BUTCH COUNTDOWN RADIO
放送日:2022-02-11(金) 地域:中央区赤坂
お料理 うち山
- TEL
- 080-1540-0118
- 住所
- 福岡市中央区赤坂1-1-17-1F
- ジャンル
- 和食
- オープン日
- 2021年1月18日
- 席数
- 11席
- 営業時間
- 18時、もしくは、19時の一斉スタート
定休日:日曜日
- 調査日
- ■2022年2月1日
■天候 晴れ
■時間 18時30分
内容
今日ご紹介するのは、大正通りから中央体育館の方へ入った場所にある和食のお店です。
ビルの1階にあり、藍色の暖簾の奥の扉を開くと、樹齢400年の立派な一枚板を使った
L字型のカウンター席で、照明も明るすぎず、大人な雰囲気です。
コースのみの和食のお店です。
店主の内山さんは、和食、居酒屋などで修業後、8年前に西新に「食堂ニコラ」をオープン。
最初は、定食やアラカルトを出していましたが、食べ歩きをするうちに、旬の食材を使ったコースを提供したくなり、
2年ほどかけて探して、昨年、名前も内容もコンセプトも一新したこの店をオープン。この道15年です。
現在は、1日に2回、18時スタートと19時スタートの受け付けで、
6600円のコースのみを提供していて、若い人でも通いやすいリーズナブルさがあります。
料理は、居酒屋と割烹の間を目指したカジュアルさがありながら、
季節のものを取り入れ、しっかりした和食の技法も使ったものになります。
食材は、魚は市場で仕入れ、野菜は京野菜にも強い業者から仕入れています。
若い人はちょっと背伸びをして、大人な人はカジュアルな形で利用できて、デートにもぴったりなお店です。
チェック
おまかせ料理6600円のみ
要予約で、前日までの受付
スタート時間は、18時と19時の2回あるが、状況により多少前後することもある(我々の時は18時半だった)
御飯、麺などは別注文になる
チャージは500円
【おまかせ料理】(6600円)
9、10品ほどになり、内容は月毎に徐々に変わっていき、季節の節目で大きく変わる。
【桜海老と大根の春巻き】
ビールやハイボールを頼む人が多いので、最初はそれに合うよう揚げ物にすることが多い。
ダシで炊いた大根と炒めた桜エビを春巻きの皮で巻いたもの。
包み紙が一緒に出てくるので、手で持って食べる。
皮はサックリだが、大根をかなり柔らかく炊いていて、トロッとしている。
【空豆と椎茸の茶碗蒸し】
茶碗蒸しの具で空豆を使っている。
原木椎茸は、細かく刻んで炊き、銀餡にしている。
肉厚な椎茸を刻んでいるので、食感も良く、しっかり旨味も出ている。
寒い日にぴったりの一品。
【刺身】
この日は、サワラ、アオリイカ、ブリの3種。
薬味として、山葵、塩(フルール・ド・セル)、アオサの佃煮、醤油が出てくる。
サワラは白くて脂がのった5kg以上のものを使っていて、この日は相島産。
それを塩タタキにしていたので、そのまま塩で食べると美味しい。
アオリイカは、佐賀産を4日間ほど寝かせ、ねっとりさせている。
ブリは長崎産。
アオサの佃煮が薬味としてだけではなく、そのままでもおつまみにもなる。
【聖護院蕪と帆立】
聖護院蕪を太白胡麻油でソテーし、ピューレにする。
炙ったホタテを角切りし、別で甘酢漬けした聖護院蕪を角切りし、ピューレに加えて、盛り付ける。
その上に、鰹ダシのジュレをかけ、穂紫蘇を飾り、出てくる。
聖護院蕪の甘さがよく、甘酢漬けで味を引き締めているので、後口はさっぱり。
【太刀魚の手巻き寿司】
玄海産のとても大きく身が厚い太刀魚を蒲焼きにする。
蒲焼きと言っても甘ったるくなく、すっきりした辛さが残るような感じにしている。
海苔の上の酢飯の中には刻んだガリを忍ばせ、太刀魚の蒲焼きをのせる。
自分で手巻きして食べる。
この海苔は、広島から取り寄せた超特選のもので、実は影の主役。
店主が、この海苔を食べてもらいたいがために考えた一品になる。
食べると口の中に磯の香りが広がり、蒲焼きが甘すぎないので邪魔しない。
それでも太刀魚の身は厚く、脂がしっかりのっているので、タレや海苔に負けない味になっている。
【もずく酢】
少し重い料理のあとに、すっきりさせるために出している。
沖縄産の糸もずく。
【マフグの唐揚げ】
マフグは、これから春先にかけてが旬の魚。
マフグの身を溜まり醤油、酒、生姜で作ったタレで揉んで、表面に味をつけ、片栗粉をまぶして揚げる。
京都から取り寄せた七味塩、酢橘を添えているので、お好みで。
身がふっくらしてて、そのままでも十分美味しい。
【合馬たけのこのお吸い物】
合馬のたけのこを椀物に仕上げた一品。
一番だしを使い、菜の花、薄切りしたたけのこ、木の芽でできたお吸い物。
ダシが薄めでたけのこの甘さを引き立たせて良い。
春を感じる一品。
【宮崎牛のチンジャオロース風】
大阪を旅した時にヒントを得て作った一品で、見た目は全くチンジャオロースではない。
宮崎牛のもも肉を低温調理し、外側だけをカリッとなるように焼いて、食べやすい大きさにステーキカット。
万願寺唐辛子、ピーマンをオイスターソースで炒め、皿に盛り付ける。
そこに牛肉をのせ、上から自家製テリヤキソースのようなものをかけている。
ピーマン、牛肉を一緒に食べると、口の中でチンジャオロースになるという仕組み。
低温調理した肉がジューシーで美味しい。
コースは以上
土鍋ごはん
コースの締めに御飯は付かないので、欲しい人は別で注文する。
定番と季節替わりで常時4種類ほど用意していて、食材にもよるが2000~2300円くらい。
1合炊きの具だくさんなので、5、6杯分くらいはある。
漬物と赤だしもついている。
残ったら、持ち帰りもできる。
出来上がるのに時間がかかるので、少なくともコースのラスト3品前までには注文する。
【土鍋ごはん 真鯛と生姜】(2300円)
土鍋にダシ、酒、薄口、生姜、研いだ米を入れ、その上に真鯛の切り身を並べて炊く。
炊きあがったら、仕上げに三つ葉を散らして出てくる。
生姜の香りがよく、鯛の味にもよくなじむ。
ホッとする味。
■■攻略法■■
お1人で料理されているので、コースの内容を考えるのが大変です。
ということで、連チャンで行くと、同じ料理が出てきてしまうので、毎月を楽しみにすべし。
コースは一斉スタートなので、遅刻しないようにするべし。
■■チョッチュ■■
女性のお客様が多いので、デザートがあると嬉しいかなあ。コースとは別メニューでも良いので。
BGMは、ちょっと懐かしい曲が洋邦問わず流れていましたが、雰囲気が良いお店なので、もう少し考えて欲しいなぁ。
■■オススメ店■■
内山さん 博多区 「奈良屋町 青」
■■その他■■
客単価 : コース+御飯+飲んだだけで だいたい1万円くらい
ビールは生700円。
ハイボールはグラス650円から。
焼酎は、グラス650円から、
日本酒は、グラス700円から、1合、2合もある。
ワインは、グラス850円から、ボトルあり。
土鍋ごはんは、7割ほどの人が頼む。人気は、年中ある定番の【真鯛と生姜】(2300円)。