BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2022-02-25(金) 地域:博多区
鮨 ゆき正
- TEL
- 092-262-1855
- 住所
- 福岡市博多区冷泉町7-7 1階
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2014年1月
- 席数
- 19席(カウンター7席)
- 営業時間
- お昼 (月~金) 11:30~14:00 /
夜 (月~土) 17:00~22:00
※まん延防止等重点措置のため、当面の間、夜は 17:00~21:00(L.O.20:30)
昼は月・火・木・金曜日のみ
定休日:日曜日 / 祝日は不定休
- 調査日
- ■2022年2月15日
■天候 くもり
■時間 17時30分
内容
今日ご紹介するのは、博多の総鎮守「櫛田神社」のすぐ近くにあるお寿司屋さんです。
外観は、ベンガラ色の漆喰壁に格子と菱形文様をあしらい、植え込みには竹、そして、藍色の暖簾、
店内は、右手にカウンター、左手には座敷があります。
店主の岩下さんは、19歳で「高玉」の門を叩き、以来、34歳の時にこの店で独立するまで、「高玉」一筋。
その間に、様々な支店へも行きましたが、最終的には本店の板場を6年務めました。
この道23年。
オープンの時には、漫画「江戸前の旬」の原作者、九十九森さんからお花も届いていました。
実はこのお店、メニュー表はありませんが、明朗会計です。全然怖くありません。
例えば、刺身盛り合わせ、寿司1人前がそれぞれ3850円だったり、単品も値段が決まっています。
しかも、コースがメインではなく、好きなものを好きなだけ食べることができるスタイルです。
だから、盛り合わせだけではなく、ネタケースを見て、好きなものを好きなだけ注文してもいいんです。
もちろん、値段が怖いという方は、先に予算を言うと、それに合わせてくれます。
ちなみに、好きに頼んで、飲んで食べても15000円以上払う人は滅多にいないそうです。
お寿司は、博多前になります。
つまり、その日に獲れた新鮮な魚介類を提供するスタイルです。(熟成させるのはマグロくらい)
また、醤油は、高玉からの教えで鰹節、昆布を使い、自家製調合熟成で1か月かけて作ったものです。
この醤油で、旨味を補い、新鮮な魚介類のコリコリ感を楽しみます。
魚介類の仕入れは、喧嘩し合うくらい仲が良く、修業時代からの信頼関係ができているお店からです。
「お寿司を思いっきり食べたい」とか、「刺身を肴に飲んで、最後に寿司をつまみたい」など、
その日の気分に合った使い方が自由にできるお店です。
チェック
アラカルトや盛り合わせなど
予約時に予算を言うと、それに合わせて料理を出してくれる(多いのは1人1万円くらい)
単品は仕入れにより値段が変わる。
【小鉢】(550円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は、「鯛とカンパチの南蛮漬け」。
【刺身盛り合わせ】(3850円)
寿司屋の最初は刺身を頼む人が多い。
刺身は単品でも頼めるが、我々はこの店1年生なので、盛り合わせで頼んだ。
1人前5種になり、内容は仕入れにより変わる。
この日は、「中トロ(対馬)」、「ヒラメ(熊本)」、「ヤリイカ(玄海)」、「生サバ(玄海)」、「子持ち昆布」。
付け合わせに鳴門のワカメが添えてあった。
山葵、熟成醤油、生姜醤油、辛子味噌が出てくるので、お好みで。
今どき、辛子味噌を出すお店が少ないので、これは嬉しい。
それぞれの魚はコリコリした食感が楽しめ、ヤリイカはとても甘くて美味しかった。
【車海老の天ぷら】(時価/この日は550円)
この日の天草産の車海老が良いものだったので、天ぷらにしてもらった。
価格は時価だが、だいたい500~700円くらい。
頭から丸ごと食べられ、身も大きくプリプリして、とてもジューシーな仕上がり。
この大きさでこの値段は安い。
【サワラの西京焼き】(時価/この日は一切れ550円)
サワラを自家製の西京味噌に漬け、それを焼いたもの。
削ったカラスミを散らしていた。
照りがきれいで身がふっくらして、カラスミがアクセントになっている。
お酒のアテにぴったり。
寿司
単品で好きなものを頼んでも良いが、我々はこの店1年生なので、1人前で頼んだ。
自家製の熟成醤油とガリが出てくる。
【寿司1人前】(3850円)
1人前で、握り5貫、ウニとイクラの軍艦、細巻き半分(3貫)の計10貫になる。
内容は、仕入れにより変わる。
この日は、「赤身(対馬)」、「ヒラメの縁側(熊本)」、「松前」、「アジ(玄海)」、「穴子(対馬)」、
「ウニ(北海道)」、「イクラ(青森)」、「鉄火巻き」。
内容は刺身と被らないようにしていて、例えば、刺身は中トロだったので寿司では赤身、
刺身はヒラメだったので、寿司では縁側など、対比させるネタを味わえるなど面白い仕掛けも。
「松前」は、しめ鯖を松前昆布で巻いたもの。
酢飯の中ほどに、刻んだ自家製ガリ、木の芽、胡麻をいこんでいて、
甘い鯖の脂にとても合い、良い仕事をしている。
「アジ」は、大きなものではなく、片身で1貫握れる豆アジを好んで使っている。
その代わり、卸したり、骨抜きなどの仕込みは大変。
「穴子」は、煮穴子で、穴子の骨などを煮詰めたツメを塗り、粉山椒を振っていた。
参考【博多漬け】(価格未定)
この夏には全国発送もできるように開発中のものを頂いた。
もちろん、この店でも食べられるようになる。
分かりやすく言うと、松前漬けの方法で明太子を和えたもの。
通常の松前漬けは、昆布とスルメや数の子などを漬け込んだものだが、
これは、ホタテ、イカ、明太子などを使っている。
お酒にアテに良さそうな一品。
■■攻略法■■
この店1年生は、予約時に予算を言うと良い。例えば、1人1万円など。
■■チョッチュ■■
お刺身を頼んだ時に、口直しでワカメは出てきましたが、きゅうりなどの野菜っぽいものも欲しいなぁ。
■■オススメ店■■
岩下さん 福岡市西区 「ひがし」
■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 12000~15000円
ビールは、生330円から、瓶660円から。
ハイボールは660円から、酎ハイは550円から。
焼酎は550円から。
日本酒は、1合550円から。
ワインは、グラス770円から、ボトル6600円から。
人気メニュー ベスト3
3位 : 【櫛田前山葵いなり】(1個120円) 山葵入り
2位 : 【松前寿司】(1本2000円) 8貫になり、お土産にもできる
1位 : 【銀だらの味噌漬け】(時価 / だいたい1切れ1200円くらい)