えば、御飯と麺など。

■■オススメ店■■
南完明さん 西新 「ぎょうざの日国勝」

■■その他■■
客単価 : 7000円のコースを頼んで、10000円前後

ビールは、生600円から、瓶700円から。
ハイボールは600円から、酎ハイは600円から。
焼酎はグラス500円から。
日本酒はグラス600円から。
ワインはグラス600円から、ボトル2500円から。

アラカルトもありますが、おまかせコースを頼む人が7割ほどになります。
5500円からになりますが、7000~8000円くらいの価格帯で頼む方が多いです。

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