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ザ・メシュラン

放送日:2022-04-15(金) 地域:城南区

鮨 松尾

TEL
092-836-9190
住所
福岡市城南区鳥飼5丁目13-28 ルヴエール鳥飼Ⅱ101
ジャンル
和食
オープン日
2021年5月13日
席数
カウンター7席
営業時間
予約制 12:00~14:00 / 17:00~22:00(L.O.21:00)

定休日:不定休
調査日
■2022年4月8日
■天候 晴れ
■時間 19時30分

内容

今日ご紹介するのは、別府橋近く、樋井川沿いの道を1本入った場所にあるお寿司屋さんです。
六本松からでも、歩いて10分くらい。
マンションの1階にあり、店内は塗り壁に白木のカウンターで、寿司屋らしい簡素な造りです。
店主の松尾さんは、高校卒業後、高玉の門を叩き、
以来、本店、ホテルオークラ店などをまわり、高玉のみで20年修業し、この店で独立。
高玉時代の同期で独立した方には人気店も多く、高玉黄金世代とも言われています。
魚介類は天然魚を中心に揃えていて、修業時代からの付き合いがある柳橋の業者から仕入れています。
基本的に昼も夜も予約制で、夜は6000円、8000円、10000円のコースになります。
カウンター7席の寿司屋の中では、とてもリーズナブルな設定です。
派手な創作はありませんが、一品一品きちんと仕事をしたものが出てきて、
若い方からご年配まで、様々なシチュエーションで楽しめるお店です。

チェック

コースのみ
6000円、8000円、10000円のコースで、小鉢、刺身3種、つまみ、焼き物、蒸し物、握り10貫の流れになる。
内容は日替わりで、価格によりつまみなども変わるが、流れは同じ。
ちなみに、現在は税込みでこの価格だが、このご時世、今後税別になるかもしれないので、お早目の電話を。
ノーチャージ

我々は、8000円のコースを頼んだ

【おまかせコース 8000円】

小鉢【ホタルイカとうるいのおひたし】
富山産ホタルイカとうるいをおひたしにしたもの。
一品目なので、うすくちと白醤油を使い、あっさりした出汁で作っている。
うるいは春の山菜で、シャキッとした歯ごたえもあり、クセもなく美味しい。

刺身
【平目、甘鯛】
まずは、白身が出てきた。この日は、福岡県産の大きな活きものの甘鯛と平目。
甘鯛は、4日間ほど寝かせ、旨味が増していた。
平目は、縁側と身の両方が出てきて、フレッシュでコリコリしていたが、甘みもあった。
本山葵を添えているので、お好みで。

【鯵】
長崎産の鯵は、細目で厚切りにして、食感を出し、切胡麻と葱と和えて出てきた。
本山葵を添えているので、お好みで。

【鮪】
和歌山県勝浦港で揚がった本鮪の中トロ。
中々良いところで、脂ののりかたも良く、サイコロ状に厚切りしていて、食べ応えがある。
すりたての本山葵をちょっとのせて食べると美味しい。

おつまみ【貝柱の味噌漬け】
店主が粒味噌などを独自に合わせた味噌に2、3日漬けこんだ帆立の貝柱。
結構大きなものを使っているが、漬けることで水分が抜けて縮んでいる。
それを味噌から出して洗い、軽く炙って、一味を振って出てくる。
おつまみになる一品。

焼き物【マナガツオの味噌漬け】
マナガツオは大きなものを味噌漬けし、炙って出てくる。
身がプリッとして、旨味も凝縮され美味しかった。
添えていたのは、鬼卸と紫蘇らっきょう。
鬼卸は食感があり、口の中がさっぱりする。
紫蘇らっきょうは、紫蘇で漬けたらっきょうで、これも口直しに良い。

【蟹とアオサの蒸し物】
今はシーズンなので卵を持った渡り蟹のメスを使っていた。
蒸して身をほぐし、殻は出汁を取ったあとに、アオサを入れて餡にしている。
蟹のほぐし身(卵入り)と餡を蓋物に入れて、再度蒸して温める。
アオサは熊本産で香りが強く、食欲をそそる。

にぎり 10貫
ガリが出てくる。
内容は仕入れによって変わる。
シャリは、赤酢と米酢を使ったものの2種類を用意し、ネタによって使いわける。
だいたい、淡泊なものは米酢のシャリ。
基本的に、煮切りや塩をしているので、そのまま食べられる。

【平目】
米酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
シーズンの終わりかけだが、ネットリして美味しかった。

【アオリイカ】
米酢のシャリで、ネタには塩とレモンを振っている。
3、4日寝かせて、柔らかく旨味を凝縮させたネタの両面には、
蛇腹のように細い切り目を入れ、食べやすくしている。

【白海老】
米酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
富山産の白海老のむき身を握ったもの。
きれいな色をしていて、淡泊だが甘みがあり、美味しい。

【金目鯛】
赤酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
千葉県産の金目鯛は、5日間ほど寝かせている。
脂ののりも甘みも良い。

【さよりの昆布締め】
米酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
上品なさよりの旨味に昆布の旨味が重なり、美味しい。

【車海老】
赤酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
身がプリプリしていて食感も良く、シャリが少なめなので、海老そのものの味わいが膨らむ。

【いわし】
赤酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
今は富山や鳥取産が多く、新鮮な青物独特の味わいが良い。

【鮪】
赤酢のシャリで、煮切り醤油を塗っている。
刺身と同じ和歌山県勝浦港で揚がった本鮪だが、腹側の脂がのった部分で、
スジもあるので、寝かせて柔らかくして握っている。
口の中でとろける感じで美味しい。

【穴子】
米酢のシャリで、詰めを塗っている。
対馬産黄金穴子を一度炊いて、握る直前に軽く焼く。
香ばしさが良い。

【雲丹】
北海道産のウニを細巻きにして、それを3等分に切って、3人に各1貫ずつ出てきた。
細巻きにすることで、シンプルにウニの旨味を味わえるようにしてる。

■■攻略法■■
どの価格でも流れは一緒で握りはほぼ同じなので、寿司屋初心者は6000円のコースから始めれば良い。
行きなれている人は、8000円や1万円のコースを頼むと、一品物の中身が変わる。

■■チョッチュ■■
口直しじゃないけど、途中でお椀があると嬉しいなぁ。

■■オススメ店■■
城南区鳥飼 「らぁめんシフク」

■■その他■■
客単価 : コースに飲み代2000、3000円くらい

ビールは、生500円から、瓶650円から。
ウイスキーは500円から。
焼酎は、500円から。
日本酒は、500円から。
ワインは、グラス700円から。

コースは、6000円、8000円を選ぶ人が多い。

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