FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2022-05-20(金) 地域:中央区

ピッツェリア トラットリア ダ・ボッチャーノ天神

TEL
092-753-8111
住所
福岡市中央区天神1丁目10番20号 天神ビジネスセンター 1F
ジャンル
洋食
オープン日
2022年4月29日
席数
85席(カウンター20席)
営業時間
11:00~23:00(L.O.22:30)

定休日:施設に準じる
調査日
■2022年5月13日
■天候 雨
■時間 19時30分
URL
http://www.daboccianotokyo.com/

内容

今日ご紹介するのは、天神ビッグバンで生まれたビル「天神ビジネスセンター」の1階にあるピッツェリアです。
入口には、大きく黄色い文字の看板があるので、すぐに分かります。
店内は、大きなカウンターや、床、壁、テーブルにも木目をふんだんに使っていて、温かみのある雰囲気です。
ここは、「2012年ピッツァワールドカップ」チャンピオンが総料理長を務める、
東京・丸の内から始まり、武蔵小杉、恵比寿、大阪・梅田とオープンしてきたピッツェリアの5軒目になります。
総料理長の有光浩全さんは、福岡出身で、高校卒業後、東京の服部栄養専門学校へ行き、
日航ホテル、愛媛や兵庫のお店でイタリアンの修業後、「LA BETTOLA da Ochiai(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ)」を経て、
イタリアに渡り、ナポリのピッツアの名店「ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ」などで修業し、
地元ナポリで働いている職人しか出場できない「トロフェオ・デラ・ピッツァ・ヴィア・トリヴュナーレ」に
唯一の外国人として出場し、マルゲリータで優勝。
その勢いを買って、「2012年ピッツァワールドカップ」では、
“サポリ・デル・スッド(本物のナポリピッツァ)部門”に出場し、
南イタリアをイメージした革新的なピッツァを創造して優勝。
帰国後、2013年に、東京・丸の内にこのお店をオープンしました。この道26年。
ちなみに、ナポリ・ピッツァについて色々聞いたところ、
粉の配合、水の分量などは、それぞれの職人が受け継いできたものがあり、微妙に違うそう。
その中でも修業先の「ラ・フィーリア・デル・プレジデンテ」は、
耳はそんなに大きくないがモチモチしていて、真ん中は薄い正統派だそうです。
また、地元のピッツァは安くて大きくて旨いものということで、
ナポリ人にとってのピッツァは、福岡人にとってのうどんのようなものだとのことでした。
この店の料理のコンセプトは、博多っ子イタリアン。
地産地消を心がけ、なるべく福岡を中心に九州の食材を使ってイタリア料理にしていきます。
もちろん、ワールドカップで優勝したピッツァも食べられます。
アクセスもよく、オープン時間も長いので、気軽に立ち寄れ、
会社帰りのサラリーマンから、デートや女子会などにもぴったりのお店です。

チェック

基本的に、アラカルト
グランドメニューとオススメがある。
まだコースはできていないが、相談は受けている
料理だけで3000円くらいからの予算で、2名様以上。お問い合わせください。
価格は税込み

【コベルト】(300円)
テーブルにセットされていて、グリッシーニが置いてある。
イタリアで作っている製品なので、袋によって量が違ったりする。文句を言わないように。

【生ハムとサラミとブラータチーズ】(1760円)
現在は全てイタリア産を使っているが、今後、輸入の関係で産地などは変わる可能性がある。
イタリア産プロシュート、ミラノサラミ、ブラータチーズを盛り合わせた一品。
ブラータチーズは、中に生クリームが入っていて、割ると中がトロッとしている。
別で、オリーブオイル、塩、胡椒を用意しているので、取り分けてから自分好みにかけると良い。
ブラータチーズが丸ごと一つ入っていてこの値段は安い。

【糸島産アスパラガスのミモザサラダ】(748円)
ミモザサラダは、卵黄が春の花のミモザに見えることから名づけられたもの。
塩ゆでした糸島産アスパラガス5本を並べ、ドレッシングとマヨネーズをかけ、
細かくクラッシュしたゆで卵、ミント、ケッパーを散らしたサラダ。
今はアスパラガスが安いからできる料理であって、秋には別のミモザサラダに変わる。
ミントの爽やかさが良い。

【ひじきと桜エビのゼッポリーネ】(660円)
ゼッポリーネは、ピザ生地に具材を混ぜて揚げたもの。
今回は、ひじきと桜エビを使っているが、6月には変わるとのこと。
周りがカリッとして、中はモチモチ。
桜エビの香りと、ひじきの食感が良く、そのままでも味がしっかりしていて、おつまみにぴったり。
ボリュームがある一品。

【牛もつのピリ辛トマト煮】(968円)
おススメからチョイスした。
通常、イタリアンで「もつ」というと、トリッパだけであることが多いが、
この料理は本当に様々な「もつ」が入っている。
我々の時は、丸腸などが入っていたが、仕入れにより部位は変わる。
一度下茹でした「もつ」を、糸島産のフレッシュトマト、ニンニク、唐辛子で煮込んだシンプルな一品。
トマトの旨味ともつの脂の甘みがよく、美味しい。


ピッツァ
10種類ほどある。
もちろん、定番であるマルゲリータが人気だが、あえて違うものを選んだ。
生地で一番気を付けているのは、塩気。
日本人の口に合わせて、本場より塩気を少なくしているだけではなく、季節や天候によっても変える。

【釜揚げしらすと大葉のピッツァ】(1980円)
大葉をランダムに手でちぎることで香りを強くし、半分をほんの少しの濃口醤油と絡める。
醤油を絡めた大葉と絡めない大葉を生地にのせ、宮崎産釜揚げしらすを散らし、
モッツァレラ、パルミジャーノをのせてオリーブオイルを振り、ピザ窯で焼く。
ソースは塗らない。
大葉を使っていることにびっくりしたが、考えれば、バジルもシソ科の植物なので納得。
隠し味になっている醤油が和風にまとめ、しらすの香ばしさと大葉の香りが良い。
生地のモチッとした食感も良い。

【カンピオーネ2012】(2090円)
「2012年ピッツァワールドカップ」で優勝したピッツァ。
熊本で生産しているイタリアントマトと、粉砕した唐辛子、バジル、サラミ、4種のチーズを使う。
4種のチーズは、羊のチーズである「ペコリーノ」、パルミジャーノ、
モッツァレラと、燻製したモッツァレラである「スカモルツァ」。
サラミは千切り。
唐辛子のピリッとした刺激で味を締めている。
トマトとチーズの旨味が重なり、美味しい。

パスタ
6種類ほどある。
メニューによって使っているパスタの太さや形も変わる。

【名物スパゲッティTOTO】(1738円)
有光さんが、シチリア島のパレルモにある「トト」というお店で食べて美味しかったパスタ。
お店の手伝いをしてレシピを教えてもらい、それを有光さんなりに少しアレンジしている。
鉄のフライパンで、イワシを焼き、そこにフレッシュトマト、ほんの少しのアンチョビ、
ウイキョウ、ダシ汁を入れてソースにし、茹でたパスタを合わせる。
その上には、オリーブオイルを絡めてフライパンで炒ったパン粉をかけている。
パスタは、2.1mmと太めのスパゲットーニで、茹で時間は15分ほどかかる。
魚介の香りがたっぷりして、サクサクしたパン粉も良い。

【糸島豚のサルティンボッカ】(2860円)
メインからは、これを選んだ。
サルティンボッカとは、牛肉、鶏肉、豚肉などと、生ハム、セージを使ったローマの伝統料理。
2枚の糸島豚のスライスで、イタリア産生ハムと糸島のハーブ園で採れたセージを挟む。
鉄のフライパンにオリーブオイルを垂らし、肉を焼いて引き上げ、白ワインとバターを加えてソースを作る。
皿に盛り付けた後、オリーブオイルをひと垂らしして、香りづけ。
クラシックな料理で、塩気もあり、お酒のつまみにはぴったり。

■■攻略法■■
ピッツァはハーフ&ハーフもできるので、少ない人数で行く場合は利用するとよい。(1925円。特別なチーズを使うと、2475円)

■■チョッチュ■■
イタリアのメニューの中には分からないものもあるので、説明をして欲しいけれど、
まだオープンしたてで、スタッフが慣れていなかったなぁ。
取り皿を料理によっては持ってきて欲しいなぁ。(コロナ禍でなければ、置きっぱなしもできるけどね。)

■■オススメ店■■
有光さん イタリア 「ラ・ファットリア・デル・カンピリオーネ」 あらゆる肉料理がある

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 3500円くらい

ビールは、生748円から、瓶550円から。
サワーは550円から、ハイボールは550円から。
ワインは、グラス660円から、カラフェ2200円から、ボトル3080円から。

ピッツァは、昼は【マルゲリータ】(1628円)を、夜は【カンピオーネ2012】(2090円)を頼む人が多い。
一品メニューでは、【生ハムとサラミとブラータチーズ】(1760円)が人気。

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