FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2023-05-19(金) 地域:中央区

広東コンテンポラリーチャイニーズ SESSION

TEL
092-732-4444
住所
福岡市中央区渡辺通5丁目25-18 テルラ2階
ジャンル
中華
オープン日
2015年9月17日
席数
40席(個室あり)
営業時間
11:30~15:00(ラストイン14:00) / 
17:00~21:00(ラストイン20:00)

定休日:水曜日(祝日の場合は、木曜日振替定休)
調査日
■2023年5月5日
■天候 くもり
■時間 19時30分
URL
https://www.tenjinterra.com/session.html

内容

今日ご紹介するのは、国体道路沿い、大丸からもほど近い場所にある中華レストランです。
「めんべい」でお馴染みの山口油屋福太郎の経営で、自社ビル「テルラ」の2階にあります。
店内は、中国の調度品に溢れ、広々した空間で、ゆったりと中華料理を楽しめます。
料理長の堤さんは、ホテル日航福岡「鴻臚」などで修業し、こちらの料理長へ。中華一筋23年。
元々オーナーの山口さんが香港で食べた最先端の広東料理が美味しくて、
福岡でも広めたいと思って始まったお店です。
それがコロナ禍を経て、より日本人にも親しみやすい中華料理を取り入れるなど、
メニューを増やしてシフトチェンジしています。
つまり、ベースは広東料理ですが、アレンジを加えて食べやすくしたり、
麻婆豆腐などの別地方の料理もあります。
ということで、アラカルトのメニューは、現在およそ50種類ほどあります。
中国野菜は、小郡市の川辺農園のものを中心に使用しているということです。
また、こちらは個室もありますが、使用料は掛からないとのことなので、様々な使い方ができそうです。
アクセスが良い場所にあり、ファミリー、仲間との食事、デート、記念日、接待など、
様々な楽しみ方ができるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、4400円、6600円で当日可。それ以上は要相談。
ノーチャージ。個室使用料なし。

【クラゲの赤酢和え】(770円)
赤酢を使っているのが珍しいと言うことで注文。
赤酢をベースにした漬け地を作り、ボイルして臭みをとったクラゲを漬け込む。
注文が入ってから、それを引き上げ、ラー油、胡麻油と和えて提供。
酢は角がとれてまろやかで、食べやすい。
クラゲの食感が良い。

【クリームチーズ紹興酒漬け】(4ヶ770円)
紹興酒と醤油をベースにした漬け地に、クリームチーズを1週間ほど漬け込んだもの。
パクチーを飾っているので、お好みで。
だいたい野菜の甘酢漬けを添えていて、この日は、セロリと黄パプリカだった。
チーズの中に紹興酒や醤油の旨味とコクが入り、おつまみにぴったり。
ワインに合いそうな一品。

【澄ましスープの揚げ物】(4ヶ700円)
広東の伝統料理のひとつ。
この店自慢の極上スープ「上湯(ショントン)」は、丸鶏、豚もも肉、スペアリブ、
金華ハム、龍眼(ロンガン)、粒白胡椒を弱火で4時間ほどかけてとったもの。
その上湯に全卵とコーンスターチを加えて練り上げ、
冷ましてから片栗粉をまぶし、高温で外側をカリッと揚げた料理。
噛むと衣の中の上湯が溶け出して、旨味が口の中に溢れる。

【フカヒレ入り三種の細切りとろみスープ】(1500円)
これも、この店自慢の極上スープ「上湯」を使った一品。
三種の細切りは、フカヒレ、筍、椎茸で、同じ太さにカットしてスープの具材にする。
同じ太さなのに食感の違いがあり、面白い。
上湯の旨味も十分に活きている。
我々は2人前を頼み、3人用に分けてもらった。この対応は嬉しい。

【五目春巻】(1個280円)
具材は、海老、豚の背脂、椎茸、筍、白葱、黄ニラ。
それらを刻んで五香粉などの味を加え、生のまま春巻きの皮で巻いて、揚げながら中まで火を通していく。
きちんと味が入っているので、何もつけずにそのまま食べると良い。
中がトロッとした感じになっていて、美味しい。

【トビコのせ広東焼売】(1個280円)
焼売の種は、海老、豚肩ロース、豚の背脂、椎茸、ほんの少しのパクチーで作る。
それを焼売の皮で包み、トビコをのせて蒸したもの。
豚肉などは粗めに切っているので食感があって、噛むと肉汁が溢れ出す。
何もつけなくても美味しい。

【鶏もも肉一本焼き ガーリックパウダー】(1780円)
大きめで身の厚い骨付き鶏もも肉を1本丸ごと使ったメニュー。
鶏もも肉にしっかり中まで味を入れたあと、皮にお湯をかけて、乾かし、水飴を塗って仕込んでおく。
注文が入ってから、それを焼いて食べやすくカットして出てくる。
ガーリックパウダーは、細かくしたニンニク、パン粉、アーモンドスライスなどに、
20種類以上のスパイスを加えて、フライパンで炒って水分を飛ばし、香りを出したもの。
ガーリックパウダーをつけなくても十分美味しいが、
つけるとニンニクとスパイスの香り、味でかなり変化するので、飽きがこない。

【大海老の塩炒め】(4切れ1480円)
大振りの海老4尾と黄ニラ、季節の野菜を塩とスープで炒めたもの。
季節の野菜は、その時々で変わり、この日は蓮根、アスパラなどだった。
スープは「上湯」ではなく、「上湯」を作ったあとの二番だしで、動物性の旨味がより強く出ている。
海老がプリプリで美味しかったが、塩もみして流水にさらすと、プリプリになるとのこと。
塩加減も程よく、海老と野菜の食感の違いが良い。

【ハムユイ茄子の土鍋煮込み】(1700円)
広東料理。
ハムユイとは、魚を塩漬けにして半発酵させ、天日干しで乾燥させた発酵食品。
これと二番だし、オイスターソース、ニンニクと生姜の微塵切り、味を付けたミンチで茄子を煮込んだ料理。
茄子は皮を剥いて高温の油で揚げ、ボイルして油抜きしている。
土鍋を使うので軽く圧力もかかり、茄子の中までしっかり味がしみ込んでいる。
上にパクチーを添えていた。
発酵食品を使っているが変な匂いはなく、とても味わい深くて美味しい。
よく考えたら肉と魚を合わせているのも面白い。

【カリカリ食感の釜揚げシラスの炒飯】(1180円)
以前、この店のコースで出していたが、評判になりアラカルトでも提供。
炒飯には、台湾産の干し大根、葱を刻んで入れ、玉子を加えている。
炒飯の上にのせた釜揚げシラスは、時間をかけてゆっくり揚げているので、カリカリ。
この干し大根とシラスの食感のコントラストが良い。

【あんかけ焼きそば】(1380円)
広東料理の代表的な料理の一つ。
作り方はシンプルで、具材である豚の細切り肉、もやし、黄ニラを炒め、
二番だしで味を加え、片栗粉でとろみをつけて餡にしている。
麺は太めなものを使い、ボイルしたあとに油を多めで炒り焼きしたもの。
麺に餡が良く絡み、麺が太いので食べた満足感もある。

■■攻略法■■
我々は【フカヒレ入り三種の細切りとろみスープ】2人前を3人用に分けてもらいました。
こういうちょっとわがままなオーダーも聞いてくれるので、お願いしてみるべし。

■■チョッチュ■■
我々は、割と夜遅くまで仕事をしていることが多いです。
そんな人のために、もう少し閉店時間を遅らせて欲しいなぁ。1時間でいいので。

■■オススメ店■■
堤さん 牧のうどん

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 5000円前後

ビールは、生630円から、ビン720円から。
ハイボールは530円から。
焼酎は、グラス490円から。
ワインは、グラス770円から、ボトル4800円から。
紹興酒は、グラス530円から、ボトル3600円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【土鍋御飯】(2~3人分) 例えば「干し豚と腸詰めの土鍋ご飯」(1980円)
2位 : 【福岡県小郡市直送~季節野菜の塩炒め】(1000円)
1位 : 【とれたての極上スープ「上湯」】(770円)

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