BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2023-06-30(金) 地域:中央区
酒と肴 佐とう
- TEL
- 092-406-8512
- 住所
- 福岡市中央区荒戸2丁目4-5 ロワールマンション西公園Ⅲ101
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2023年5月10日
- 席数
- 16席(カウンター8席)
- 営業時間
- 昼 11:30~15:00(L.O.14:00)前日までの予約制 / 夜 17:30~22:00(L.O.21:30)
定休日:月曜日 + 不定休
- 調査日
- ■2023年6月16日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
内容
今日ご紹介するのは、那の津通り沿い、荒戸1丁目の交差点近くにある、和食のお店です。
マンションの1階にあり、砂利と踏み石、行燈看板ともみじ、白い暖簾がかかるちょっとした
アプローチを抜けると、店内には、白木のカウンター席、個室が2部屋あり、梁のようなデザインの
下がり天井で、シンプルな和食の内装ながらも、とてもオシャレです。
店主の佐藤さんは、日本料理「喜水亭」で10年修業し、その他、焼鳥居酒屋や蕎麦などでも勉強しました。
そして、メシュランでも2018年3月23日に紹介した「串揚・旬彩 隆 TAKA」を2017年に独立オープン。
そのお店を閉め、元々和食の料理人だったので、原点回帰でこのお店をオープンしました。この道19年。
和食ということで、季節を重視し、素材を生かして、クラシカルなものを基準に遊び心を入れた料理が並びます。
魚介類は長浜や豊洲から、野菜は地物を中心に仕入れています。
また、器にも凝っているので、目でも楽しめます。
街中の喧騒から少し離れ、落ち着いた場所にあり、デートや記念日にもぴったりなお店です。
チェック
アラカルトとコース
コースは、6000円からの案内で、予算に応じる。1名からの受付で、前日までの予約になる。
アラカルトの場合、小鉢代として500円、また、別途1ドリンクオーダー(ソフトドリンクでも良い)
我々は、6000円のコースを頼んだ
内容は日によって替わり、だいたい、9、10品くらい
【生湯葉 北海道の雲丹とイクラのせ】
朝倉の豆腐屋さんの生湯葉を取り寄せ。
それに、割醤油をかけ、雲丹とイクラの醤油漬けをのせ、穂紫蘇を添えて出てくる。
織部割れ山椒向付に盛り付けて出てきて、とてもキレイだった。
湯葉の食感に雲丹の旨味、イクラの塩気が良い。
お造り【イサキ、ヤイトカツオ】
器にクラッシュアイスを敷き詰め、その上に盛り付けて出てきた。
玄海産のイサキ、長崎産のヤイトカツオの刺身。
ケンは「重ね大根」と言って、桂剥きした大根を重ね、拍子木切りしたもので、つまみに良い。
他に、リボンのようになったビーツ、ボウフウ、ラディッシュを添えていた。
山葵、酢橘があるので、お好みで。
どちらも柑橘が合う魚なので、酢橘で食べるのもさっぱりして良かった。
【海老真丈 あおさの餡かけ】
海老をたたき、魚のすり身と合わせて蒸し、天ぷら粉をつけて揚げる。
お椀に海老真丈を入れ、あおさを加えた銀餡をかけ、白髪葱と木の芽を添えていた。
餡は味が強くないので、スルスルと食べられ、木の芽の香りがとても良く、爽やか。
【イチジク白和え】
この時期に見るとは思っていなかったイチジクは、熊本産の割と大きなものを使い、
皮をむいて食べやすい大きさにカット。
その上にのっているのが白和えになる。
豆腐を湯がいて軽く押して、多少水分を抜き、胡麻、味噌、調味料、生クリームを加えて作る。
イチジクに絡みやすく、ソースっぽい白和え。
仕上げにすり胡麻とクラッシュした胡桃を散らすので、食感に変化があって良い。
味がある白和えとイチジクがよく合っていて美味しい。
【金目鯛の焼き物 つぶ貝 半熟卵のウニソース】
ここで八寸ぽいものが登場。
千葉県銚子産の金目鯛は、シンプルに塩焼き。
つぶ貝は旨煮。
半熟卵のウニソースは、少し酸味をきかせてて、美味しい。
それに、冥加の甘酢漬けを添えていて、口直しに良い。
【天然鯛の握り】
こちらは、しのぎのような感じ。
鐘崎産の天然鯛を大振りに切って、握りにしている。
煮切りを塗っているが、包丁目を入れているのでとまりやすく、食べやすい。
酢橘を添えているのでちょっと絞ったら爽やかで、また違った味わいを楽しめる。
【宮崎 齊藤牛のロース】
宮崎県のサイトーファームで育った「宮崎和牛齊藤牛」というブランド肉のロース。
霜降りで、脂もしっかりのっていて、焼き方がよく、とても柔らかく仕上がっていた。
新玉ねぎと白味噌のソースも、美味しい。
しし唐、ヤングコーンを添えていた。
【車海老酢味噌】
車海老はボイルして殻を剥き、適度な大きさにカット。
車海老の下には酢味噌、上には土佐酢のジュレをかけ、穂紫蘇を散らした、見た目に涼し気な夏らしい一品。
酢味噌の酸味が海老によく合っていた。
【土鍋めし 大根じゃこ】
土鍋を使い、ダシで炊いた御飯で、今回は、細かく切った大根も一緒に炊いている。
炊き上がったら、じゃこと木の芽をのせて、プレゼンテーション。
しっかり混ぜたあと、各自のお茶碗によそってくれる。多少お代わりできるくらいの量はある。
木の芽の爽やかさがよく、じゃこは生臭くなく、適度な塩味でお米の甘味が引き立ち、美味しい。
一緒に出てくる味噌汁は 魚の焼き骨でとった出汁、白味噌と合わせ味噌を使い、具材はワカメ。
白菜と野沢菜昆布の漬物も添えていた。
デザート【抹茶プリン】
抹茶が濃厚で良い。それに、リンゴ、黒蜜を添えていた。
■■攻略法■■
この店が初めての人は、コースだと一通り分かるので、オススメ。
慣れたら好きなものを単品で頼むと良い。
■■チョッチュ■■
日本酒は、頑張ってたくさん揃えているが、もっとバラエティに富んだ味で揃えてもらったら嬉しいなぁ。
例えば淡麗なものがあったり、クセがない焼酎を加えたり。すると、コースの途中で味変にもなるかなぁ。
■■オススメ店■■
佐藤さん 春吉 「日本酒バー 雲レ日」
■■その他■■
客単価 : アラカルトで飲んで食べて 7000円くらい
コースは、6000円、10000円を頼む人が多く、食事プラス飲み代になる
ビールは、生350円から、瓶800円から。
ウイスキーは600円から。
ワインは、グラス600円から。
焼酎は、500円から。
日本酒は、グラス(100cc)550円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【季節の土鍋めし(1合~)】(1200円) 40分ほどかかる
2位 : 【天ぷら 野菜盛り】(3種600円、6種1000円)
1位 : 【刺身盛り合わせ】(1人前1600~2000円前後) 仕入れにより替わり、だいたい9種1貫ずつ。