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ザ・メシュラン

放送日:2023-03-03(金) 地域:中央区

FIGO SHIROGANE

TEL
092-981-1087
住所
福岡市中央区白金1-18-17
ジャンル
洋食
オープン日
2022年9月15日
席数
19席(カウンター7席)
営業時間
17:00~24:00(L.O. 23:00)

定休日:日曜日
調査日
■2023年2月17日
■天候 くもり
■時間 19時30分

内容

今日ご紹介するのは、薬院駅の近くにある、イタリアンのお店です。
知事公舎に抜ける道から少し入った場所にあり、白く光る看板が目印。
店内は少しクラシカルな感じで、大きなカウンターの奥にテーブル席もあり、照明は若干暗めで大人な雰囲気です。
店名で分かるように、ここはこの番組でも2011年11月4日に紹介した「FIGO 渡辺通」の2号店になります。
オーナーシェフの城戸さんは、東京やイタリア、福岡で修行し、この道26年。
イタリアでは、ピアチェンツァや、アピアーノの街場のレストランで修業し、福岡ではマンジャーモにいました。
そして、2011年に「FIGO 渡辺通」をオープンし、独立です。
「FIGO 渡辺通」が、料理とお酒をカジュアルに楽しめるお店だったのに対し、
こちらは席数も減らし、落ち着いた感じになり、食事もワインもしっかり味わってもらう大人のFIGOになっています。
ただ、城戸さん自身の料理のコンセプトは変わらず、お皿の上に余計なものをのせずシンプルで、
何を食べているのかが分かりやすいメニューを揃えています。
薬院駅からも近く、じっくりと料理とお酒を楽しめ、デートにもぴったりなお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、おまかせで6600円から、お一人様可、当日可。
席料は440円、22時以降550円
我々は、アラカルトで頼んだ。

【ズッキーニのカルパッチョ】(660円)
「FIGO 渡辺通」にもある定番料理。
生のズッキーニを薄くスライスして、塩胡椒、レモン汁、パルミジャーノチーズ、オリーブオイルで味付け。
塩気も酸味も程よい感じで、サラダっぽいがおつまみになる。

【オリーブの肉詰めフライ(アスコラーナ)】(770円)
オリーブの実の種の部分を取り除き、その中にハム、合挽きミンチ、チーズを合わせて詰め、
パン粉をつけて揚げたもの。仕上げにパルミジャーノチーズを削りかけている。
串に刺さっていて、ピンチョスのような感じ。
オリーブの実の渋味や塩気にミンチとチーズのコクが加わり、美味しい。

【帆立貝柱ムースのソテーサラダ】(1320円)
生の帆立を生クリーム、卵と一緒にミキサーにかけ、蒸しあげる。
それを食べやすい大きさにカットして、粉をつけてバターで焼きあげたもの。
かまぼこ感覚ではあるが、魚ではなく帆立のムースを使うので、
フワッとした食感に仕上がり、帆立の旨味も感じる一品。
彩りのあるサラダは、季節の葉野菜とトマトを添え、ビネグレットをかけている。
ビネグレットは、ワインビネガー、オリーブオイル、塩胡椒で作った、シンプルなもの。
サラダは主役である帆立を邪魔しないように味付けている。

【ズッパディチポッラ(オニオンスープ牛テール入り)】(550円)
ベースは牛テールスープとコンソメになり、イメージ的には
パンとチーズが入っていないオニオングラタンスープという感じ。
ベースのスープに、クタクタになるまで火を入れた玉葱を加えて作り上げる。
牛テールも少し入っていて熱々で提供され、パンとチーズがない分だけ、
スープの旨味が分かりやすくなっている。

【つぶ貝の香草バターオーブン焼き】(1870円)
エスカルゴをつぶ貝に置き換えた一品。
この店では、パセリとニンニクが多めなので、その味が強く出ている。
大きなつぶ貝で、しっかりした味付けがワインのつまみにぴったり。
パンドミーを添えているので、お好みで。

【鶏ムネ肉のバター焼 ソスタンツァ風】(1430円)
「ソスタンツァ」は、フィレンツェにあるお店のこと。
シェフがそこで食べて感動したものを再現した一品。
鶏の胸肉をシンプルにバターで焼き上げ、仕上げにレモンを絞りかける。
鶏肉がぴったり入る鍋で、バターをたっぷり使うのがポイント。
一度しか肉はひっくり返さず、これで、揚げ焼きのような状態になる。
表面に焼き色が付き、旨味を閉じ込め、
ほんのり焦げたバターの風味と鶏肉のしっとり感が良い。

【太刀魚と青唐辛子とすだちのスパゲッティ】(1650円)
パスタは、スパゲッティーニ(1.45mm)。
ベースはペペロンチーノになり、辛味を青唐辛子にしているので、爽やかさが増している。
また、オイリーな部分をすだちの酸味で切っているので、さらに爽やか。
太刀魚の火の入れ方がよく、身がふっくらして、美味しい。

【琉球ロイヤルポーク骨付きロースのグリル】(2640円から)
重さにより価格は変わる。我々の時は250~300gくらいあり、2640円だった。
トスカーナの豚肉料理でアリスタというものがあり、とても大きな塊肉で出てくるのだが、
骨付きロースを使って、この店風にアレンジ。
琉球ロイヤルポークは、大麦、芋、木酢酸などを与え、特有のクセが少ない豚肉。
ポイントは、ローズマリー塩で焼き上げること。
骨付きでかなりのボリュームだが、脂もしつこくなくあっさりした味の豚肉なので、ペロリと食べられた。
サックリした食感も良い。

■■攻略法■■
アラカルトは定番と日替わりメニューがあるので、組み合わせると良い。
もし分からない料理があれば、スタッフに聞くべし。

■■チョッチュ■■
料理を提供される時に、スタッフからきちんとプレゼンテーションされるのですが、マスクをしているのと、我々が年を重ねたせいで、聞き取りにくかったんです。
もう少し大きな声で話してくれると嬉しいなぁ。

■■オススメ店■■
城戸さん 博多区博多駅南 「季節料理 花唄」

■■その他■■
客単価 : ワインを飲んで食べて 10000円前後 
(ワインを飲まなければ7000~8000円くらい)

ビールは、瓶660円から、クラフトビール1100円から。
ハイボールは770円から、カクテルは770円から。
ワインは、グラス900円から、ボトルあり。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【ズッキーニのカルパッチョ】(660円)
2位 : 【鶏ムネ肉のバター焼 ソスタンツァ風】(1430円)
1位 : 【カッスーラ(豚肉、豚足、豚耳、ちりめんキャベツ、白いんげん豆の煮込み)】(1760円)

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