BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2023-03-17(金) 地域:福岡県内のその他のエリア
inizio
- TEL
- 093-583-6303
- 住所
- 北九州市小倉北区大門1-3-6 中野ビル103
- ジャンル
- 洋食
- オープン日
- 2015年10月30日
- 席数
- 14席(カウンター席あり)
- 営業時間
- 12:00~14:00(L.O.13:30) /
18:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:木曜日
- 調査日
- ■2023年3月8日
■天候 晴れ
■時間 19時00分
内容
今日ご紹介するのは、西小倉駅の近くにあるイタリアンレストランです。
白壁に青い庇があり、お店の前にはオレンジやライトブルーのバイクが飾ってあるので、すぐに分かります。
店内はテーブル席間隔にとても余裕があり、カウンター席も用意しています。
オーナーシェフの高橋さんは、高校卒業後、様々なお店で修業し、ここで独立。この道21年。
中でも一番長いのは、船場町にあった「アミューズグール」というフレンチレストランでお父様のお店。
実は、お兄さんはフレンチレストランを経営していて、この店もお兄さんの店もミシュランに掲載されています。
ということで、料理人家族です。
ここはイタリア料理ですが、その中でもシェフが北イタリアの料理が好きなので、その影響はあります。
カジュアルにイタリア料理を食べてもらうことをコンセプトにしていて、
アラカルトメニューが豊富で、季節で変わるものや海鮮を使ったものもあります。
一品の価格が少し高いように感じるかもしれませんが、
ポーションが多いので、シェアして食べると決して高くはありません。
食材は、地元の直売所や、黄金市場、三萩野市場などのほか、海外のものも取り寄せています。
ちょっと路地裏にあり、静かな場所で、アラカルトが豊富なのでリピーターも通えるお店です。
チェック
基本的にアラカルト
コースは言えば5500円からのおまかせでつくってくれる。前日までの予約で2名様から。
ノーチャージ
【2種類の自家製ハム盛り合わせとたっぷりのサラダ ツナとケッパーのトンナートソース】(1760円)
2種類の自家製ハムは、豚肉で作った「モルタデッラ」と鶏肉で作った「ガランティーヌ」。
そこに葉物、紅芯大根、蕪などの季節野菜と、トンナートソースを添えて出てくる。
トンナートソースは、ツナ、ケッパー、卵黄、オリーブオイルを合わせた
マヨネーズのような感じのソースで、ピエモンテ州の郷土料理。
2、3人で一皿頼むと口直しにもなって良い。
【糸島産猪とピスタチオのテリーヌと根セロリのサラダ】(1980円)
この店では猪肉を1頭分仕入れ、それぞれの料理に合う部位に分けている。
粗挽きした猪肉に、レバー、背脂、ピスタチオを加えて丸く成型してテリーヌにする。
生の根セロリは千切りした後に塩をして余計な水分を抜き、アンチョビ・マヨネーズと和える。
彩りで、スナックエンドウ、インゲン、葉物野菜、そして、粒マスタードを添えている。
テリーヌはクセもなく、ピスタチオの食感と味がアクセントになっている。
根セロリは、シャクシャクして美味しい。
【山口仙崎槍イカとフランス産ホワイトアスパラと南区のフキノトウと天然平茸のフリット】(1800円)
季節を感じる素材を使ったフリット。
日本の天ぷらと違って、衣には小麦粉の他に冷やしたビールなども使うので、サックリ感が違う。
槍イカは弾力があり、フランス産ホワイトアスパラはこれからが旬で、とても柔らかくはっきりした味。
そこに旬のフキノトウ、食感が面白い天然平茸を盛り合わせている。
地物のレモン、サルサベルデを添えているので、お好みで。
サルサベルデは、パセリとアンチョビで作ったソース。
【山口県仙崎産甘鯛のウロコ焼きムニエル】(2640円)
なんと半身分使っていてびっくりした。
フライパンに油を多めに入れて、皮目を下にして揚げ焼きしていく。
仕上げにアンチョビバターを加えて、ムニエルにする。
皿の上に、地物の野菜 芽キャベツ、百合根などを敷き、
その上に甘鯛をのせ、バターソースをかけていた。
バターソースの中には揚げたパン粉を加えていて、食材ともよく絡む。
和食の甘鯛とはまた違った解釈で、甘鯛の身の甘さにバターのコクも加わり、美味しい。
パスタ系
ロングパスタも多く、「アラビアータ」や「カルボナーラ」が人気なのだが、あえてロングパスタ以外を頼んだ。
【新玉葱とトマトのポモドーロソースで和えた新ジャガ芋のニョッキ】(1650円)
新ジャガで作ったニョッキがプリプリして美味しい。
ポモドーロソースは、新玉葱を飴色になるまで炒め、そこにトマトを入れて煮込み、裏ごしたもの。
アクセントに自家製唐辛子オイルを掛けていて、ちょっとピリッとする。
パルミジャーノチーズを振りかけてコクを増している。
玉葱とトマトの旨味がよく出ていて、ニョッキの作り方が上手い。
お酒のおつまみにもなる。
【イタリア産4種類のチーズ クアトロフォルマッジを詰めたラビオリ】(1980円)
ラビオリの生地は手打ち。パスタの麺とは違い、薄力粉と強力粉で練って作っている。
4種類のチーズは、ゴルゴンゾーラチーズ、フォンティーナチーズ、パルミジャーノチーズ、タレッジョチーズ。
ゴルゴンゾーラチーズは、青カビタイプで、イタリアの代表的なチーズ。
フォンティーナチーズは、ナッツのような風味のセミハードタイプのチーズ。
パルミジャーノチーズは、イタリアチーズの王様と呼ばれるもの。
タレッジョチーズは、 特有の強い匂いがするウォッシュタイプのチーズ。
生地の中にチーズを詰めて成型し、茹でた後にバターと絡めている。
仕上げにパルミジャーノチーズをかけ、胡椒を軽く振る。
チーズをしっかり味わえて、ワインにとても合う一品。
【宗像大島網捕り真鴨胸肉のロースト】(1羽分 4800円)
胸肉は1羽分を骨付きを使い、低温のオーブンに入れ、見た目や弾力を確かめて休ませながらじっくり焼く。
最低でも20分はかかるので、早めに頼んでおくと良い。
それに、紫色が鮮やかなブドウのマスタードソースを添えている。
赤ワインとカシスをグッと煮詰め、鴨のダシを入れてさらに煮詰めた自家製赤ワインソースに、
フランス「Percheron(ペルシュロン)社」のヴァイオレットマスタードを加えて作ったもの。
ヴァイオレットマスタードは、カラシ種子を挽かずに、ブドウ果汁やスパイスを加えて作られたもの。
鴨肉は、ブドウやベリーなどの酸味があるフルーツを使ったものがとても合う。
火の通し方が良く、肉が柔らかく仕上がっている。
■■攻略法■■
最近コースのみのお店が増えているが、ここはアラカルトで頼めるのがポイント。
ポーションも多く、2、3人でシェアしながら好きな料理を頼むべし。
■■チョッチュ■■
メニューは一見イタリア語かなと思うくらい格好良いんですけど、よく見るとクセの強い日本語です。
もう少し読みやすくしてくれたら嬉しいなぁ。
■■オススメ店■■
髙橋さん 小倉北区砂津 「Pot-au-feu(ポトフ)」
■■その他■■
客単価 : 6000~7000円くらい 飲んで食べて
お1人で料理を作っているので、お客様が多い時はお待たせすることもあります。
美味しい料理のためなので、文句を言わないでください。
ビールは、生660円から。
ワインは、グラス660円から、ボトル4400円から。
スプマンテは、グラス770円から、ボトル4400円から。
フランチャコルタもある。
グラッパは、グラス1100円から。
人気メニュー
前菜 : 【2種類の自家製ハム盛り合わせとたっぷりのサラダ ツナとケッパーのトンナートソース】(1760円)
パスタ : ペペロンチーノ系
(取材時は「山口仙崎産アオリイカと菜の花、イタリアのカラスミのペペロンチーノ」(1980円)
メイン : 【オーストラリア産骨付き仔羊ロース肉のロースト】(2本 3300円)