内容

今日ご紹介するのは、住吉神社の近くにある創業47年という老舗のお寿司屋さんです。
住吉バス停近くで、住吉通りから少し入った場所にあり、御影石の壁に白木の扉、
臙脂色の暖簾がかかっているので、すぐに分かります。
店内はL字型のカウンターと小上がりで、すっきりとして温かみもあり、寛げる空間になっています。
大将の高橋さんは、東京生まれで寿司職人になり、神戸、福岡で修業後、この店をオープン。この道60年。
若大将の息子さんは、名店「高玉」で修業後、
ホテルオークラアムステルダムに2年半ほど勤め、2012年に戻って来ました。この道24年。
寿司は、東京、神戸、福岡と、それぞれの修業先の良さを合わせたものになっています。
また、肩ひじ張らずに気軽に立ち寄れる、下町の「みんなのお寿司屋さん」と言う雰囲気と価格帯です。
食材は、美野島や柳橋で仕入れています。
仕事帰りなどに立ち寄って、お酒を飲みながら一品料理やお寿司を楽しみたくなるお店です。

チェック

アラカルトとおまかせコース
おまかせコースは、5000円からになり、前日までの予約で2名様からの受付
我々は、アラカルトで頼んだ

【お通し】(500円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は「つぶ貝の旨煮」。
北海道産のつぶ貝を使い、磯の風味が良い。

【刺身おまかせ盛り合わせ】(1人前2400円から)
基本的には活魚を使い、だいたい5、6種類になり、
価格は仕入れにより変わる(2400～2500円くらい)。
この日は、「ヒラメ（長崎）」、「中トロ（奄美）」、「イカ（玄海）」、
「小イワシ（千葉）」、「オバイケ」、「カンパチ（鹿児島）」。
「オバイケ」には、酢味噌を合わせていた。
「イカ」は、高玉出身らしく、荒波を思わせる飾り切りをしている。
結構なボリュームがある。

【椎茸のバター醤油炒め】(600円)
大分産の大きな椎茸を切って、貝柱、甘長唐辛子と一緒にバター醤油で炒めたもの。
椎茸には、別に包丁で切れ目も入れており、食感が鮑のような感じになっている。
ちょっと昭和チックな味つけで、お酒がすすむ一品。

【舞茸どびん蒸し】(650円)
ちょっと大きめな土瓶が運ばれてきて、蓋を開けると、舞茸、カツオ、昆布、柚子の香りがフワッと広がる。
具材は、舞茸、かしわ、銀杏、すぼ、三つ葉で、香り付けで柚子の皮も入っている。
お猪口に注いだ出汁を飲むと、具材の味もしっかり染み出していた。
松茸よりもお手軽だが、ボリュームもあって非常に美味しく、これは素晴らしい。

【鉄火巻き】(2本　880円)
細巻は、13種類で2本660円からあり、とてもリージナブル。
赤身もしっかり詰まっていて、お酒のアテになる細巻。

【特上にぎり】(1人前3300円)
にぎりは他に、「中にぎり」(1760円)、「上にぎり」(2420円)もあるが、我々は豪華にいった。
「上にぎり」を頼む人が多いが、気に入れば次から「特上にぎり」にする人は多い。
どれも8貫だが、ネタが変わってくる。
シャリは佐賀県産の「さがびより」と米酢を使っている。
シャリの量は、お酒を飲んでいるかなどにより調節してくれる。
内容は日替わりだが、この日は、「鯛（玄海）」、「中トロ（奄美）」、「赤貝」、
「コハダ（有明）」、「穴子（対馬）」、「雲丹」、「いくら（北海道）」、「車海老」だった。
「穴子」は炊いた後に焼き、にぎる前に炙って、煮詰めを塗り、粉山椒を振って出てくる。
自家製のガリを添えている。
特上だけに良いものを使っていて、ネタとシャリのバランスも良く、サクッと食べられる。

【さば松前ずし】(1650円)
我々はさらにコレを頼んだ。
サバを締めて酢飯と押し、薄板昆布をのせてカットしている。
あまり締まりすぎてなくて美味しい。

■■攻略法■■
ネタケースに並んでいるものは寿司にも刺身にもしてくれ、好きな食べ方ができるので、積極的に頼むべし。
例えば、刺身にして酢味噌でなどもリクエストには応えます。

■■チョッチュ■■
【刺身おまかせ盛り合わせ】を頼んだら白身もだいたい出てきます。
醤油の他に、ポン酢なども欲しいなぁ。

■■オススメ店■■
若大将の高橋さん　大橋　居酒屋「フォーピッグス Four-Pigs」

■■その他■■
客単価　：　飲んで食べて7000円くらい

ビールは、瓶600円から。
日本酒は、1合770円から。
焼酎は、グラス450円から、ボトル2200円から。
ウイスキーは、550円から。
ワインは、ハーフボトル2800円から。

人気メニュー　ベスト3
3位　：　【鉄火巻き】(2本　880円)
2位　：　【さば松前ずし】(1650円)
1位　：　【舞茸どびん蒸し】(650円)