BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2023-07-28(金) 地域:中央区警固
いまのま
- TEL
- 092-791-4020
- 住所
- 福岡市中央区警固2-16-6 フィットけやき1階A号室
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2023年6月8日
- 席数
- 13席(カウンター9席)
- 営業時間
- 18:00~27:00(L.O. 26:00)
定休日:月曜日
(月曜祝日の場合、月曜営業、翌日休み)
- 調査日
- ■2023年7月7日
■天候 くもり
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、警固本通りにある和食のお店です。
ファサードはウッドデッキを少し上がる感じになっていて、不思議なドット柄の暖簾をくぐると、
店内はオープンキッチンのL字型カウンター、奥の少し上がった場所にテーブル席があります。
少し天井も高いので、開放感もあります。
店主の曽我部さんは、愛媛県四国中央市出身で、
大阪の調理学校を卒業後、そのまま大阪の和食で5年間修行。
先輩に誘われて来福し、今はなき久留米の名店「石兆亭」にも在籍。
喜水亭、漁村、田中田などを経て、この店を独立オープン。この道25年。
コンセプトは、カウンターの付け台で、一品ずつ出来立てをお出しするお店。
なので、作り置きせず、注文が入ってから調理していきます。
食材は柳橋などから、日本酒は佐賀や福島からも取り寄せて揃えています。
しっかりした和の技法に店主のエッセンスを加えた様々な料理をカウンターで寛ぎながら食べられるお店です。
チェック
基本、アラカルト。グランドメニューと本日のおすすめがある。
コースは今後予定 (現在でも金額を言っておまかせなどの相談にはのる)
【お通し】(400円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わり。
この日は、実家のお父さんが育てたトウモロコシがあったので、「トウモロコシの冷製茶碗蒸し」。
茶碗蒸しを作って冷やしておき、その上にトウモロコシのすり流しをかけ、粒をいくつかのせたもの。
粒も根元のざらつく部分は取り除くなど、細かい気遣いも嬉しい。
暑い日の冷製の一品と、トウモロコシの甘さが良い。
【ピスタチオぬた和え】(600円)
いわゆる、わけぎの酢味噌和えになる「ぬた和え」をアレンジ。
わけぎ、酢味噌に殻を剥いたピスタチオを加えて混ぜ、
皿に盛り付けたあとに、手で砕いたピスタチオと胡麻をかける。
ピスタチオの食感と味がぬた和えによく合う。
【ねぎじゃこおつまみ海苔巻き】(600円)
京都に「ねぎじゃこ」というおばんざいがある。
九条ねぎと、ちりめんじゃこに、胡麻油と醤油を加えて和えたもの。
それを以前いたお店では、九条ねぎの代わりに寸葱を使い、胡麻を足すなどのアレンジをしていたが、
今回はさらに韓国海苔を用意し、海苔で巻いておつまみ感覚で食べられるようにしている。
結構こってりした味なので、お酒のおつまみにぴったり。
【いわしの実山椒オイル蒸し】(700円)
バットの中にオイル、ニンニク、香味野菜などを加えて、そこにイワシを漬け、
4時間ほど蒸し器に入れて、骨まで柔らかくする。
注文が入ってから、イワシを自家製山椒オイルに漬けて温めて出てくる。
山椒の風味が良くて、意外にさっぱりと食べられる。
【お造り盛り合わせ】(おまかせ2種800円、4種1600円、4種+ごまさば2200円)
1人前が1貫ずつで大振りに切っている。
だいたいどれも2人前くらいの量になり、人数により増やすこともできる。
我々は3人だったので、「4種+ごまさば」(2200円)を3人前にして頂いた。
陶器のお重のような器で刺身とごまさばが、上下に分かれて盛り付けられていた。
内容は日替わりで、この日は、①マグロ(奄美)、②水イカ(唐津)、③ヤイトガツオ(長崎)、
④天然カンパチ(長崎)、それに、⑤ごまさば(五島の活魚)が別皿で出てくる。
醤油、山葵、酢橘を添えているので、お好みで。
ごまさばは胡麻醤油だれがかかり、大葉、葱、海苔を散らし、山葵を添えている。
そして、添えているツマが良い。
きゅうり、冥加、大葉を千切りしてポン酢をかけていて、サラダ感覚で食べられる。
【博多めん鯛焼き】(1ヶ600円)
南部鉄器のたい焼き器で作るので、見た目は羽根つきのたい焼き。
生地は、小麦粉にだしを加えていて、中はチーズ、明太子、大葉。
羽根の部分はパリパリして、中はもっちりとして、おつまみに良い。
【里芋と豚すね肉の煮込み】(900円)
豚のすね肉は圧力鍋で柔らかくする。
デミグラスソースには、豚のすね肉を炊いたスープ、ダシも加えて、少し和風にしている。
里芋とおくらを添えていた。
程よい甘さで、トロトロのすね肉が美味しい。
【わたりがに】(2400円)
これで半身くらいになる。
全ての身をほぐしてくれていて、味噌も別皿にしていた。
蟹酢、酢橘などが添えてあるので、お好みで。
ものぐさにはぴったりのメニュー。
天ぷら
日替わりで、魚介、野菜など、10種類ほどあり、それぞれ1貫から頼める。
揚げ油は、白絞油を使っている。
天つゆと赤穂の塩が出てくるので、お好みで。
【はも】(1貫300円)
【黄金穴子】(1貫350円)
同じような胴体が長い魚だが、食べ比べができるのが面白い。
はもは身にほんのりと甘味があり、ホロッと崩れる感じ。
穴子は弾力のある身で食べ応えがある。
【稚鮎】(1貫300円)
頭からガブリと食べられ、ほんのりと苦みがあるのが良い。
大人の味。
【磯部もち】(250円)
餅を揚げて、海苔で巻いて出てくる。
焼き餅だと外側がガリガリになるが、これはソフトな仕上がり。
妙にクセになる味と食感で美味しい。
■■攻略法■■
一人でも楽しめるお店だが、数人で行ってシェアして、色んな料理を楽しむべし。
■■チョッチュ■■
女性のお客様が多いので、葉物野菜があればいいかなぁ。
目の前の付け台で、自分が頼んでない料理が完成されていくので、そそられまくってしまいます。
■■オススメ店■■
曽我部さん 博多区上呉服町 Barba Bianca
■■その他■■
客単価 : がっつり飲んで食べて 6000~7000円くらい
ビールは、生600円から、瓶700円から。
ハイボールは550円から、サワーは500円から。
焼酎はグラス450円から(ソーダ割プラス50円)
日本酒は、グラス600円から、燗1合とっくり700円から。
ワインは、グラス650円から、ボトル4000円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【南部鉄器 濃厚かしわ飯】(1500円) 1合 茶碗2杯ほど
2位 : 【だし巻きたまご】(2人前より 500円)
1位 : 【いわしの実山椒オイル蒸し】(700円)