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BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2023-05-12(金) 地域:博多区中洲

鉄板 これやこの

TEL
092-292-8182
住所
福岡市博多区中洲2-4-20 第21ポールスタービル1F
ジャンル
洋食
オープン日
2015年11月18日
席数
20席(カウンター8席)
営業時間
18:00~26:30(L.O.26:00) / 
日曜・祝日 17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日:盆・正月
調査日
■2023年4月28日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/kenjirou_koreyakono/

内容

今日ご紹介するのは、中洲の中心、中洲大通りと新橋通りの角にある、カジュアルな鉄板焼きのお店です。
大きなビルの1階の一番奥で、ガラス戸を開けると、オープンキッチンのカウンター、奥にテーブル席があります。
ちなみに、すぐ近くに系列のバーがあり、ここが満席でも、そちらで料理を楽しめます。
料理長の山本さんは、東京でフランス料理、洋食の勉強をして福岡に戻り、
南区や中洲、西中洲などの鉄板焼き店を4、5軒回って修業し、この店の料理長へ。この道30年。
鉄板焼きと言うとコース主体のお店が多い中、ここは中洲という場所柄、創作系やおつまみも豊富です。
そして、そのどれもがリーズナブルに楽しめます。
肉類は九州産を中心に、その日の良いものを仕入れ、野菜は糸島産が中心です。
アクセスもよく、気軽に鉄板料理を楽しめるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、5500円、6600円、9900円の3コースがあり、前日までの予約で、2名様から受付。

【付き出し】(660円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は鉄板物だったり、一品物だったり、その日で変わり、この日は「トマトのカナッペ」。
バケットの上に、レモンクリームソースを塗り、刻んだトマトをのせたもの。
おつまみにちょうど良い。

また、肉や野菜などの鉄板メニューを頼むと、自家製卸ポン酢が出てくる。
柚子ではなく、橙を使っていて、酸味は控えめ。
この大根卸を口直しに食べる人もいる。

【エビとアボカドのタルタル】(790円)
茹でたエビとアボカドをわさびマヨネーズで和えたタルタル。
葱がたっぷりのっているのでよく混ぜて、添えている焼いたバケットにのせて頂く。
このバケットは、平尾「ベーカリーハカタ」の柔らかくておいしい名物ソフトフランス。
海老とアボカドの王道コンビに、ほんのり山葵がアクセントになって、美味しい。

【ソフトシェルシュリンプ 海老と青しそ春巻】(1320円)
ソフトシェルシュリンプは、脱皮したてで頭から殻まで丸ごと食べられる海老のこと。
それを青紫蘇と一緒に春巻きの皮で巻いて、鉄板で焼いたもの。
パクチーと、スパイスを数種類ミックスしたエスニックソースを添えて出てくる。
このソースの味が良い刺激となり、海老のうまみが増す。

【牛タンの網焼】(2900円)
この店には、鉄板の他に網もあり、料理によって使い分けていて、これは網焼きになる。
タンは一番先端の固い部分を切り落とし、それ以外の部分、タン元などを、バランスよくカットして提供。
焼いたシシトウ、レモンを添えていた。
とてもやわらかで、火も通しすぎず、美味しい。

【バリうまこんにゃく鉄板】(550円)
こんにゃくは、沸いたお湯に一度くぐらせてこんにゃく臭さを取り、鉄板で焼いている。
味付けは塩胡椒で、仕上げに醤油を一振りし、香ばしさを出している。
しっかりした弾力もあり、独特の匂いもなく、癖になる一品。

【牛すじとしいたけ鉄板】(1980円)
椎茸は、長崎産で結構肉厚のものをカット。
牛すじは、ヒレの横についているヒモという部分で、一般的にヒレステーキとして一緒に出すが、
微妙に食感が違うため、この店ではあえてヒレと区別して取り除き、この料理で使っている。
ガーリック、塩胡椒、醤油で味付けし、葱を散らして出てくる。
肉は全然すじっぽくなくやわらかで、ガーリックの香りが食欲をそそる。

【これやこのハンバーグ】(1540円)
小さなソースパンのようなものに入って出てくる。
この店で、牛ステーキにする肉を粗目に挽き、
つなぎにほんの少しだけパン粉を加えた牛肉100%のハンバーグ。
表面をしっかり焼き、中までしっかり火を通してから、温めたソースが入った器に入れ、葱を散らす。
このソースは、フォンドボーで、2日かけてしっかり煮詰めているが、澄んだあっさり味。
とても肉肉しく、つまみになるハンバーグ。
ハンバーグの肉汁が混ざったソースまでしっかり味わってもらうため、プラス230円で御飯を追加できる。
これを頼むと、御飯を入れてくれるので、ソースに絡めながら食べると良い。
また、プラス110円で、目玉焼きのせもできる。

【ヤリイカ鉄板焼】(2000円)
ヤリイカを丸ごと1本焼いて、食べやすいようにカットしたものなので、ボリューム満点。
最近、ヤリイカもなかなか手に入りにくくなってきたので、
最盛期に獲れたものを船上で急速冷凍して確保している。
刺身でも食べられるようなものなので、身に弾力があって美味しい。
オヤジにぴったりな居酒屋っぽい料理だが、味変で出てくるのが
一味マヨネーズではなくチリソースで、これが居酒屋と違うところ。
このチリソースは魚介類系を頼むと出てくるが、そこまで辛くないのでアクセントに丁度良い。

【九州産黒毛和牛 たべくらべ3点盛り】(6600円)
黒毛和牛ステーキは、「シャトーブリアン」(100g 5500円)、「極上ロース」(100g 5500円)、
「赤身ヒレ」(100g 4400円)があるが、この3つ全てをちょこちょこ味わえる盛り合わせがあるので頼んだ。
「シャトーブリアン」は、とても柔らかくて、脂ものっていた。
「極上ロース」は、とてもジューシーな肉。
「赤身ヒレ」とは、ランプの部分のことで、このお店での呼び方。
赤身の味がしっかりしていて、やわらかい。
山葵、ヒマラヤ岩塩、青森産のニンニクで作ったチップを添えているのでお好みで。
これで3種類を味わい、好きなものがあれば、単品でオーダーすると良い。

【カレーパン】(660円、チーズのせ880円)
皆が想像しているものとは違う。
バターに20種類以上のスパイスを加えた、自家製カレーバターを使った一品。
鉄板でカレーバターを溶かし、その上に、カットしたベーカリーハカタのソフトフランスをのせ、
バターとスパイスを染み込ませたもの。
カレーはワインでも邪魔をしない程度の味で、辛くはなく、小腹が空いた人にも良く、おつまみにもなる。
チーズのせは、仕上げに溶かしたラクレットチーズをかけたもの。
この料理を始めるとカレーの良い香りが漂い、とても食欲をそそられる。

■■攻略法■■
しっかりしたステーキも、もちろんありますが、創作系のメニューも多いので楽しむべし。

■■チョッチュ■■
カウンターが一枚板だったり、内装もとても雰囲気があって格好良いです。
だからこそ、入り口前にお酒のケースを置いているのが、ちょっともったいない気がします。

■■オススメ店■■
山本さん 西新 「福ずし」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 8000円

ビールは、生500円から、瓶660円から。
ウイスキーは、660円から。
酎ハイは660円から、カクテルは660円から。
焼酎は、グラス550円から。
日本酒は、1合1100円から。
ワインは、グラス770円から、ボトル3280円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【ガーリックライス】(880円)
2位 : 【これやこのハンバーグ】(1540円)
1位 : 【カレーパン】(660円、チーズのせ880円)

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