内容

今日ご紹介するのは、メディア初登場！
警固六つ角の近くにある、関東式のコース仕立てをメインとした焼鳥屋さんです。
ビルの2階にあり、入口に大きく「寿」と書かれているので、すぐに分かります。
店内の壁は、藁入りの塗り壁で仕上げ、コの字型のカウンターの上にはワイングラスが下がり、
およそ、焼鳥が出てくるとは想像がつかない雰囲気で、とてもオシャレです。
店主の金岡さんは、東京のイタリアンで8年修業ののち、メシュランの星獲得の焼鳥店で3年、
別の焼鳥店で3年修業後、地元が長崎ということで、九州に戻り、ここ福岡でお店を独立オープンしました。
この道14年です。
コンセプトは、地鶏、銘柄鶏を使った焼鳥とワインのマリアージュ。
ということで、炭の香りとワインの香りがぶつからないように、あえてヒゴグリラー（電気）を使っています。
このグリラーが優秀で、煙が出ないので、客席がモクモクしません。
メインで使っている鶏は、「おおいた冠地どり」。
大分県産の地鶏で、烏骨鶏を交配し、飼育日数も短いため、身が柔らかく甘みもあります。
また、鶏は中抜き他に、部位ごとのバラでも仕入れているので、
コースだけではなく、アラカルトにも対応できます。
そして、元々イタリアンのシェフだったこともあり、イタリアンな料理があったり、
デザートもこれまでの焼鳥店にはないものを揃えています。
オシャレな店内で、カップルや女性のみのお客様にも親しみやすいお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、お食事のみで頼むものと、ワインとのペアリングがある。
食事のみでは、【梅コース】(2800円)、【竹コース】(3900円)、【松コース（要予約）】(5500円)
串ペアリング【五本コース】(5500円)、【七本コース】(7200円)、【八本コース】(9000円)
基本、要予約。当日可
サービス料5％

【お通し】(600円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりで、この日は、「トマトとアボカドの生クリームのカプレーゼ」。
生クリーム、クリームチーズ、アボカドをホイッパーで潰してよく混ぜ合わせる。
それをチーズの代わりにして、カットした熊本産のトマトを添えて、出てきた。
トマトの旨味にアボカドのコクが加わり、美味しい。
お酒に合う一品。

【竹コース】(3900円)
内容は、前菜（2種盛り）、サラダ、スープ、焼き串4本、野菜串1本、チーズ焼き、特級串1本。

【前菜　2種盛り】
内容は日替わりで、この日は、「洋風オムレツのフリッタータ」と「自家製白レバームース」。
「洋風オムレツのフリッタータ」は、卵、チーズ、生クリーム、
炒めたベーコンと蓮根を混ぜ、オムレツ状にしたもの。
それにキャビアをのせ、ジェノベーゼソースを添えていた。
「自家製白レバームース」は、この店オススメの一品。
バケットにのり、バルソミコソースを添えていた。
バケットのまま食べても良いし、味がしっかりしているので、
ちょっとずつつまみながらお酒を飲んでも良い。

スープ【赤かぶのポタージュ】
体を温めてくれる、カブを使った冬のスープ。
赤かぶと普通のカブの違いは、赤かぶの方が甘みと苦味が強いとのこと。
赤かぶを炒めて煮込んで滑らかにし、鶏がらスープを加えてポタージュにしたもの。
仕上げにかけているトリュフオイルの香りも良い。

サラダ【ルッコラサラダ】
ルッコラにマスタードソースをかけて出てくる。
ちょっとした口直しにもなる。

焼き串4本、野菜串1本、チーズ焼き、特級串1本
串の内容は、日によって若干変わる。
全体的に1串にボリュームがあり、串によっては一般的なお店の倍くらいの大きさ。
店主曰く、焼鳥は、「揚げて蒸す」という感覚。
しっかり詰めて刺すことで、焼く時に出てきた脂が肉の周りにとどまるので、それで表面を揚げる感じに。
周りがしっかり揚がったら、閉じ込めた水分で蒸すようになる。
だから、食べた時に、口の中で旨味と水分が広がるとのこと。

【ささみ】
ささみはレア気味に焼き、抹茶塩を振って出てきた。
あっさりしたささみに抹茶の風味が良く合う。

【せせり】
首の部位で、とても脂がのっていた。
旨味と水分を逃がさないため、ギュッと詰めて刺しているので、ボリュームもあり、美味しい。

【丸ハツ】
ハツは周りの脂や中もしっかり下処理をして、半分に切らずに丸のまま串に刺している。
だから、ジューシーで美味しい。

【しいたけの酒蒸し焼き】
椎茸に塩を振り、アルミホイルで包んで、時折日本酒を振りながら蒸し焼きする。
プルプルでジューシーな仕上がりになっている。

【モッツァレラ　たまり醤油漬け】
モッツァレラチーズを甘醤油に一日漬け込み、それを串に刺し、軽く炙って出てくる。
洋風な串で、お酒に合う。

【ふりそで】
手羽でも胸に近い部分になるので、脂身は少ない。
皮付きの身に醤油ダレを塗り、皮目をパリッと、身はふっくらと仕上げる。
アクセントに柚子胡椒を添えて出てくる。
皮の香ばしさと身の柔らかさがよく、ジューシー。

【特上レバー】
鮮度が良いものを使い、火が入り過ぎないように見極めながら焼く。
しっとりとしていて、旨味がしっかりしていて美味しい。

【カルボナーラ】(980円)
コースとは別で注文。
通常、焼鳥店の締めだと、そぼろ丼や親子丼などが定番だが、
店主が元々イタリアンのシェフなので、この店の特色として提供している。
生パスタのリングイネなので、食感はモチモチ。
飲んだ後の締めに良いように、チーズをほぼ使わず、あっさりと仕上げている。
上に黄身がのっているので、崩して絡めながら食べる。
パスタが90gくらいあるので、2人で1つ頼んで丁度良いボリューム。

【自家製ブディーノ（生プリン）】(650円)
コースとは別で注文。
イタリアのプリンで、焼いたり蒸したりはしない。
生クリームをホイップし、卵とグラニュー糖と、若干のゼラチンを加え、冷やし固めたもの。
生クリームをホイップする加減が難しいとのこと。
上に、グラニュー糖を溶かしたキャラメルソースをかけていた。
しっとりふっくらしていて、美味しい。

■■攻略法■■
初めての人は、コースを頼むと良い。【梅コース】(2800円)や串ペアリング【五本コース】(5500円)から始めて、足りなければ、単品を追加すればよい。

■■チョッチュ■■
コースの中で「ルッコラサラダ」が出てきましたが、もう少しボリュームが欲しいなぁ。
サラダとしてだけではなく、途中の口直しにもなるかなぁと思います。セコくてすみません。

■■オススメ店■■
金岡さん　中央区高砂　「焼き鳥　貴」

■■その他■■
客単価　：　飲んで食べて　8000円くらい。　竹コースを頼んで6000～7000円くらい。

現在、お1人でされているので、お酒など、お待たせする場合がありますが、文句を言わないでください。

ワインは、グラス1000円から、ボトルあり。
ビールは、生680円。
ハイボールは700円から、サワーは700円から。
焼酎は700円から。

人気串メニュー　ベスト3
3位　：　【せせり】(320円)
2位　：　【特上レバー】(420円)
1位　：　【特上ねぎま】(420円)
食事のみでは、【竹コース】(3900円)が人気。
串ペアリングでは、【七本コース】(7200円)が人気。