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BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2023-03-31(金) 地域:福岡県内のその他のエリア

とよ

TEL
093-541-5375
住所
北九州市小倉北区魚町4丁目3番8号 モナトリエ 2階
ジャンル
和食
オープン日
2020年10月8日
席数
カウンター9席
営業時間
18時、19時、20時の一斉スタート
(その日の予約状況によって時間が変わる)

定休日:不定休
調査日
■2023年3月15日
■天候 晴れ
■時間 19時00分

内容

今日ご紹介するのは、平和通りと小文字通りの交差点近くにある和食のお店です。
ビルの2階にあり、利休茶っぽい色の暖簾の奥に入口があり、ちょっと隠れ家っぽい雰囲気。
店内は、コンクリートや藁すさの土壁風だったり、天井は木目の下がり天井で、立体的に作っています。
キッチンの前は、広いL字型のカウンター席です。
店主の古賀さんは、北九州市内の割烹、小料理屋、寿司屋などで修業し、和食一筋23年。
2年ほど前に、この店をオープンしました。
食材は、旦過市場、豊洲市場の他、京都などからも取り寄せています。
システムは、おまかせコースのみとなり、18時、19時、20時の一斉スタートで、
その日の予約状況によって時間が変わります。
料理は、カウンター席の前のオープンキッチンでするため、ライブ感も楽しめます。
あまり奇をてらわず、季節の食材をシンプルに活かした組み合わせと料理法で作り上げたコースを味わえるお店です。

チェック

「おまかせコース」(13750円)のみ
内容は、季節の食材によってゆるやかに替わる
前日までの予約
別途サービス料は、10%

先付【アオリイカと車海老の酢ゼリーがけ】
ガラスの器に盛り付けて出てきた。
アオリイカは2日ほど寝かせたもので、包丁を入れて食べやすくしている。
車海老は軽くゆがいて、頭を取り、むき身にする。
その上にタラの芽を置き、酢ゼリーをかけ、生からすみを添えていた。
「酢ゼリー」は、お酢と出汁を合わせてゼラチンで固めたもの。
生からすみは、からすみを作る工程で塩漬けしたものを、塩抜きせずにお酒に漬けたもので、ウェット。
出汁のゼリーとからすみの塩気で海老とイカの甘みが引き立っていた。

しのぎ【若松の雲丹の手巻き】
シャリは赤酢を使用。
その上には、若松で獲れた紫雲丹をのせている。
一番下にある海苔は、今年日本一になった熊本産。
自分で巻いて食べると良い。
雲丹の甘さがよく、海苔の磯の香りが立っていた。

お椀【貝尽くしの椀物】
山口産のミル貝、千葉産の蛤、北海道産の帆立を使ったお椀。
ミル貝と蛤は別々で火を通す。
帆立は真丈にしているが、つなぎは入れず帆立100%で作り、一度蒸している。
出汁は、蛤と昆布でとったもの。
それぞれの貝の旨味が重なり美味しい。

お造り【金目鯛、河豚、天然鰤】
器にクラッシュアイスを盛り、その上に刺身がのって出てくる。
皮目だけを炙った金目鯛は千葉産で、とても脂がのっていた。
地物のトラフグは、モッチリした食感。
長崎産の天然鰤は、脂もあって美味しい。
彩りと口直しに菜の花を添えていた。
醤油、ポン酢、本山葵が出てくるので、お好みで。
この醤油は刺身用で作っていてまろやか。

【渡り蟹の茶碗蒸し】
茶碗蒸しとはなっているが、生地はほんの少しだけで、ほとんどが蟹。
蒸した生地の上には、渡り蟹の殻でとった出汁を使った餡をかけている。
その上には、蟹のほぐし身と内子をのせている。
濃厚な蟹の旨味を味わえる一品。

【たいらぎとホワイトアスパラの酢味噌がけ】
地物のたいらぎの貝柱は、衣を着けてフライにする。
かなり太めの佐賀産のホワイトアスパラには、自家製酢味噌がかかっていた。
この酢味噌は橙の果汁と味噌を合わせたものなので、酸が立っていない。
こういう和食流の季節のサーフ&ターフな一皿が出てくるのも良い。

焼物【甘鯛、車海老】
山口県萩産の甘鯛は、炭焼き。とても脂がのっていた。
それに、先付で出た車海老の頭を煎餅にして合わせてきた。
ここで言う煎餅とは、カラカラになるまで焼くことで、プレスしているわけではない。
サクサクしておつまみに丁度良い。

飯物【土鍋ご飯など】
南魚沼産のコシヒカリを土鍋で炊いて出てくる。
それに、この日は5種類のご飯の友が出てきた。
「煮穴子」は、山口産の穴子を一度炊いた後に煮て、仕上げに軽く炙っている。
本山葵を添えていて、タレも甘すぎず、お酒のアテにもなる。
その他は、「白菜漬け」、「自家製明太子」、「蕗味噌」、「ちりめん山椒とからすみ」。
このからすみは、先付で出たものとは違い、しっかり干したもの。
それをちりめん山椒に加えていた。

デザート【ほうじ茶のプリン】
コースの締めに、ほうじ茶とほうじ茶プリンが出てきた。

■■攻略法■■
早めに予約するべし。週末は1ヶ月先まで予約が埋まっていることが多い。

■■チョッチュ■■
このビルの性質上、共同トイレとなります。キレイで広いのは良いのですが、店内の空間とギャップがあるかなぁ。
今回のコースで「酢ゼリー」を使った一品がありました。最後まで味わいたいので、スプーンがあると嬉しいなぁ。

■■オススメ店■■
古賀さん 福岡市中央区春吉 イタリアン「Cuccagna hakata」

■■その他■■
客単価 : コース+飲んだだけ+サービス料(10%)

ビールは、瓶650円から、生1100円から。
ハイボールは1000円から。
日本酒は、1100円から。
ワインは、グラス1400円から、ボトル6500円から。

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