BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2023-12-29(金) 地域:博多区
鮨うち尾
- TEL
- 092-600-2258
- 住所
- 福岡市博多区博多駅前4丁目5-6
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2023年11月23日
- 席数
- 8席(カウンター席のみ)
- 営業時間
- 11:30~14:00(L.O.13:30) / 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:不定休
- 調査日
- ■2023年12月15日
■天候 雨
■時間 20時00分
内容
今日ご紹介するのは、住吉通り、博多駅前4丁目の交差点から少し入った場所にあるお寿司屋さんです。
ビルの1階にあり、寿司屋には珍しく全面ガラス張りで、白い暖簾がかかっているのですぐに分かります。
店内は空間をゆったり使い、L字型のカウンター8席のみで、モダンな造りになっていて、和風バーのような雰囲気です。
店主の内尾さんは、北九州市出身で、ホテルニュータガワの和食からスタート。
その後、箱根の温泉旅館で3年、大阪北新地の日本料理「かが万」で5年間お寿司を修業。
福岡に帰ってきて、この店を独立オープン。この道10年。
メニューは基本的にコースとなり、これまで培ってきた日本料理の腕を活かした一品と寿司が出てきます。
また、誤って洋服が汚れないように、ナプキンも用意されているのが良心的です。
食材は毎日柳橋に足を運び、自分の目で確かめたものを仕入れています。
博多駅からも近く、アクセスが便利な場所にあり、和食の一品、寿司とお酒を楽しめるお店です。
チェック
基本的にコースとなる。
夜は12100円、18700円、23100円の3コースになり、足りなければ追加注文もできる。
価格によって一品料理が増えたり、食材が変わる。
前日までの予約が望ましく、1名様から可。当日どうしても行きたくなったら電話で要相談。
チャージ、サービス料なし
12100円のコース
我々は、これを頼んだ。
料理は4品くらいと汁物、寿司が10貫くらいになる。
内容は日替わりなので、参考に。
【ヒラメのお造り】
少し寝かせた長崎産の大きなヒラメを使ったお造り。
ちょっと厚めに切って、少しねっとりした食感を楽しんでもらう感じ。
寸葱を巻いて、カボスを絞り、ポン酢につけて頂く。
このポン酢は寝かせたもので、酸味も落ち着いていて美味しく、大根卸と葱を入れていた。
ヒラメの淡い旨味が、程よい酸味で引き立っている。
【セコ蟹】
鳥取県境港のセコ蟹。セコ蟹は、ズワイガニの雌のこと。
蒸した蟹の身、内子、外子を丁寧に殻からほぐし出し、甲羅に詰めたもので、とても根気がいる作業。
1人前で半分出てきて、皿の上に松葉を敷いて、その上にのせていた。
カボス、蟹酢が出てくるので、お好みで。
内子と外子のバランスが良く、身の味もしっかりしていて美味しい。
【煮だこ】
明石産のたこを使い、炊く時間が絶妙でとても柔らかく仕上がっていた。
煮詰めを軽く塗っていて、和芥子を添えているので、お好みで。
お酒のつまみに良い一品。
【数の子】
鰹節をたっぷりのせて出てきた。
コリコリした食感が良く、華やかな正月気分になれる。
【白子の茶碗蒸し】
具材は焼き葱と白子で、焼き葱の香ばしさが良い。
柔らかな白子と対照的にクリーミーなしっかり食感の茶碗蒸しで、違いを出している。
寿司
ここから寿司が出てくる。
どのコースを頼んでもだいたい10貫くらいになる。
シャリは米酢を使っている。夜はお酒を飲むので、シャリは少なめ。
基本的に握りは味をつけて出てくるが、どうしてもつけたい人もいるので、醤油も出てくる。
ガリ、漬物が口直し用に出てくる。
ガリは、昆布、胡麻と一緒に和えていて、マイルドな感じで、
胡麻の風味も良く、口直しというよりアテっぽい。
【中トロ】
宮城県で揚がったものを使い、煮切りを塗って出てくる。
【大トロ】
こちらも宮城県で揚がったものを使い、煮切りを塗って出てくる。
口の中でとろける感じ。
【こはだ】
熊本産でこはだの中でも大きなものを軽く締めて握っている。
酸味も軽くて、包丁目も入っているので、食べやすい。
身が厚くて、食べ応えがあって美味しい。
【ヤリイカ】
これも細かい包丁目を入れているので、食べやすくなっている。
塩を振り、カボスを軽く絞って出てきた。
塩でイカの甘味が引き立ち、柑橘の酸味で後口も良く、美味しい。
【雲丹】
海苔を巻かずに、シャリに北海道産の雲丹をのせて、山葵を添えて出てくる。
濃厚な雲丹の旨味がしっかり分かる。
【鯖寿司】
大振りな鯖を使った棒寿司で、鯖とシャリの間には芥子を忍ばせ、皮目を少し炙っている。
海苔が添えてあり、自分で巻いて食べる。
炙ることで鯖の脂がほどよく溶けて旨味となり、芥子で味も引き締まっている。
【車海老】
全て目の前で作業が見れるのが良い。
生から目の前の鍋のお湯にサッとくぐらせて表面を鮮やかにして、
殻をむいて握り、煮切りを塗って出てくる。
プリプリした食感が良く、少し火を通すことで海老の甘味も出ている。
【北寄貝】
その日に貝殻から外したものなのでとても新鮮。
それを軽く炭で炙って握り、軽く塩を振って出てきた。
身に弾力があり、しっかりしていた。
【鯵】
長崎産の鯵で、葱を忍ばせ、煮切りを塗り、卸生姜をのせて出てきた。
脂ものっていて、とても美味しい。
【赤身のヅケ】
宮城県で揚がった鮪の赤身は、5分くらいの即漬けにして握っている。
色鮮やかで、ほんのり醤油の香りも立ち、美味しい。
【サワラ】
これも脂がのった鰆を握ったもの。
上にのせた大根卸にはポン酢をたっぷりしみこませ、葱を添えているので、そのまま頂く。
大根の辛味ですっきりした後口。
【アオサの味噌汁】
今回の味噌は、赤白の合わせだった。
あおさの香りも良い。
【穴子】
長崎産の穴子は、フワッとした食感が良い。
煮詰めを塗って出てくる。
【かんぴょう巻き】
食事メインだと手巻きになることもあるが、我々は飲んでいたので、おつまみにもなるよう細巻。
国産のかんぴょうと胡麻を巻いたもので、胡麻の香ばしさがアクセントになり、美味しい。
【玉子】
粘りがある玉子と白身のすり身、海老のすり身を合わせ焼いたもの。
カステラのようなフワッとした食感。
【イチゴのパンナコッタ】
締めのデザート。
イチゴはコンポートにしたもので、粒粒した食感が良い。
■■攻略法■■
席数が少ないので、電話で予約をして行くべし。
この店初心者は、我々のように12100円のコースから頼むべし。どんなお店なのかが分かる。
■■チョッチュ■■
これからの季節はお湯割りや熱燗なども良いです。
だから、和酒のメニューにおススメの飲み方なども書いていると嬉しいなぁ。
■■オススメ店■■
内尾さん 小倉南区 「天ぷら天まる」
■■その他■■
客単価 : コースと飲んだだけ
年末は、12月29日までの営業。年始は、1月5日の夜から営業。
ビールは、瓶680円から。
ウイスキーは、750円から。
焼酎は、600円から。
日本酒は、880円から。
ワインは、ボトル6500円から。