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BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-12-23(金) 地域:博多区

お出汁堂 颯ト

TEL
070-9055-6528
住所
福岡市博多区住吉5丁目18-10
ジャンル
和食
オープン日
2022年8月8日
席数
13席(カウンター5席)
営業時間
16:00~24:00(入店23:00)

定休日:火曜日+不定休
調査日
■2022年12月9日
■天候 晴れ
■時間 19時30分

内容

今日ご紹介するのは、美野島通りの近くにある和食のお店です。
昔の民家を改装していて、壁には紺色のタイルを貼り、白い暖簾がかかり、木製の看板が出ているのが目印。
店内は、入ってすぐにカウンター、奥にテーブル席があり、
演歌チックな曲が流れたり、昭和な小箱感満載な造りになっています。
ちなみに、キッチンがとても狭いのですが、すごい調理器具が揃っています。
店主の内村さんは、料理学校を卒業後、福岡の様々な有名店で修業し、この店で独立。この道19年。
店名にも掲げているように、「日本料理の原点でもある出汁にこだわる」というのがテーマ。
だから、汁物が多いという意味ではありません。
利尻昆布と鰹節で毎日とる出汁は、濁らずに良い香りがするように心がけ、
その出汁を使って、様々な食材を炊いたり煮たりした和食を楽しんで頂くということです。
食材は、柳橋などに出向き、自分の目で確かめたものを仕入れています。
そして、小さなお店なのですが、日本酒が豊富。
どこにあるのと思ったら、店外にある食品庫まで取りに行くので、たまに店を出ます。
和食は高いというイメージもありますが、若い人でも立ち寄りやすいリーズナブルな価格設定にし、
ギュッとした昭和のアットホームな雰囲気のお店です。

チェック

グランドメニューと本日のおすすめメニューがある

【小鉢】(500円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は、「ふろふき蕪 あん肝味噌のせ」。
蕪は下茹でせずに、醤油、塩で薄く味付けした出汁でゆっくり炊いている。
その上に、あん肝と練った味噌をのせ、ずわい蟹のほぐし身を添え、葱を散らしていた。
いわば、「ふろふき大根」の蕪バージョン。
蕪の甘さに出汁とあん肝も旨味が加わり、美味しい。

【刺身盛り合わせ】(2000円)
刺身は仕入れにもよるが、だいたい単品で2、3種類ほどおいている。
ただ、何人かで行ってちょこちょこ色んな刺身を楽しみたい時は、盛り合わせにもしてくれる。
その日の仕入れにもよるが、我々は盛り合わせをお願いして、3種3人前で2000円だった。
「胡麻サバ」 : 長崎産。刺身にして胡麻と醤油で和え、仕上げに胡麻ペーストをかけ、海苔を散らす。
「青利イカ」:佐賀産。身が厚くて食べ応えもあるが、包丁を入れて食べやすくしている。甘さもある。
「羽ガツオ」:長崎産。皮目を炙って出てくる。刻み生姜、葱を添えた大根卸、冥加があるので、お好みで。
炙った香ばしさもよく、ほんのり酸味も感じるが、上品な甘みもある。
山葵、醤油、ポン酢が出てくるので、お好みで。
紅芯大根のケンも、口直しに良かった。
ボリュームたっぷりでこの価格はリーズナブル。

【鴨と博多小ネギサラダ】(700円)
鴨は燻製し、ハムのようにしてからカット。
たっぷりの葱を3cmほどの長さに切り、ミニトマト、水菜、ルッコラを加え、
バルサミコとレモンを使ったドレッシングをかけて出てくる。
肉も野菜もたっぷりのサラダなので、お酒のつまみにもなる。

【タコとレンコンとろろ蒸し】(550円)
タコと蓮根の餡をとろろにかけた一品。
とろろは一度酒蒸しし、少し塩を加えて器に盛り付ける。
刻んだタコと蓮根は、出汁、薄口?油、味醂で炒め、葱、生姜、ニラを加えてさらに加熱。
そこに、片栗粉を入れ、中華餡のようにして、とろろにかけ、胡麻を振る。
少し甘みもあり、タコと蓮根の食感が良い。
出汁の旨味を感じる温かな一品。

【カキ青じそ包み揚げ】(800円)
広島産の大きな牡蠣を青じそで包んで、粉を付けて揚げたもの。
天だし、大根卸、生姜、塩、カボスを添えているので、お好みで。
天だしは上品な旨さがあり、牡蠣の味を邪魔しない。
大きな牡蠣を4つも使ってこの値段は安い。

【あんこうの唐揚】(900円)
今が旬のあんこうの唐揚げ。
身だけではなく、皮や肝も唐揚げにしているのが嬉しい。
薄口醤油、味醂、酒、生姜で作った地に浸けてから揚げる。
衣には、片栗粉と小麦粉を使い、サックリしつつも食感を残している。
カボスを添えているので、お好みで。
竜田揚げぽいが程よい軽さの衣で、身のモチモチ感、
皮のコラーゲン、肝の濃厚さなど、どれも個性的な旨味を感じる。

【ホタテフライ 高菜タルタルで】(700円)
シンプルに北海道産のホタテに衣を付けて揚げたものだが、ポイントはタルタル。
ピクルスの代わりに高菜漬と玉葱を使い、タルタルソースを作っている。
酸味と食感が程よく、ホタテの甘みへのアクセントになる。
付け合わせは、洋風にキャベツと人参の千切りに、櫛切りしたトマト。
レモンを添えているので、お好みで。

■■攻略法■■
数人で行くと、刺身は盛り合わせにしてもらえるので、ちょこちょこ食べたい人は頼むべし。

■■チョッチュ■■
トイレは、お店の外から回らないと行けません。味があっていいんですけど、雨が降ったら、ちょっとねぇ。

■■オススメ店■■
内村さん 博多区 美野島 「たつみ屋」

■■その他■■
客単価 : 5000円前後

年末年始 : 12月29日~1月4日までお休みです
お1人でされているので、込むと時間がかかる場合がありますが、
美味しい料理の為なので文句を言わないようにお願いします。

ビールは、生600円から、瓶600円から。
ハイボールは500円から、サワーは500円から。
焼酎は、グラス450円から、1合飲み切り1000円から。(割材のソーダは1本300円)
日本酒は、600円から
ワインは、グラス750円から、ボトル5000円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【濃厚鯛だし雑炊】(750円)
2位 : 【カキ青じそ包み揚げ】(800円) 
1位 : 【茶碗蒸し】(600円)

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