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ザ・メシュラン

放送日:2023-12-01(金) 地域:中央区大名

土を喰う 焼とり あお季

TEL
092-753-7216
住所
福岡市中央区大名1-14-5 有光ビル1F
ジャンル
和食
オープン日
2023年9月14日
席数
10席(カウンターのみ)
営業時間
16:00~24:00(L.O.23:00)

定休日:無休
調査日
■2023年11月17日
■天候 雨
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/yakitori_aoki

内容

今日ご紹介するのは、天神西通りからの筋をちょっと入った場所にある焼鳥屋のお店です。
ビルの1階、何軒か飲食店が並ぶ中に、格子戸と店名があるので、すぐに分かります。
店内は、キッチンを囲むコの字型のカウンター席で、ライブ感があります。
BGMはジャズが流れ、暗めの照明で落ち着いた雰囲気です。
北九州の方にはピンとくる方がいるかもしれませんが、小倉北区にある「和食ト酒 炉ばた あお季」の姉妹店です。
大将の柴尾さんは、20歳で焼鳥店からスタート。
小倉の老舗「鳥松」や和食店でも修業し、「和食ト酒 炉ばた あお季」へ。
今回、この店を任されることになりました。この道9年。
コンセプトは「旬のものを食べて頂くお店」。
ベースは焼鳥ですが、季節感を出しにくい焼鳥に、旬の食材を使った一品料理を
織り交ぜたコースを提供し、お客様の9割近くはこのコースを頼みます。
食材は、地産地消を心がけ、産地にこだわって仕入れています。
今回出た鶏は、ありたどりでしたが、時期によって変えていきます。ちなみに、この前は宮崎の黒岩土鶏でした。
焼鳥だけではなく、和食の仕事をした一品も楽しめ、アクセスも良く、仲間とやデートにもぴったりなお店です。

チェック

コースもしくはセットを頼み、足りなければ一品をプラスしていくスタイル
「あお季のおまかせコース」(4480円)
「焼鳥5本セット」(2280円)、「焼鳥8本セット(野菜2本含む)」(3280円)

【あお季のおまかせコース】(4480円)
我々は、これを頼んだ。
内容は、ひとしな5種、焼き鳥6種、焼き野菜2種、クレソンサラダ。

【秋田じゅんさいとささみの昆布〆】
ささみは、1日かけて脱水し、2日間、昆布締めしたものを食べやすい大きさにカット。
ささみを器に盛り付け、上に秋田産じゅんさい、オクラのジュレ、フィンガーライムを添える。
じゅんさいは鶏肉との相性がよく、出汁の旨味と程よい酸味でさっぱりした一品。

【朝引き胡麻ささみ】
ささみの刺身の上に、胡麻醤油をのせ、ワカメ、葱、山葵を添えて出てきた。
胡麻醤油は、摩り胡麻と醤油を合わせたもので、これが美味しく、淡泊なささみに合う。

【クレソンサラダ】
クセがないクレソンを自家製ドレッシングで和えたもので、食べやすく、口直しに良い。

【茸の茶碗蒸し】
出汁の良さを存分に味わってもらいたいという気持ちで作っている一品。
鰹出汁をたっぷり使ってゆるめの茶碗蒸しにし、その上に季節替わりの餡をかけて出てくる。
この日は、刻んだ原木椎茸の餡。
まさに出汁を食べる感じ。

焼鳥
全般的に強火で焼くスタイルで、塩焼きのみ。
テーブルには、祇園 原了郭の「一味」「黒七味」「粉山椒」があるので、お好みで。
この日は全てありたどり。
【だき身】
胸肉の上から鶏皮を巻いて、葱と一緒に串に刺して焼いたもの。
身がプリプリジューシーで、鶏の旨味が移った葱も美味しい。

【砂ずり】
包丁目を入れて食べやすくした砂ずりを串に刺して焼き、胡麻油をかけ、錦胡麻を振ったもの。
砂ずりの弾力がよく、淡泊な旨味に胡麻でアクセントをつけている。

【せせり】
せせりは首の肉だが、短めに切り、横にして串に刺しているのがちょっと変わっている。
その上に削った山わさびとブラックペッパーをかけて出てくる。
せせりは弾力があり脂がのっているが、山わさびで後口が良くなっている。

【もも】
皮付きのもも肉で、香ばしい皮とジューシーな身を一緒に味わえる。

ひとしな【旬のフルーツと奈良漬けの白和え】
ここで、口直しのひとしなが出てきた。
白和えを奈良漬けと和えておき、出す直前にカットしたフルーツを加える。
この日はイチジクとシャインマスカットだった。
仕上げに、削ったマカダミアナッツと砕いたマカダミアナッツを散らす。
ナッツの食感がこれまでの料理と違うアクセントになり、酸味、甘味も程よい感じ。

【種鶏のぼんじり】
種鶏とは親鳥のことで、一般的なぼんじりより脂は少なく、コリコリした歯ごたえを楽しめる。
意外とあっさりと食べられるのが良い。

【茄子】
熊本産の赤茄子を炭火で焼き、糸鰹をのせて出てくる。
クセも少なく甘みがあり、焼いているのでトロッとした食感。

【鶏とセロリの土佐酢漬け】
もも肉、大分産の大なめこ、福岡産のセロリを土佐酢に漬け込んだもの。
仕上げに錦胡麻を振って出てくる。
優しい酢で作った土佐酢なので、マイルドな味わい。

【銀杏】
串に刺して焼き、塩を振ったもので、シンプルだが、この時期ならではの味。

【つくね】
つくねは、種鶏のせせり、もも、軟骨などのミンチと、豚肉、玉子などで作り、串に丸めてつけて焼く。
それに、1時間くらい醤油の漬け地に漬けたキンカンを2個添えて出てくる。
つくねは2口でいける大きさなので、一口ずつ、キンカンと一緒に食べると良い。
黄身の程よい甘さが口の中に広がり、タレの代わりになる。

参考
以上でコースは終わりだが、食べたりなければ、別途で追加が用意されている。
「追い串」(1本250円から)、「焼きおにぎり」(450円)、「焼きおにぎり茶漬け」(650円)

■■攻略法■■
10席しかないので、電話で予約して行くべし。
「あお季のおまかせコース」を頼んで、足りなければ追加すると良い。

■■チョッチュ■■
入口の引き戸がソフトクローズ仕様なのか、最後に結構力がいるので、たまに隙間が開いてしまいます。
これからの季節、寒いので、スーッと閉まるようにして欲しいなぁ。
寒いので焼酎のお湯割りを頼みましたが、ボリューム満点で大満足です。
ただ、毎回鍋でお湯を沸かすので時間がかかってしまいます。電動ポットを用意してサッと出せるようにして欲しいなぁ。

■■オススメ店■■
柴尾さん 北九州市小倉北区 「和食ト酒 炉ばた あお季」 / 福岡市中央区 焼鳥まこ

■■その他■■
客単価 : 7000~8000円

年末年始は、12月31日、1月1、2日が休み

ビールは、715円から。
ウイスキーは550円から、サワーは550円から。
焼酎は、605円から。
日本酒は、605円から。
ボトルワインは、7260円から。

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