FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-06-03(金) 地域:中央区大名

吟えり道

TEL
092-210-1863
住所
福岡市中央区大名1丁目8-5 養巴コープ205号
ジャンル
和食
オープン日
2022年4月10日
席数
10席(カウンター6席)
営業時間
17:00~23:00
 
定休日:日曜日(時々、月曜日)
調査日
■2022年5月27日
■天候 晴れ
■時間 19時30分
URL
https://www.instagram.com/kaerimichi.sushi/

内容

今日ご紹介するのは、大名の築40年以上のアパートの中にある、お酒を楽しめるお寿司屋さんです。
現在、アパートは改装され、美容室や飲食店など様々なお店が入居していて、その2階にこのお店はあります。
アパートなので、アルミの引き戸になっていて、白い暖簾がかかっています。
店内は、L字型のカウンターと4人掛けのテーブルのみで、ゆったりしているので居心地が良いです。
店長の池元さんは、15歳で寿司の世界に飛び込み、宮崎、鹿児島、熊本、バンクーバー(カナダ)で、10年修業。
その後、福岡では、現在の代表が経営するお店で腕を振るっていましたが、
その間も寿司の研究は続け、今回、このお寿司屋さんを始めることになりました。この道17年。
魚介類は、池元さんが毎朝4か所の魚屋さんを回ってその時の良いものを仕入れたり、
代表が壱岐出身で、父親が漁師さん、弟がマグロの養殖業なので、そちらからも仕入れています。
ということで、変わったマグロの部位が手に入ることもあります。
お店のコンセプトは、お酒が飲めるお寿司屋さん。
もちろん、お子様大歓迎で、握りをたっぷり食べてもらっても良いのですが、
ちょっと濃いめの味付けにして、お酒に合うようにしています。
また、カジュアルで大変リーズナブルなので、「回らないお寿司入門編」としても良いです。

チェック

コースとアラカルト
席数が少ないので、予約をするのが望ましい
コースは、基本的に前日までの予約で、1名様から可
「真味コース」(5500円)と、「極コース」(11000円)の2コース
当日、席があれば案内できるが、アラカルトになる
ノーチャージ

【真味コース】(5500円)
我々は、3人でこれを頼んだ。
お寿司はだいたい12~15貫くらい。
赤酢、米酢、黒酢を混ぜて使ったシャリは、人によって大きさを変える。
例えば、我々のようにお酒を飲む人には、小ぶりに握ったりなど。
もちろん、リクエストにも答える。
また、仕入れやお酒の飲み方によって、出すものを変えたり、おつまみが途中で出たりする。

【鯛の刺身】
まずは、皮目を炙って薄めに切った鯛(唐津産)の刺身が出てきた。
柑橘の効いたポン酢を添えているので、お好みで。

【新生姜】
甘酢に漬けた新生姜は、薄く切らずにざっくりとカット。
だから、食べると口の中にジュワっと甘酢が広がる。
口直しに良い。

【イカのウニのせ】
ここで握りが登場。
壱岐産のヤリイカを飾り切りし、軽く炙って煮切りを塗り、唐津産の紫雲丹をのせて出てきた。
イカの甘味とウニのコクが良い。

【イサキ】
今が旬であるイサキの握り。
皮目を炙ることで脂の旨味を引き出し、煮切りを塗って出てきた。

【サバ】
長崎の養殖サバで鮮度が良く、骨が抜けないため、薄く切ってコハダのように3枚付けした握り。
仕上げに煮切りを塗り、柑橘を絞って出てきた。
コリコリした食感が楽しめるが、薄く切っているので、食べやすい。

【赤貝】
身と紐も入っている軍艦。
仕上げに煮切りを塗り、柑橘を絞って出てきた。
この時期の貝は本当に美味しい。

【のどぐろ】
対馬産ののどぐろの皮目を炙り、煮切りを塗った握り。
のどぐろ独特のさらっとした脂がなんとも言えず、美味しい。

【海老】
大きな海老を茹でたてて握り、煮切りを塗って登場。
大きくて食べ応えがあるだけではなく、とても甘くて美味しかった。

【サバの焼物】
お酒を結構飲んでいたので、サービスで出てきた。
お酒を飲んでいると、途中でおつまみが出ることもある。


【マグロ赤身】
もちろん、壱岐からの直送。
結構厚めに切って漬けにしたものを握っている。
細かく包丁を入れているのできちんと浸かっていて、お酒に合う握り。

【イワシ】
青物は鮮度が良くないと仕入れないとのこと。
シャリとネタの間には、葱を忍ばせ、煮切りを塗った握り。
脂がのっていて美味しい。

【いくら】
今、非常に高くなっているネタを使った軍艦。
磯の香りが良い。

【中トロ】
もちろん、壱岐からの直送。
煮切りを塗った握りだが、脂の甘味とコクがたまらない一品。

【穴子】
この店では皮目だけを炙り、ふんわり柔らかく、ホロホロになるまで煮て握り、仕上げに詰めを塗る。
詰めはそんなに甘くなく、サラッとしていて、とにかくフワフワの食感で、口の中でとろける。

【締め鯖】
この店では、済州島のものをよく使い、この日も済州島産を使い、煮切りを塗った握り。
締め方は軽く、生っぽい感じで、脂がのっていて、美味しい。

【味噌汁】
内容は変わるが、この日は、しじみ汁だった。

【サーモンの押し寿司】
この店で、握り寿司の締めに出している一品。
カナダでの修業時代に覚えたものを改良していったもの。
シャリの間には生サーモンが挟まれていて、
上にのせたサーモンは自家製マヨネーズをかけて炙ってレア焼きする。
その上に、数種類のオリーブとアンチョビを混ぜたパウダーをかけ、
山葵と唐辛子のソースをのせて出てくる。
店長曰く「究極の邪道」だそう。
コッテリした味わいで、一気に満腹感が増す。

【かんぴょう巻き】
【トロタク巻き】
最後に巻物が出ることがあり、だいたい「かんぴょう巻き」か「トロタク巻き」。
我々の時は、カットしたものが2個ずつ出てきた。

■■攻略法■■
「回らないお寿司が初めての人は、まずは入門編で5500円を頼むと良い。
予約時に、嫌いなものがあれば伝えるべし。シャリの量も変えられる。

■■チョッチュ■■
我々の時、最初のお刺身はポン酢で食べて下さいということだったけど、山葵も欲しかったなぁ。

■■オススメ店■■
池元さん 西新 「福ずし」

■■その他■■
客単価 : 飲まない人で7000円くらい。 飲む人で10000円くらい。
コースでは、「真味コース」(5500円)を頼む人が多いです。

ビールは、瓶770円から。 
ハイボールは550円から。
日本酒は、グラス605円から。
焼酎は、グラス550円から。
ワインは、グラス600円から。

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