内容

今日ご紹介するのは、地下鉄天神南駅の近くにある、炭焼きがメインの山小屋風居酒屋さんです。
古い建物をリノベーションしていて、店名は山小屋風のロッジと路地をかけて付けられています。
都会の中でもゆっくりくつろげる空間にしたいとの思いから、アンティークな雑貨やアウトドアを意識したものが飾られ
1階はオープンキッチンでライブ感を楽しめ、2階は吹き抜けの周りにカウンター、
テーブル席があり、じっくりお話しができる空間となっています。
ここは、薬院のもつ鍋「きんぎょ」、「ふつうの居酒屋」の姉妹店です。
若い人たちが働きたいと思えるお店を考えてカタチにしたということで、
例えば、キッチンの中にある炉は、スタッフで作るなど、皆が積極的に関わっています。
店長の渡島さんは神奈川県出身で、東京の居酒屋を経て、来福。
福岡の居酒屋ののち、3年前にこの店の姉妹店で働くようになり、この店に来ました。この道13年。
料理は、炉を使った炭火焼きがメインで、季節の野菜や魚介類や、牛肉、豚肉、加工肉、ジビエなどを焼いたり、盛り付けがキレイな創作系の前菜があったり、キャンプっぽくココットを使った一品が並びます。
また、スタッフにソムリエ、パティシエ、バリスタがいるので、
本格的なデザート、食後のコーヒーやデザートワインまでしっかりしたものを用意しています。
アクセスも良く、デートにもぴったりなお店です。

チェック

基本アラカルト
コースは、4000円くらいから要相談

アミューズ (500円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は「鶏レバーのパテとリンゴのタルトタタンの最中サンド」
鶏レバーのパテは、まず、鶏レバーを牛乳に漬け込み、表面を強火で炒める。
そして、ニンニク、エシャロットをバターで炒めて香りを出し、レバーと合わせてミキサーにかけ、
生クリームを合わせて焼き、冷やし固めたもの。
リンゴのタルトタタンは、最初にカラメルを作り、リンゴの皮と芯を入れて香りを移して、濾す。
その中にリンゴの実と調味料を合わせて漬け込んで作ったもの。
最中の上にリンゴのタルトタタン、鶏レバーのパテをのせ、イタリアンパセリを散らして、出てくる。
レバーの味にタルトタタンの甘味が加わり、美味しい。

【アボカドの味噌漬けゴルゴンソース】(600円)
アボカドは皮を剥かず半分に切り、針で皮に細かい穴をあけ、1日ほど味噌漬けする。
注文が入ってから皮を剥き、食べやすい大きさにカットして、盛り付け。
上にパルミジャーノチーズ、糸削りをのせ、横にゴルゴンソースを添えて出てくる。
まったりしたアボカドに味噌の旨味とチーズのコクが加わり、お酒のつまみにもぴったり。

【生ハム×メロン×モッツァレラの白和え】(980円)
フルーツは、季節によって、苺やイチジクなどに変わり、我々の時はメロンだった。
白和えのソースの上に、ハモンセラーノ、メロン、モッツァレラをのせて出てきた。
白和えのソースは、豆腐とクリームチーズで作ったもので、
和食の白和えとは違うものだが、うまく食材同士をつなげている。
ワインのつまみに良い一品。

【スモーキーなポテトサラダ】(680円)
盛り付けられたそれぞれの食材を、自分で混ぜて完成させるポテトサラダ。
ポテトは「インカのめざめ」を使い、マヨネーズの代わりに自家製野菜のタルタルソースを加えて作る。
ポテトの中には、ベーコンの他、いぶりがっこ、ポテトフライを加えているのが面白い。
本物の切り株をお皿にして盛り付け、
スモークウッドで燻製にした卵をその上にのせ、パルミジャーノチーズをかける。
ガラスのクローシュ蓋をして、スモークガンで桜チップの煙を満たして出てくる。
瞬間燻製なので、燻製香は強くなく、いぶりがっこやポテトフライの食感の違いも良い。

【ロッヂの自家製ソーセージ】(800円)
豚の粗挽き肉と、ゴロッとカットした豚トロ、バジル、パセリなどのフレッシュな香草で作った自家製。
季節に自家製ピクルス、粒マスタードを添えて出てくる。
肉肉しいが、ハーブのおかげで爽やかさもあり、ジューシーで美味しい。

【国産牛タン】(4950円※参考)
和牛は、たまたまあったので注文。常時あるわけではないので参考に。
通常は、【US産牛タン】(3000円)になる。
タン元の良い部分を使い、だいたい150～180gくらいでボリュームがある。
塊のまま炭火で焼いていく。
最初に強火で周りを焼き固め、弱火で中まで火を通し、ホイルを巻いて寝かせる。
それを再び焼いて、厚めに乱切りして、炭塩を振った切り株皿に盛り付け、
山芋の炭火焼き、粒マスタードを添えて出てきた。
この炭塩は、玉ねぎを黒く焦がし、竹炭パウダー、塩などを加えて作った自家製で、塩味は強くない。
肉が厚めにカットしているので、噛み応えがある。
肉だけを味わっても良いし、炭塩を付けてもほんのりとした塩味で肉の味が引き締まるので良い。
提供するまでに30分くらいはかかるので、注文は早めに。

【鹿児島産和牛うちもも】(2800円)
こちらも、だいたい150～180gくらいでボリュームがある。
また、塊のまま炉の炭火を使い、周りを固めた後に休ませるなど、こちらもタンと同じように焼いていく。
こちらの付け合わせは、ジャガイモの炭火焼きだった。
繊維のきめが細かく、脂肪は少なめなので、赤身の旨味を楽しめる。
提供するまでに30分くらいはかかるので、注文は早めに。

■■攻略法■■
座るならチャコールグリルも見えてライブ感があるカウンターがいいかなぁ。
パエリアなど、時間がかかるものは早めに頼むべし。

■■チョッチュ■■
炭火焼きがメインということで、いくつか魚介類や野菜もあるのですが、もう少し増やしてもらえると嬉しいなぁ。
すると、もっと季節感が出ると思うので。

■■オススメ店■■
渡島さん　中央区　「コマツ大名店」

■■その他■■
客単価　：　飲んで食べて　5000円前後

ビールは、生490円から、瓶770円から。
サワーは、600円から。
焼酎は、グラス550円から。
ワインは、グラス650円から、ボトル3960円から。

人気メニュー　ベスト3
3位　：　【生ハム×季節のフルーツ×モッツァレラの白和え】(980円)
2位　：　【スモーキーなポテトサラダ】(680円)
1位　：　【ロッヂの自家製ソーセージ】(800円)