FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-07-22(金) 地域:中央区赤坂

Dot Three

TEL
050-1741-2834
住所
福岡市中央区赤坂1-6-23-3F
ジャンル
洋食
オープン日
2022年6月20日
席数
26席(カウンター12席)
営業時間
18:00~24:00(L.O. 23:30)

定休日:日曜日(月祝の場合、日曜日営業、月曜日休み)
調査日
■2022年7月1日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/dot_three.mt/

内容

今日ご紹介するのは、大正通り沿いのビルの3階にあるイタリアンです。
エレベーターを上がると現れるお店は、打ちっ放しのコンクリートの壁に、シックな木製家具を合わせ、
照明も暗めであまり周りが気にならないようになっています。
シェフの山下さんは、福岡では、VIOROにある「hus」から始まり、
イタリアではシチリア以外、ローマやボローニャなど、2年半かけてあちこちを回って郷土料理を勉強し、
東京・神楽坂「LA LETTERA」などで修業し、この店のシェフへ。この道15年。
その間に、和食や中華の勉強もしています。
料理は、どの地方のイタリアンかなどのこだわりはなく、
イタリアンをベースに和食と中華のエッセンスも取り込んで、馴染みのある日本の食材を使ったり、
日本人の口にも合うような味付けにしたり、博多前イタリアンのような感じにしています。
また、グランドメニューはなく、仕入れや時期によって徐々に変わっていき、
2週間に1度くらいの頻度で総入れ替えされていきます。
魚介類は長浜の業者から仕入れ、肉も信頼の置ける会社から、
野菜は農家さんが持ってきたものなどを使って、その日のメニューを組み立てていきます。
また、グラスワインの種類が多いのも特徴の一つです。
アクセスが便利な場所にあり、一人でも気軽に入りやすく、
これからドンドン進化していくのが期待されるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、食事のみで4000円からになり、前日まで、2名様からの受付になる
アラカルトの場合、コベルト300円がある

【ロメインレタスグリル バーニャカウダソースとマグロ節】(900円)
糸島産のロメインレタスを半分に切って、軽く焦げ目が付くくらいに両面をグリルする。
皿の上に自家製バーニャカウダソースを敷き、その上にグリルしたロメインレタスをのせ、
上からグラナパダーノチーズ、胡椒、マグロ節をかける。
自家製バーニャカウダソースは、牛乳とニンニクをかなりの時間をかけて煮詰めたもので、
バター、アンチョビ、オリーブオイルを加え、濃厚なクリームタイプに仕上げている。
サラダ感覚だが、味がしっかりしたバーニャカウダソースなので、おつまみにもなる。
ロメインレタスの苦味とマグロ節の味、香りも良く合っている。

【ホワイトコーンのフリットとサラミ】(800円)
糸島産のホワイトコーンを塩ゆでし、粒の部分を包丁でそぐ。
それに粉を打ち、フリットにする。
この店のフリットは、イタリアのフリットと天ぷらの中間くらいを狙っていて、
粉も天ぷら粉に近いような感じに作り、食材をキレイに覆わないようにしている。
フリットを皿に盛り付け、上からグラナパダーノチーズ、トリュフオイルをかけ、細切りしたサラミを散らす。
このサラミは、イベリコ豚のチョリソーになる。
トウモロコシの甘みとサラミのスパイシーさのコントラストが良い。
チーズのコクにトリュフの風味がプラスされ、食欲が増す感じ。
お酒のつまみにぴったり。

【タコとアボカド みょうがと鮎魚醤】(900円)
ボイルしたタコ、アボカド、千切りした冥加に、
馬刺しに使うような濃さの醤油、鮎魚醤、刻み山葵を加えて和えたもの。
鮎魚醤は、有名な大分のまるはらのもの。
弾力のあるタコとねっとりしたアボカドの食感がよく、
山葵がアクセントになり、魚醤でうまく味をまとめている。

【ブラウンマッシュルームとブッラータ くるみとクミン】(1000円)
糸島産ブラウンマッシュルームを、アンチョビバターで炒め、そこに、クミン、くるみを加えて仕上げていく。
皿に盛り付け、最後にブッラータチーズを割ってのせ、オリーブオイル、胡椒をかけて出てくる。
現在の世界事情により、このブッラータチーズは、北海道産。
クミンはイタリアンで使うことはないが、エスニックな風味に仕上がり、味が変わって美味しい。

【淡路島玉ねぎステーキ 和牛肉味噌】(1枚450円)
ブランドでもある淡路島の玉ねぎを厚めに切り、蒸しながらソテーしていく。
味は、塩胡椒のみで仕上げる。
添えてあった和牛肉味噌は、粗目のミンチに赤味噌を合わせたもの。
和牛肉味噌と玉ねぎステーキを一緒に食べると良い。
玉ねぎの甘みがよく引き出されてて美味しい。
これもイタリアンというより、和っぽい味の一品。

【ラム肩肉ロースト 豆鼓のソースとハリッサ】(2300円)
ニュージーランド産のラム肩肉を塊のまま、丸一日、玉葱、セロリ、ニンニクでマリネする。
それを何度か休ませながらローストし、火を通していく。味付けはシンプルに塩胡椒のみ。
豆鼓のソースは、豆鼓、紹興酒などを使ったもの。
皿の上に刻んだトレビスを敷き、ラム肉を並べ、その上にルッコラバターをのせていた。
ルッコラバターは、ミキサーにかけたルッコラにバターを加えて作ったもので、香りを楽しむもの。
自家製ハリッサが出てくるので、お好みで。
ハリッサは、唐辛子にパクチー、クミンなど様々なスパイスを加えたペースト状の調味料。
漬け込んでいるので、あまりクセのない肉で柔らかくて美味しかった。

【カチョ・エ・ペペ】(1200円)
チーズ(カチョ)と黒胡椒(ペペ)を使ったパスタで、ローマの名物。
チーズ、黒胡椒、ニンニクでソースを作り、最後にレモンも加える。
スパゲッティの乾麺を使っていた。
仕上げに、グラナパダーノチーズ、胡椒をかける。
まるでチーズを食べているかのような感じで、締めにも良いし、おつまみにもなるパスタ。

■■攻略法■■
メニューがドンドン変わっていくので、分からないことがあればスタッフに聞くべし。

■■チョッチュ■■
カウンター席の後ろは、一段下がってテーブル席があります。酔っぱらったら足を踏み外さないように注意。
オープンしたばかりだったので、ホールスタッフがまだ慣れてなかったかなぁ。これからに期待。

■■オススメ店■■
山下さん 西新 「イタリア食堂 キャリー」

■■その他■■
客単価 : ワインを飲んで食べて 5000円、6000円くらい (ワインにもよりますが)

ビールは、生700円から、瓶900円から。
ウイスキーはグラス600円から、カクテルは700円から。
日本酒は、700円から。
ワインは、グラス650円から、ボトルあり。

人気メニュー ベスト3
3位 : 【ブラウンマッシュルームとブッラータ くるみとクミン】(1000円)
2位 : 【白桃、ハモンセラーノ、モッツァレラチーズとルッコラ】(1200円)カプレーゼのような感じ
1位 : 【ラム肩肉ロースト 豆鼓のソースとハリッサ】(2300円)

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