FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2023-08-25(金) 地域:中央区赤坂

鉄板焼mukai

TEL
092-406-2141
住所
福岡市中央区赤坂2-1-8 
ライオンズマンション赤坂1階
ジャンル
洋食
オープン日
2023年6月2日
席数
9席(カウンターのみ)
営業時間
17:00~23:00(21:15入店)

定休日:木曜日
調査日
■2023年8月11日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/teppanyaki_mukai/

内容

今日ご紹介するのは、メディア初登場、けやき通りにある鉄板焼きのお店です。
マンションの1階ですが、通常の入口とは別に、建物の端の方にこのお店専用の入口があり、
ワインが並ぶ廊下を抜けると、カウンター席が現れます。
お店のコンセプトは、ホテル並みのサービスを提供するお店。
サービス、食材の質、鉄板焼きなどはもちろんですが、
それ以外に提供される一品物のクオリティもとても高いのが特徴です。
オーナーシェフの向さんは鹿児島出身で、トムクルーズに憧れ、バーテンダーを目指して福岡へ。
挫折を経て、鉄板焼きの魅力にハマり、「こうね」で5年修業。
その時にソムリエの資格を取り、ホテルオークラ「鉄板焼さざんか」で10年修業して独立。この道20年。
肉類は、九州産が多いのですが、なかなか手に入らない高級牛肉である「但馬牛」なども扱っています。
また、魚介類は柳橋などで仕入れ、生け簀があり、鮑、車海老、伊勢海老、オマール海老など、
魚介類が豊富なのも特徴の一つです。
ちょっとワンランク上の鉄板焼きを楽しめ、アクセスも良い場所にあるお店です。

チェック

基本的にコースとなるが、場合により単品も受け付ける
【梅】(11000円) 肉のコース
【飛梅】(13200円) 肉のコース
【花水木】(13200円) 肉と魚介類のコース
【桜】(16500円) 肉と魚介類、オマール海老のコース
【欅】(24200円) 肉と魚介類、伊勢海老のコース(2名様以上)
ノーチャージ。サービス料なし。

我々は、【花水木】を頼んだ

【花水木】(13200円)
内容は日替わり。

【冷たいジャガイモのスープ】
限りなくビシソワーズに近いが、ポロ葱の代わりに玉葱を使ったスープ。
玉葱、ジャガイモはしっかりソテーしたあとに漉して、フレッシュなクリームとミルクを加えて作っている。
仕上げにブラックペッパーを香り付けでかける。
滑らかでクセもなく、暑い日にはぴったりな一品。

【桃のピクルスとブッファラチーズ】
ブッファラチーズとは、水牛の乳が原料のモッツアレラチーズのこと。
桃は軽く塩をした後に、白ワインビネガー、蜂蜜などを使った甘酢に浅く漬けてピクルスにする。
桃とチーズを同じくらいの大きさにカットして皿に盛り付け、ミントを添えて出てくる。
ほんのり塩味で甘味も増し、淡泊だがミルクのコクもあるチーズと軽い酸味の桃がよく合う。
添えているミントで、爽やかにもなる。
フルーツを使った前菜でここまで美味しいのは、滅多にお目にかかれない。

【本日のサラダ】
野菜は季節で変わるが、ケールやスプラウト系が多く、苦味があるものを使っている。
ドレッシングは、オリーブオイル、アップルビネガー、レモン、蜂蜜を使ったオイル系でイタリアンっぽい。
皿に野菜を盛り付けたあと、散らしているのは、ナッツ、生ハム、チーズ。
ナッツは燻製して砕いたもので、
生ハムはオーブンに入れて低温で2時間かけてカリカリにして、砕いていて、これが塩代わり。
パルミジャーノレッジャーノは、削りかける。
大人な味のサラダ。

【ローストビーフ】
牛もも肉に低温でゆっくり4時間ほどかけて火を入れ、仕上げに鉄板で焼き目を入れ、スライス。
ソースは、ワイン、バルサミコ、醤油などを煮詰めて酸味と甘味を抑えたオリジナル。
マスタードグリーンを添えていて、見た目にも鮮やか。
しっとりと仕上がり、美味しい。

鉄板焼き
ここからは、魚介類、野菜、肉類の鉄板焼きになる。
薬味として、岩塩、自家製ニンニク?油、ポン酢、ガーリックチップ、レモン、柚子胡椒、山葵が出てくる。
岩塩は、シチリア島のもので、店で砕いて口当たりが優しい。
それぞれの食材は、焼く前にプレゼンテーションがある。

【ホタテ】
北海道産の刺身用のモノを無塩バターのみを使い、レアで仕上げたもの。
お好みで、塩やレモンを使うと良い。
ホタテの甘さが出ていた。

【イカ】
産地や部位は日によって変わり、この日は、玄海産のヤリイカのミミの部分だった。
これを、無塩バターのみで仕上げたもの。
ミミの部位は、歯ごたえがあって美味しい。
塩、ニンニク?油、ポン酢などが合う。

【ヒラマサ】
長崎産のヒラマサを使用。鉄板焼きで魚を焼くのは珍しい。
脂の香ばしさもあり、淡泊な旨味で量もちょうどよい。
レモンや塩が合う。

【蝦夷鮑】
柳橋で仕入れた100gくらいあるものを使用。
まずは、バター醤油で焼いた肝だけが出てくる。
この肝の苦味が良い。
身のほうには、バターを使い、塩胡椒を軽く振っている。
ワインは使わず、素材の味を活かすため、シンプルに料理。
火を通すので旨味が増し、とても柔らかくて美味しい。

焼き野菜
内容は日替わりだが、この日は、「淡路島産の玉ねぎ」、「指宿産のオクラ」、「白石蓮根」、「大分産エリンギ」。

牛肉
花水木のコースは、ヒレ80gとサーロイン100gのどちらかを選ぶことができる。
ただし、2人以上で行くと、ヒレとサーロインをシェアすることも可能。
我々は3人だったので、シェアして3等分できるようにお任せで頼んだ。

【ヒレ】
A4ランクの宮崎産黒毛和牛のヒレ。
脂と赤身の旨味のバランスが良い。

【サーロイン】
この日に手に入ったということで、但馬牛のサーロインだった。
但馬牛とは、他府県牛との交配を一切絶った純血の和牛で、但馬で生まれ育ったもの。
その中でも一部のものが、神戸牛となる。
この店では、太田牧場から仕入れていた。
きめ細かなサシが入り、噛むとジュワッと脂が溢れてくるが、サラッとしているので食べやすい。

【ガーリックライス】
刻んだ黒毛和牛と卵、ガーリックを使っている。
卵を使うのは珍しいが、これはホテルオークラのスタイル。
卵のおかげで味はまろやかになる。
一緒に出てくる味噌汁は、この店で取ったダシと熟成させた自家製合わせ味噌で作ったもの。

デザート
だいたい3~5種類から選べ、この店の川口春奈似美人パティシエが作っている。
この日は「ヌガーグラッセ」、「ヨーグルトとチーズのアイスケーキ」、「チョコレートテリーヌ」などがあった。
それに、コーヒー、アイスコーヒー、紅茶などが出てくる。

■■攻略法■■
我々が頼んだ【花水木】コースは、あまり人気がないらしいが、ちょこちょこ色々なものが食べられるので、オススメ。
肉をがっつり食べたい人は、肉のコースを頼むと良い。

■■チョッチュ■■
オーナーシェフは、鹿児島出身です。ソムリエなのでワインは豊富ですが、せっかくなので、焼酎ももう少し欲しいなぁ。
最近のフルーティーな焼酎なら、鉄板焼きにも合うので。
魚介に合わせる柑橘類は、レモンだけではなく、季節に合わせて酢橘やカボス、ヘベスなどもあると面白いかなぁ。

■■オススメ店■■
向さん 中央区赤坂 「お料理 うち山」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 17000~20000円くらい (コースによる)

ビールは、瓶825円から。
ハイボールは、990円から。
焼酎は、グラス715円から。
日本酒は、1合1100円から。
ワインは、グラス990円から、ボトル8800円から。

【桜】(16500円)肉と魚介類、オマール海老のコース、【飛梅】(13200円)肉のコースが人気

ザ・メシュラントップに戻る