BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2024-03-29(金) 地域:博多区
川端志史
- TEL
- 092-292-5824
- 住所
- 福岡市博多区下川端町10-4
- ジャンル
- 焼肉
- オープン日
- 2023年12月23日
- 席数
- 16席(カウンター8席)
- 営業時間
- 17:00~25:00(コースは23:00まで、20:30以降はアラカルト可 L.O.24:00)
定休日:日曜日
- 調査日
- ■2024年3月15日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、博多座の裏手にある、コース主体の焼肉店です。
ビルの1階にあり、手前に機械式の駐車場があるので、見逃さないようにしてください。
店内は、落ち着いた色合いの内装で、ゆとりのあるカウンター席とテーブル席があります。
排煙口などがないので、一見、焼肉のお店だとは思えません。
店主の森永さんは、有名日本料理店で3年、西中洲游來で18年修業し、独立。この道24年。
牛肉は、九州産の黒毛和牛を中心に、実際に自分の目で確かめたものを仕入れています。
基本的にコースが主体となり、焼肉だけではなく、魚介類や季節の野菜などを使った一品も出てきます。
そして、フルアテンドなので、肉はスタッフが焼いてくれます。
また、森永さんはソムリエの資格を持っているので、ワインとのマリアージュを楽しんでも良いですし、
遅い時間ならば、コースの中のメニューを単品で出していて、ワインバーのような使い方もできます。
デートや接待、仲間との飲み会など幅広いシチュエーションで活躍し、アクセスが良い場所にあるお店です。
チェック
基本的にコース。おまかせで8000円、11000円の2コースがある。
当日可、1名様から受付。
ノーチャージ
我々は、おまかせ8000円のコースを頼んだ
内容は日替わり
【鰆とホタルイカの前菜】
鰆の刺身とボイルしたホタルイカに、季節の野菜を添えたもの。
この日の野菜は、そら豆、ラディッシュ、蕪、トレビス、こごみ。
アオサ海苔と新生姜の2種類のソースがあり、1つの皿で色んな味わいが楽しめる。
【テールの塩焼き】
テールは、6~8時間ほど炊いて柔らかくして、軽く塩を当てて強火で焼く。
この日は、彩りでミニトマトを添えていた。
肉はホロホロで柔らかく、香ばしさもあり、美味しい
ここでその後に出す肉のプレゼンテーションがある
目の前の無煙ロースターでスタッフが焼いてくれる。
ニンニクチップ、山葵が出てくるので、お好みで。
【タン】
和牛のタンの薄切りを焼き、一緒に出てくる韓国風のサラダを巻いて食べる。
韓国風のサラダは、天日にあてて色も鮮やかで甘くなった
韓国唐辛子を使ったドレッシングをかけたもので、チョレギサラダのような感じ。
野菜は、サニーレタスをメインに、ニンジン、白葱、ニラ、カイワレ、胡麻。
唐辛子の香り、甘味を活かしたドレッシングと肉の旨味がとても合う。
野菜と食べることで、しつこさもなく、後口もさっぱりしている。
【クリミ】
【トウガラシ】
腕の肉が2種類出てきた。
クリミは、肩から前足の上のほうにある肉で、赤身と脂のバランスが良い希少部位。
キメが細かく、ジューシーな味わい。
トウガラシは、肩甲骨あたりの肉で、赤身の味わいが強く、こちらも希少部位。
熟成肉なので、「炭火焼の香りがつくと美味しいの理論」で、香りづけに竹炭を振りかけていた。
この部位は、あまり火を通し過ぎると固くなるので、丁度良く焼いてもらえるのが嬉しい。
ニンニクチップ、山葵は、お好みで。
【ハラミ】
塊のままじっくり焼き、1、2度休ませながら火を通していく。
途中で自家ブレンドした味噌を肉の表面に塗るので、味噌の焼けた香ばしさがたまらない。
仕上げにフレークソルトを振って、味を締めている。
赤身と脂のバランスもよく、ジューシーな仕上がり。
【ミノ】
ハラミは焼きあがるまでに時間がかかるため、その間に別に肉や一品がいくつか出てくる。
まずは、ミノの塩焼き。
国産で若い牛のミノを仕入れ、食べやすいように包丁を入れ、青唐辛子を使った秘伝の味付けで焼く。
弾力があり、しっかり味が中まで入り込んで少しピリ辛で美味しい。
【箸休め】
白菜の芯の部分をスライスして漬け込んだ自家製白キムチ。
肉に合わせた漬物感覚のもので、柚子の皮を削りかけていた。
出汁などで作った漬け地の味がしっかり染みていて、柚子の香りも良いのでさっぱりする。
【肩ロース】
軽く塩胡椒をした塊肉のままで焼き、カットして皿に盛りつけ、1滴だけ胡麻油を垂らしている。
卸ポン酢が出てくるので、お好みで使うと良い。
この日は、春が近いということで、桜大根を使った鮮やかなピンク色の卸ポン酢だった。
霜もしっかり入っていて、脂の甘味も感じて美味しい。
【ピッチ】
一般的に「赤センマイ」と言われるものの一部分。
赤センマイは牛の第4胃袋で、ヒダが多い部分と厚みがある部分に分けられる。
その厚みがある部位をピッチと言って、希少部位になる。
程よい脂ののりで、香りと歯ごたえが良い。
【マルチョウ】
韓国唐辛子を使った特製もみダレに絡めて出てくる。
プリプリした食感で脂がのっていて、美味しい。
【箸休め】
クレソンのおひたしが出てきた。
ほんのりと辛味があり、口の中がさっぱりする。
【土鍋御飯】
1グループに1鍋で出てきて、我々の時は、3人で2合だった。
熊本県産ヒノヒカリの炊き立てで、ツヤツヤして、お米の甘味が良い。
【トモサンカク】
ご飯と一緒に、すき焼き風に食べてもらう肉。
軽く焼いて割り下に漬けたゴボウを添えていた。
肉はサッと炙る感じ。
「つまんでご卵」が一緒に出てくるので、くぐらせて頂くと一口すき焼きになる。
肉とゴボウの食感の違いもよく、割り下と卵が肉の旨味を引き出している。
【ユッケジャンスープ】
ちょっとピリ辛のテールスープだが、肉の旨味もしっかり感じる。
【タレのお肉】
「タレのお肉」は、自家製タレを塗って出てくるもの。
この日は、イチボ、サンカク(肩ロースの部位)の2種類。
このままでもしっかり味はするが、足りなければ醤油ベースの特製タレにつけて食べると良い。
イチボは赤身と脂のバランスがよく、サンカクは脂たっぷりだが、しつこくない。
【デザート】
締めに、博多の銘菓とフルーツ、お茶が出てくる。
この日のフルーツは、金柑と苺。
お茶は、知り合いのお茶屋さんに独自でブレンドしてもらったもの。
■■攻略法■■
この店の初心者は、コースを頼むべし。まずは、8000円のコースでも十分。
ご飯が出てきたので終わりかなと思ったら、その後にもお肉が出てきます。
ご飯が美味しいからと言って、食べ過ぎないように注意。お肉が入らなくなってしまいます。
■■チョッチュ■■
コースの途中で、簡単なもので良いので、もう少し野菜が欲しいなぁ。
■■オススメ店■■
森永さん 西中洲 「日本料理 ながおか」
■■その他■■
客単価 : 11000円のコースを頼んで飲むと、15000~16000円くらい
コースは、おまかせ11000円を頼む人が多いそうです。
ビールは、生700円から、瓶800円から。
ハイボールは700円から、サワーは600円から。
焼酎、日本酒あり。
マッコリは、グラス800円から、ボトル5000円から。
ワインは、グラス1000円から、ボトル4200円から。