内容

今日ご紹介するのは、渡辺通の路地裏にある、隠れ家的な活き造りがある海鮮居酒屋です。
格子の奥に入口があり、店内は無機質な壁にシンプルなインテリアを合わせて、まるで今どきのカフェのよう。
1階にはカウンターとテーブル席、2階には半個室があります。
親父っぽい香りがする活き造りがあるとは、とても思えない内装で、女性同士でも入りやすいです。
店長の中川さんは、「日本料理てら岡」で8年修業し、最後の3年間は花板を務め、この店で独立。この道8年。
海鮮居酒屋ですが、店名にもあるように、フグもリーズナブルに食べられます。
また、最近は出すお店が少なくなった活き造りもあります。（要予約）
魚介類は、信頼関係がある業者から地物を中心に仕入れ、冷凍物は使いません。
フグも冷凍物は使わず、現在は、大分県の陸上養殖のものを仕入れています。
魚介類以外にも、肉類や居酒屋メニューも豊富で、
幅広い年齢層のリクエストにも応えられるようになっていて、使い勝手の良いお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、90分飲み放題込みで3000円から。2名様から、要前日までの予約。
ちなみに、「ふぐコース」(8000円)で、ふぐ皮ポン酢、虎フグ刺し、
虎フグ唐揚げ、ふぐ白子天、ふぐちり、雑炊、デザート、飲み放題となる。

【お通し】(300円)
アラカルトを頼んで、座ると出てくる。これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は「鯛の真子のしぐれ煮」。
今は、鯛が子を持つシーズンなので、今しかできない一品になる。
このように、季節に合わせた小鉢が出てくるのは嬉しい。
プツプツした食感もよく、淡い旨味を楽しめる。

活き造り
魚種などによって変わるが、2日前までに予約するのが望ましい。
何を活き造りにするのか、電話で相談して決めると良い。
頼んだものが手に入らない場合は、お店から連絡がある。
メニューにないものでも、可能な限り対応してくれる。

【本皮造り】(時価、4000円～)
要予約になり、仕入れや大きさによって値段は変わる。
我々の時は、安く手に入ったので、3000円だった。
天然の本カワハギを活き造りにして、肝を溶いた醤油で食べる刺身は美味しい。
程よい大きさだったで、飽きがこないうちに食べ終わった。

【刺身盛り合わせ】(1人前1800円)
内容は、日替わりで、この日は、カンパチ（鹿児島）、サザエ（福岡）、鯛（愛媛）、マグロ（長崎）、鯖（長崎）。
5点盛りで、分けられないものを除き、だいたい2貫ずつあるのが嬉しい。
どの刺身も角が切り立っていて、歯ごたえがあり、美味しい。
サザエは肝を別皿で出し、鯖は胡麻サバにしていた。

【ふぐ刺し・叩き食べ比べ】(1800円)
普通の「ふぐ刺し」(1800円)もあるが、日替わりメニューの中でコレを見つけた。
1皿で皮付きの上、刺身と叩きを同時に味わえる。
叩きの場合、厚めに切るところが多いが、刺身に合わせて、あえて薄く切っている。
刺身の歯ごたえと旨味、叩きの香りなど、それぞれの美味しさの違いを実感できる。
これでこの値段は安い。

【ごぼうチップス】(500円)
注文が入ってから、ピーラーで薄く削り、水で軽くアクを流し、小麦粉をまぶして、揚げる。
火の通り具合もよくカリカリで、ゴボウの香りもいい。
お酒のつまみにぴったりのメニュー。

【肉味噌茄子田楽】(700円)
大きな米茄子を半分に切り、あとでスプーンですくえるように切れ目を入れ、8割くらい油で火を通す。
そこに肉味噌を塗り、オーブンで最後まで火を通し、周りに焼き目をつけ、胡麻を振りかける。
火を通した茄子の甘さと肉味噌の濃厚な旨味が良く合い、お酒がすすむ一品。

【あまだい鱗焼】(2100円)
地元、福岡産の甘鯛を使った一品。
身はふっくら仕上がり、鱗のサクサク感が良い。

■■攻略法■■
事前に電話で予約して、活き造りを頼むべし。

■■チョッチュ■■
ふぐのメニューが少ないので、数を増やして欲しいなぁ。
メニューには活き造りが4種類しか書いていません。もちろん、それ以外にもできるのは分かっているのですが、
活き造り初心者のためにも、もっとたくさんの魚種を書いておいてくれたら、頼みやすくなるかなぁ。

■■オススメ店■■
中川さん　中央区　「ロックストック 西中洲店」

■■その他■■
客単価　：　飲んで食べて　5000円前後

ビールは、生550円から。
ハイボールは500円から、サワーは500円から。
焼酎は、グラス450円から、ボトル（キープ）3000円から。
日本酒は、1合700円から。
ワインは、グラス550円から、ボトル5700円から。

人気メニュー　ベスト3
3位　：　【焼ラーメン】(700円)
2位　：　【あまだい鱗焼】(2100円)
1位　：　【虎フグ刺し】(1800円)