FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2023-05-05(金) 地域:博多区

寿し 鶴壽庵

TEL
092ー600ー4119
住所
福岡市博多区上呉服町11-7
ジャンル
和食
オープン日
2023年3月31日
席数
20席(カウンター6席)
営業時間
17:30~23:00
(フード22:00 / ドリンク22:30)

定休日:日曜日
調査日
■2023年4月21日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/infokakujuan.jp/

内容

今日ご紹介するのは、地下鉄「呉服町」駅近くにあるお寿司屋さんです。
ビルの1階にあり、黒壁にすりガラスの入口には行燈看板があり、暖簾がかかっているのですぐに分かります。
店内はきれいな白木のカウンターの他に、個室もあり、すっきりとしています。
大将の坂田さんは、東京の和食、寿司店などを経て、以前、この番組でも紹介した春吉「水魚」の料理長へ。
その後、独立し、この店をオープンしました。この道33年。
食材は、長浜や柳橋などに足を運び、自分の目で選んだものを仕入れています。
この店のコンセプトは、楽しく飲める寿司屋。ということで、非常にリーズナブルになっています。
7700円と11000円のコースのみで、飲み放題はプラス3300円で、1人から楽しめます。
これで寿司を堪能できるのが凄いです。
アクセスが良い場所にあり、1人からグループまで様々な使い方ができるお店です。

チェック

基本3コースのみ ※今後アラカルトも始める予定
寿し会席「雪柳」(7700円) 前菜、蒸し物、刺身4種、焼物、酢の物、寿し5貫、汁物、デザート
カウンター席限定 寿し「海老根」(7700円) 先付、蒸し物、刺身2種、酢の物、寿し15貫、汁物、デザート
寿し会席「太神楽」(11000円) 先付、前菜、蒸し物、刺身5種、焼物、酢の物、寿し8貫、汁物、デザート
飲み放題は、プラス3300円で2時間。延長は、30分1000円。
1名様から可で、当日でも空きがあれば可
サービス料なし

我々は、カウンター席限定 寿し「海老根」(7700円)を頼んだ

カウンター席限定 寿し「海老根」(7700円)

先付【泉州なすのわさび漬けと、つぶ貝の煮付け】
大阪、泉州の水なすは、水分が多くて柔らかく、アクが少なく独特の甘みもあり、生でも食べられるもの。
それをこの店でわさび漬けにして、出てきた。
瑞々しさがあり、わさびの爽やかな刺激があるのが良い。
つぶ貝の煮付けは、貝の旨味をしっかり感じる。

刺身2種【ヤヒロ、サワラ】
どちらも近海で獲れたもの。
標準和名では「ヒラスズキ」というが、福岡の方言では、「ヤヒロ」と言う。
淡泊な旨味でほんのり甘く、コリコリした食感が良い。
サワラは背側の皮付きを使い、皮目を炙っていた。

酢の物【トマトとセコガニ】
「セコガニ」は、小さくて身が詰まっていて、蟹味噌、内子外子もある松葉ガニのメスのこと。
トマトは糸島の「小金丸トマ」トという、甘みとコクのある高糖度フルーツトマト。
北海道のセコガニの身を蒸してほぐし、土佐酢のジュレ、チーズ、
クラッシュしたアーモンド、カットしたトマト、山葵と合わせて出てくる。
さっぱりしていて、蟹の旨味とトマトの旨味が重なり、美味しい。

蒸し物【フォアグラの茶碗蒸し】
フォアグラを茶碗蒸しの生地に練り込んで、蒸している。
その上にべっ甲餡をかけ、山わさびを添えていた。
フォアグラの塊はないが、しっかり味はして、香りも良い。

寿し15貫
シャリには、赤酢と米酢を割って使っているが、赤酢は弱め。
飲みながら食べられるように、全体的にシャリは少なめ。(一般的な寿司の半分くらい)
ネタには醤油などを塗って味を付けているので、そのまま頂くスタイル。
ガリの代わりに、その時の野菜を使った口直しが出てくる。
この日は、新玉ねぎの甘酢漬け。ちなみに、お代わり可。
今後は、キャベツの甘酢漬けなどが出る予定。
【タイラギ】
愛知産の生き物を握って煮切り醤油を塗って出てきた。
食べると口の中に磯の香りが広がる。
生きているので、噛むとコリッとした食感があり、美味しい。

【アオリイカ】
こちらでは「水イカ」とも言う。
長崎産のものを少し寝かせ、細切りにして、どれを食べてもイカの身の真ん中と外側が
まんべんなく使われるように並べ替えてシャリにのせ、握っている。
イカの身は、真ん中が一番甘くて美味しいため、不公平感をなくすための技。
上にヒマラヤ岩塩を振り、柑橘を絞って出ていた。
ネタに包丁を入れている分、シャリを緩く握っているので、口の中でパラパラとなる。

【赤貝】
山口産のものに煮切り醤油を塗って出てきた。
コリコリの食感が良い。

【カマス】
玄海産で、皮目に包丁を入れて炙り、塩を振り、柑橘を絞って出てくる。
水っぽさもなく、皮付きなので旨味もしっかり感じる。

【ヤヒロ】
煮切り醤油を塗って出てきた。
身がしっかりしていて、クセもなく、上品な味わい。

【シマアジ】
煮切り醤油を塗って出てくる。

【ふぐ】
1日寝かせたショウサイフグを使っていて、煮切り醬油を塗って出てきた。
小さいのでさばくのは面倒だが、身を厚めに切っているので、コリコリして美味しい。

【金目鯛】
伊豆産の金目鯛に、塩を振り、柑橘を絞って出てきた。

【車海老】
旨味が流れないように、茹でずに酒蒸しして殻をむき、煮切り醬油を塗って出てきた。
プリプリした身は甘みもあって、美味しい。

【赤むつ】
対馬のブランド「紅瞳」で、皮目を炙って、塩を振り、柑橘を絞って出てきた。

【中トロ】
長崎産の生を使い、煮切り醬油を塗って出てきた。
程よい脂が口の中でとろけていく。

【ミンク鯨】
赤身を、何十分間かくらい、臭みが抜けるように生姜漬けして握っていた。
刺身で食べられる部分なので、筋もなく、食べやすくて美味しい。

【雲丹の手巻き】
根室の雲丹、有明の海苔を使った手巻き寿司。
海苔のパリッとした感じと磯の香り、雲丹のまったりと濃厚な味わいが良い。

【穴子】
対馬の穴子を柔らかくなるように炊いて、炙ったもの。
煮詰めを塗って出てくる。

【玉子】
他とはちょっと違う玉子焼き。
だし巻き卵の材料でプリンのように低温で蒸し焼きしていて、巻いている訳ではない。
分かりやすく言うと、牛乳の代わりにダシを入れている。
仕上げに粉糖をキャラメリゼしているので、ちょっとプリンのような味わいもある。

汁物【あおさの味噌汁】
今が旬なので、天草のあおさの味噌汁だった。
具材は、季節によって変わる。

デザート
だいたいパンナコッタであることが多い

■■攻略法■■
我々が食べた寿し「海老根」はカウンター席限定なので、寿司をいっぱい食べたい方は、カウンター指定で予約を入れるべし。
「雪柳」はおつまみが多いコースになります。

■■チョッチュ■■
ガリは新玉ねぎでした。これはこれで良いのですが、やっぱり生姜のガリも食べたいから、一緒に出して欲しいなぁ。

■■オススメ店■■
坂田さん 中央区警固 「蕎麦おざき」

■■その他■■
客単価 : コースを頼んで飲んだだけ

ゴールデンウィークは、日曜日以外営業しています。

ビールは、生770円から、瓶880円から。
ハイボールは660円から、サワーは660円から。
焼酎は、660円から。
日本酒は、1合880円から。
ワインは、グラス660円から、ボトルもある。

ザ・メシュラントップに戻る