FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-07-15(金) 地域:中央区赤坂

とんかつ とんとん

TEL
092-231-2157
住所
福岡市中央区赤坂1-6-5 松村ビル1F
ジャンル
和食
オープン日
2021年9月16日
席数
14席(カウンター8席)
営業時間
12:00~22:00(L.O.21:30)ランチは16時まで。

定休日:日曜日
調査日
■2022年6月24日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/tonkatu_ton2/

内容

今日ご紹介するのは、大正通りから少し入った場所にある、お酒が飲めるとんかつ屋さんです。
ちょっと分かりにくいですが、ビルの1階、赤く塗られた壁伝いに進むと、和な感じのお店が現れます。
店内は、和な雰囲気で、カウンターを2カ所に設置していて、1人でも座りやすい感じです。
店主の平野さんは、サラリーマンののち、ケーキ屋さんに飛び込み、飲食の道へ。
その後、かつて警固本通りにあった有名店「とんかつ屋 志道」で10年、
メキシコ料理店「エルボラーチョ」で9年修業ののち、この店を独立オープン。この道23年。
お店を始めるにあたり、白金豚を使いたいということと、
お昼から飲めるようにしたいということで、今の業態になりました。
白金豚は、宮沢賢治の作品の中に出てくる言葉から命名された、岩手県のブランド豚で、
天然の地下水を飲み水とし、餌は地元産のトウモロコシを積極的に使い、衛生的に飼育されています。
九州にはあまり入ってきませんが、この店では、岩手の養豚場と直接やり取りをし、送ってもらっています。
白金豚の特徴は、肉質のきめが細かく、脂身が甘くて美味しいことです。
使っているパン粉は、専門の業者から仕入れた粗目の生パン粉で、カラッと仕上がるよう、揚げ油は米油を使っています。
ちなみに、我々は取材なので豚ばかりを頼みましたが、
海産物や野菜の揚げ物、炒め物など、一品料理や居酒屋っぽいメニューも20種類以上あります。
そこで使う食材も旬のものを揃えるようにしています。
また、一品物はポーションを小さくしているので、1人でも様々な料理を食べられます。
アクセスも便利で、お昼御飯、夜御飯としても、お酒を飲みながらでも、1人でも、仲間とでも、
その人のシチュエーションに合った、様々な使い方ができるお店です。

チェック

基本、アラカルトのみ。 
16時以降でも、一品に「ごはんとみそ汁」(300円)を頼んで定食っぽくできるが、
御飯は土鍋で炊くため、30分ほどかかる。
ノーチャージ。

【白金豚すじ煮込み】(600円)
豚肉をブロックから成型する時に出てくる部分を、葱などと一緒に柔らかくなるまで味噌で煮込む。
注文が入ってから、こんにゃくと厚揚げを加えて再度煮込み、仕上げに小葱、一味唐辛子をかけて出てくる。
いわゆる、関東にある「牛すじ煮込み」の豚バージョン。
煮込んで肉がホロホロになっていて、濃厚な味でお酒のつまみに良い。

【白金豚バラ塩焼】(800円)
豚バラを厚めに切り、味付けは塩胡椒のみを振り、グリルで焼く。
お皿にドレッシングをかけたキャベツを敷き、その上に豚バラを盛り付け、へべすなど柑橘系を添えて出てくる。
このキャベツに使っているドレッシングは自家製で、橙をベースにし、酸味をきかせている。
軽く外側がパリッとなっていて、中はジューシーさが残った火の通し加減が絶妙で、美味しい。
厚みがあるので、噛み応えもある。
ちなみに下に敷いたキャベツが、豚から滴る脂を吸っていて、これも美味しい。

【白金豚のメンチカツ】(800円)
白金豚のミンチ、香辛料、玉子のみを使ってタネを作り、衣を付けて揚げたもの。
低温でじっくり揚げて、中まで火を通していく。
結構大きなメンチカツで、肉汁がしっかり閉じ込められている。
我々が取材した時には、キャベツとポテトサラダが添えてあった。
このポテトサラダは、ポテトと玉子のみで作り、味付けはブラックペッパーのみの大人な味。

【あじフライ】(800円)
長浜で仕入れた脂がのった肉厚で大きな生のアジを卸して揚げたもの。
自家製タルタルが、たっぷりのっていた。(このタルタルだけでもお酒が飲めそうな感じ)
キャベツとレモンを添えているので、お好みで。
新鮮なアジを使っているので、ジューシーで旨味もたっぷり。

【白金豚ヒレカツ】(1500円)
キレイなキツネ色に揚がったヒレカツは食べやすい大きさにカットされ、
ドレッシングをかけたキャベツ、レモン、辛子を添えて出てくる。
この他、自家製ソースと山葵塩が出てくるので、お好みで。
自家製ソースは、八丁味噌をベースにしていて、最後に少しピリッとスパイスも効かせている。
とにかく歯切れも良く、瑞々しくて柔らかい肉だった。

【白金豚ロース】(1500円)
ロースカツは、食べやすい大きさにカットされ、ドレッシングをかけたキャベツ、レモン、辛子を添えて出てくる。
こちらも、自家製ソースと山葵塩はお好みで使うと良い。
ロースは、脂が甘くて美味しく、噛むと口の中に溢れてくるが、後口はすっきりしている。
もちろん、下処理をしているとは思うが、とても柔らかくて食べやすい肉質だった。
ちなみに、同じロースなら、インパクト大の「厚切りロース (200g)」(2500円)もある。

【かにクリームコロッケ】(650円)
1皿に2個入っている。
我々が取材した時には、キャベツとポテトサラダが添えてあった。
1個が大きく、そのままでも良いが、濃厚な味なのでキャベツと一緒に食べても美味しい。

【白金豚のジャーキー】(500円)
珍しいもので、岩手の養豚場から仕入れている。
ビーフジャーキーより厚切りで、ちょっとしっとりしててセミドライな感じの仕上がり。
置いていると脂が溶けてくるので、食感が変わるのも面白い。
噛めば噛むほど、旨味が染み出し、お酒のアテにぴったり。

■■攻略法■■
座席数が少ないので、電話予約して行くと良い。
【白金豚のメンチカツ】や【かにクリームコロッケ】など、ポテトサラダが付いてくることもあるメニューがあります。
単品の【ポテサラ】を頼むのなら、それらの注文が来てからにすると、被ることがないです。

■■チョッチュ■■
【白金豚すじ煮込み】の時にも、辛子を添えて欲しいなぁ。
「とんかつ」は、ソース、山葵塩だけではなく、もう少しバリエーションがあると嬉しいなぁ。
例えば、卸ポン酢とか。

■■オススメ店■■
平野さん 中央区警固 「グラタンとワインClos」

■■その他■■
客単価 : とんかつ以外にも食べて飲んで 4000、5000円くらい

ビールは、生650円、瓶650円。
ハイボールは700円から、サワーは500円から。
焼酎は、グラス500円から。
日本酒は、700円から。
ワインはグラス、ボトルあり。

「とんかつ」では、男性はロースを、女性はヒレを頼む人が多いそうです。
人気メニュー(とんかつ以外)ベスト3
3位 : 【かつおのしょうゆ漬け】(400円) 鰹を焼き、醤油ダレに漬け込んだもの
2位 : 【ポテサラ】(300円)
1位 : 【あじフライ】(800円)

ザ・メシュラントップに戻る