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ザ・メシュラン

放送日:2023-11-17(金) 地域:中央区

TRATTORIA Daje

TEL
092-753-6211
住所
福岡市中央区唐人町1丁目9-20 1F
ジャンル
洋食
オープン日
2023年4月6日
席数
22席(カウンター6席、半個室あり)
営業時間
ランチ 11:30~L.O.13:30 / 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日:月曜日
調査日
■2023年11月10日
■天候 くもり
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/trattoria_daje_official/

内容

今日ご紹介するのは、地下鉄「唐人町」駅を出てすぐの場所にあるイタリア料理のお店です。
大きなガラス戸の入口の前には、観葉植物を置き、店内は木目と白を基調としてすっきりしています。
入口付近にテーブル席、その先にオープンキッチンのカウンター席、奥には半個室もあります。
ちなみに店名「ダイエ」は、「レッツゴー」「頑張れ」などの意味のイタリア語です。
オーナーシェフの野田さんは、大牟田市出身。大阪の辻調理師専門学校を卒業後、
尼崎にあるローマ人がオーナーシェフの店「CASARECCIO(カサレッチョ)」で6年修行。
イタリアに渡り、ローマの近く、アルバーノ湖のほとりのカステルガンドルフォにある
1882年創業の老舗「Antico Ristorante Pagnanelli(アンティコ・リストランテ・パンニャネッリ)」で1年修行。
福岡へ戻り、大名の「DonnaSelvatica(ドンナセルバティカ)」に勤め、この店で独立。この道16年。
もう一人のシェフ、岡田さんは、野田さんと専門学校、「CASARECCIO(カサレッチョ)」時代の同期です。
料理はローマを基本にしているので、ピッツァは薄くてクリスピー、
パスタは有名なカルボナーラ、アマトリチャーナや、ペコリーノチーズ(羊のチーズ)を使うことが多いです。
また、「トラットリア=大衆食堂」と謳うだけあって、老若男女問わず楽しめるよう心がけていて、
ピッツァ、パスタなど以外に、前菜やメインも様々な種類の料理を用意して提供しています。
食材や調味料は本場イタリアから取り寄せたものの他、地元の肉や野菜も買い付け、
魚介類に関しては、友達である伊崎漁港の漁師さんから獲れたてを仕入れています。
アクセスもよく、仲間との飲み会、女子会、ちょっとしたデートからファミリーでの食事まで対応できるお店です。

チェック

基本アラカルト。コース仕立ては要相談。
チャージは夜のみ500円。

【マグロのタルタル】(2200円)
ズッキーニ、赤パプリカ、黄パプリカなどは、軽く下茹でして冷ましておく。
マグロをダイス状にカットし、野菜、アンチョビ、ケッパー、トリュフと合わせて、
塩胡椒で味を整え、皿に丸く盛り付け、カイエンペッパーを振る。
軽いサラダ仕立てで、ちょっとスパイシーなので、お酒のつまみにも良い。

【秋キノコのソテー、ポーチドエッグとトリュフ】(2200円)
日替わりのキノコを使った一品。
この日は、王リンギ、平茸、大黒しめじ、柳まつたけ。
王リンギは、雪嶺茸とエリンギを交配したもので、福岡県が開発した最近の品種。
柳まつたけは、別名「ほうき茸」とも呼ばれ、松茸に似た香りがある。
キノコとローズマリー、ニンニクをソテーして皿に盛り付け、その上にポーチドエッグをのせる。
仕上げに軽くナポリのオリーブオイル、チーズを振り、秋トリュフを削りかけて出てくる。
ポーチドエッグを崩し、黄身をキノコに絡めながら食べると良い。
キノコ、トリュフの香りがよい。

ピッツァ
トマトベースが8種類、チーズベースが8種類ある。
ハーフ&ハーフもできる。その場合高い値段の方に合わせる。
【イタリアーナ】(1700円)
【カルボナーラ】(1800円)
我々は、「イタリアーナ」と「カルボナーラ」のハーフ&ハーフにしたので、1800円になった。
「イタリアーナ」はトマトベースで、マルゲリータにルッコラ、プチトマトがのっている感じ。
チーズはモッツァレラと、パルミジャーノを使用。
ただ、バジルはほんの少しで、ルッコラがてんこもりになり、サラダ感覚のピッツァ。
「カルボナーラ」はチーズベースで、パスタのカルボナーラをピッツァで表現したもの。
ナチュラルチーズ、モッツァレラチーズがたっぷりで、卵とグアンチャーレを使い、胡椒をきかせる。
グアンチャーレは豚のホホ肉で、ベーコンとは違い脂身が強いハムで濃厚な旨味がある。
このハムが良い味を出している。
我々は3人でハーフ&ハーフにしたが、それぞれ3ピースにカットしてくれていた。
複数の場合はハーフ&ハーフにすると様々な種類を味わえる。

パスタ
ニョッキなどの自家製も含めて20種類以上ある。
【秋トリュフのタリオリーニ】(2500円)
タリオリーニは平打ちパスタで、北イタリア・ロンバルディア州やピエモンテ州などで作られている伝統的なもの。
カペッリーニよりも太く、フィットチーネやタリアテッレよりも細くて柔らかいので、博多の人は好きなはず。
それに秋トリュフを合わせるのは、王道の組み合わせ。
湯がいたパスタを溶かしたバター、削ったパルミジャーノレッジャーノ、
オリーブオイルと絡め、皿に盛り付けたあと、秋トリュフを削りかける。
トリュフの香りが食欲をそそり、バターとチーズでコクが出て、お酒のおつまみにもなる。

【ラザニア】(1800円)
ボロネーゼとベシャメルソースを合わせ、平たく伸ばした生パスタと何層にも重ね、
モッツァレラチーズで挟み、オーブンで焼いたもの。
一般的に、ラザニアは濃い味のお店が多いが、ここはあっさりしている。
ワインに合う味で、肉の旨味もしっかりしていた。

【チンタセネーゼ豚の鉄板焼き】(2200円)
最後にメインを頂いた。
チンタセネーゼ豚は、イタリア・トスカーナ州の昔からの品種で、黒い体に白い帯状の線が入っている。
イベリコ豚のように加工肉に使われる高級ブランド。
鹿児島県鹿屋市の加工肉で様々な賞に輝く「ふくどめ小牧場」で飼育しており、精肉を仕入れている。
古代品種なのでイノシシに近く、野性味溢れ味が強く、脂の融点が低いためクドくならない。
チンタセネーゼ豚の肩ロースをシンプルに鉄板で焼き、食べやすい大きさにカット。
ルッコラ・セルバチカを添えて、野性味がある苦味野菜と合わせることでアクセントにしている。
マスタードソースとレモンもあるので、お好みで。
肉の色は白っぽく、とても柔らか。脂もあっさりしているので、食べやすい。

■■攻略法■■
3、4人の場合、ピッツァのハーフ&ハーフは活用するべし。その際、トマトとチーズからそれぞれ選ぶと良い。
パスタのメニューも豊富です。大勢なら同じものを頼むのではなく、様々な種類を頼んで味わって欲しい。

■■チョッチュ■■
せっかく漁師さんと仲が良いので、魚介料理をもっと増やして欲しいなぁ。

■■オススメ店■■
野田さん 大牟田市 フレンチ「サヴール アマンド」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 5000円前後

ビールは、瓶700円から。
ワインは、グラス700円から、ボトル4000円から。

人気メニュー
前菜 : 【前菜盛り合わせ(スペシャルver)】(1人前1500円)
ピッツァ : 【マルゲリータ】(1500円)
パスタ : 【自家製パンチェッタ入りアマトリチャーナのブカティーニ】(1800円)
メイン : 【ローマ風トリッパのトマト煮込み】(1800円)

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