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BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-10-07(金) 地域:中央区高砂

那のかど

TEL
092-600-0297
住所
福岡市中央区高砂2丁目10-7 アヴァンセ那の川 1F
ジャンル
居酒屋
オープン日
2022年8月20日
席数
19席(カウンター11席)
営業時間
17:00~24:00(L.O. 23:00)

定休日:水曜日
調査日
■2022年9月23日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/nano_kado_/

内容

今日ご紹介するのは、那の川四つ角にある大人な居酒屋さんです。
四つ角のビルの1階にあり、真っ黒な外観に格子があるので、看板はありませんがすぐに分かります。
暖簾をくぐってちょっとしたアプローチを抜けると、店内には、カウンターとテーブル席。
華美にもならず、しつらえには気を使い、天井には網代を貼っていて、座った時に落ち着く高さに調整しています。
店主曰く、「家、職場の次に落ち着けて、ストレスを発散できる場所にしたい。」
このお店は、メシュランで2015年4月に紹介した「やきとり稲田」の2号店になります。
しかし、焼鳥は封印し、魚介類や一品物中心で、炭床だけではなく、蒸し器も置いています。
焼鳥はなくとも、備長炭の炭床を置いているのは、「炭は天然の調味料」だからです。
店主の稲田さんは、東京の調理師学校を卒業後、そのまま東京のフランス料理店で5年、
オーストラリアで1年間、高級和食、フルーツピッキングの勉強をして、福岡「焼とりの八兵衛」で13年間修行。
その間に、東京・六本木、台湾、ニューヨークなどのお店の立ち上げを経験。独立して、「やきとり稲田」をオープン。
この道27年です。
「やきとり稲田」だけではなく、この店でも活躍する天草大王は、丸で仕入れています。
落ち着いた雰囲気の中で、大人に楽しんでほしいお店です。

チェック

基本、アラカルト
言えば、5000円くらいからコース仕立てにはできるので、要相談
魚介類などのメニューは仕入れによって価格が変わるので、参考としてください

【小鉢】(550円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は「山芋と水前寺菜のおひたし」。
山芋を薄く切っているので、水前寺菜と一緒にツルッと食べられて良い。

【ボタン海老】(2530円)
北海道産のかなり大きなボタン海老3尾の刺身で、頭を取り、殻を剥いて出てくる。
大きいので食べ応えもあり、甘くて美味しい。
あとで海老の頭は素揚げして出てくるが、これが良いつまみになる。

【鯛塩昆布】(770円)
地物の鯛を薄切りして、塩昆布、冥加と和えて、葱を散らして出てくる。
そのままでも味があるので、醤油を付けなくても良い。
鯛の旨味に塩昆布の塩気と旨味が加わり、冥加の香りも良い。

【ロメインレタス】(968円)
ロメインレタスは半分ないし1/4株くらい使い、オリーブオイルをかけながら、
ある程度の食感が残るくらいに炭で焼いて、炭の香りを纏わせる。
皿に盛り付け、揚げたベーコンをのせ、オリーブオイルとトリュフオイルを合わせたものをかける。
その上にシーザードレッシングをかけ、仕上げにパルメザンチーズをかけて出てくる。
シーザーサラダの温かいバージョンのような感じで、サラダ感覚で食べられる炭焼きは珍しい。

【イカの七味焼き】(770円)
刺身用のイカのゲソと耳を、生から醤油をかけながら備長炭で焼き、
仕上げに七味唐辛子を振って、出てくる。
生から焼くので、フワッとした仕上がりで、お酒のアテにぴったり。

【霧島豚の角煮 中華パン添え】(1ヶ528円)
いわゆる「角煮まん」だが、角煮と中華パンは別々で出てくる。
豚肉はフライパンで全面を焼き、一度、米糠で炊く。
こうすることで、肉の柔らかさを引き出し、匂いも消すことが出来る。
それを水洗いし、白味噌、醤油、酒、味醂などで作った「白味噌餡」で炊いて角煮にする。
皿に角煮を盛り、「白味噌餡」もかけて出てくる。
中華パンは、白くて、中華饅頭(マントウ)みたいな感じのもので、蒸し器で蒸して出てくる。
熱々の蒸したての中華パンで、角煮を包んで食べる。
角煮というと味濃いものをイメージしがちだが、思ったよりもあっさりしていて、和食の職人らしい味付け。
ちょっと小腹が空いている時に良いし、つまみにもなる一品。

【天草大王もも】(1980円、ハーフ1100円)
天草大王のもも肉1本を炭火で焼いて出てくる。
炭でじっくり焼くので、皮もパリッとして、肉は味がしっかりしていて美味しい。
そのままでも美味しいが、フルール・ド・セル、自家製青唐辛子味噌、うずら卵入りポン酢があるのでお好みで。
ボリュームもあり、食べ応えのある一品なのに、
この価格で提供できるのは、「やきとり稲田」でメインで扱い、丸で仕入れているから。

【京鴨ロース】(1980円)
京鴨ロースを炭火で焼いて寝かせて余熱で中まで火を通しておき、
注文が入ってから再度焼いて出てくる。
中はロゼで、ジューシーに仕上がっており、臭みもなくて食べやすい。
付け合わせにほうれん草、フルール・ド・セル、山葵、青唐辛子味噌が出てくるので、お好みで。

【アジフライ タルタル】(638円)
骨なしの大きなアジフライに自家製タルタルソース、葉物野菜を添えている。
このタルタルソースは、店主がフレンチ時代に作るようになったもので、とても美味しい。
お酒を飲んでいる時は、骨なしが楽でいい。

【とうもろこしフリット】(660円)
トウモロコシを包丁でそいで、衣をつけて揚げたもの。
この衣はベーキングパウダーなどを使った洋風で、フワッとした食感になっている。
宮古島の雪塩を添えているので、お好みで。

【砂ずりのコンフィ】(638円)
直火可能な結構高そうな器で出てきた。
砂ずりは、薄皮やスジを取り除くなど、下処理をする。
唐辛子1本とディルを添えて、大きめにカットした砂ずりをこの器のままオイル煮したもの。
グツグツしたまま出てくるので、火傷しないように注意。
大きくカットしているので食べ応えもあり、弾力があって美味しい。

■■攻略法■■
焼物の野菜がいくつかあるので、サラダ感覚で頼んでおくべし。
その中でも「ロメインレタス」は美味しいので、おススメ。

■■チョッチュ■■
せっかく蒸籠があるので、蒸し料理を増やして欲しいなぁ。
せっかくフレンチ出身で炭台もあるので、チャコールグリルの一品もあるとうれしいなぁ。

■■オススメ店■■
稲田さん 福岡市中央区春吉 「お料理 山乃口」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 7000円前後

ビールは、生660円から、瓶693円から。
ハイボールは550円から、サワーは528円から。
焼酎は、グラス473円から、飲み切りボトル(黒霧島のみ)3300円から。
日本酒は1合1100円から。
ワインはボトル3300円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【大王醤油らーめん】(1023円)天草大王のガラやモモ肉、ムネ肉を使い、長時間炊いた澄んだスープ。チャーシューは、低温調理した天草大王の胸肉。
2位 : 【天草大王もも】(1980円、ハーフ1100円)
1位 : 【刺身盛り合わせ】(2人前2728円から)

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