FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2021-12-24(金) 地域:南区

和ごころ野内

TEL
092-231-0301
住所
福岡市南区野間1丁目10-7 野間リッチハイツ 1F
ジャンル
和食
オープン日
席数
16席(カウンター8席)
営業時間
17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日:月曜日
調査日
■2021年12月17日
■天候 くもり
■時間 19時30分
URL
https://wagokoro-nouchi.com/

内容

今日ご紹介するのは、野間四つ角のすぐ近くにある、和食のお店です。
白壁に黒い格子戸で、紅葉色の暖簾をくぐると、オープンキッチンのカウンター、奥に小上がりがあります。
店主の野内さんは、専門学校卒業後、パークハイアット東京の日本料理「梢」で10年、
東京駅のすぐそばにある「北大路八重洲茶寮」で2年半修業。
奥様の地元でもある福岡に移り、「海晴れ」など、和食のお店をいくつかまわり、この店で独立。
和食一筋15年です。
コンセプトは、手の込んだ和食を気軽に食べられるお店。
ということで、価格はとてもリーズナブルです。
魚介類は、大分から送ってもらうもの、対馬の漁師さんから送ってもらうものの他、
福岡市内の市場などをまわり、自分の目で確かめたものを仕入れています。
しっかりと仕事をした料理をリーズナブルに味わえ、アットホームな雰囲気のお店です。

アラカルトとコース
アラカルトは、少しずつ季節により変わっていく
コースは、7000円を基本にして、価格は応相談。前日までの予約で、2名様から
アラカルトの価格は仕入れにより変わる

チェック

【お通し】(400円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わり。
ここ最近は寒い日が続いているので、温かい「自家製胡麻豆腐」を出している。
胡麻ペーストに葛、昆布だしを加えて練り上げ、酒、味醂を加えて味を整え、茶巾絞りにしている。
その上に、たっぷりのイクラと本山葵を添えていた。
今どき、茶巾絞りにしているのは珍しい。
寒い時に温かいお通しは嬉しい。
胡麻の風味もしっかりしていて、山葵の香りも良い。

【香箱カニ】(1700円)
価格は仕入れによって変わる。
いわゆる「ズワイガニのメス」で、石川県で獲れるものを「香箱ガニ」と言い、
他に、セイコガニ、セコガニなどとも言われる。
漁獲期間が短く、内子と外子の味わいが特徴。
この店では、鳥取産を仕入れているが、
身と内子、外子を全てほぐして甲羅に詰めて出てくるので、食べるのがとても楽。
この面倒な作業をしてこの値段は安い。
カボスとカニ酢があるので、お好みで。
ワカメを添えてあった。

【お造り盛り合わせ】(1人前1200円、2人前2200円)
なるべく天然物を扱うようにしていて、内容は仕入れによって変わる。
この日は、①大トロ(奄美)、②鰆(糸島)、③ヒラマサ(兵庫)、
④鯵(対馬)、⑤鯖(対馬)、⑥天然トラフグ(大分)。
天然トラフグは、少し寝かせたもので、卸ポン酢をのせているので、そのまま食べる。
醤油、山葵はお好みで。
あしらいで、浜名湖の生海苔を添えていた。
香りが強く、刺身の途中で味わえば、よいアクセントにもなる。

【ぎんなん餅】(500円)
銀杏の殻を剥いて塩ゆでし、薄皮を剥いたところで、再度、お湯にくぐらせる。
熱々のまま、フードプロセッサーにかけ、粘り気が出てきたら引き上げ、成型する。
それを、注文が入ってから焼いたもの。
味付けは塩のみで、衣は付けていない。
お餅のような食感の中にちょっとした粒々感があり、銀杏の風味もしっかりしていて美味しい。

【甘鯛うろこ焼】(1300円)
価格は仕入れによって変わる。
この日は山口産。
皮目に熱々の油をかけて鱗を立たせ、炭台でじっくりと身を焼く。
カボス、大根卸を添えているので、お好みで。
濃い旨味を感じ、鱗のサクサク感と身のふっくらした食感が良い。

【みぞれ椀 白子 金時人参 柚子】(800円)
鰹と昆布のダシに、鱈の白子、大根、千切りした金時人参、摺り卸した蕪、柚子皮が入った椀。
ほっとする味で、白子も野菜も、ダシもおつまみになる。
柚子の香りも良い。

天ぷら
単品が10種類ほどで、盛り合わせもある。
天だしと塩が出てくるので、お好みで。

【白子】(500円)
鱈の白子に衣を付けて揚げたもの。
揚げ方が上手く、白子がプリプリでジューシーに仕上がっている。
口の中でとろける感じ。

【あこや貝のかき揚げ】(500円)
あこや貝とは、真珠の養殖に使われる貝。
対馬産のあこや貝の貝柱をかき揚げにしたもの。
食感がよく、食べ応えもあるので、おつまみにぴったり。

【骨付き鶏の飛鳥煮(白湯スープ煮)】(1300円)
飛鳥煮とは、奈良の郷土料理で、煮物や汁物に牛乳を加えて仕上げるもの。
この店では、まず、鶏ガラで白湯スープを作り、それをベースに調味料などを加えて味を整え、
鶏もも肉のぶつ切り、白菜、鶏つくね 豆腐、椎茸、葱などを煮て、最後に牛乳を加えてコクを出す。
水炊きっぽく見えるが、全くの別物。
鶏肉は柔らかく、味が染みた豆腐や野菜もイイ感じになっている。

■■攻略法■■
リーズナブルなので、単品で好きな物を頼むべし。

■■チョッチュ■■
一つくらい葉物系の一品があると嬉しいなぁ。(健康を気にするオヤジと女性にも受けると思うので)

■■オススメ店■■
野内さん 福岡市中央区 「ガストロノミヤ 古賀圭祐」

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて 6000~7000円

年内は、12月31日まで営業しています。お休みは、1月1~3日。1月4日から営業です。

ビールは、580円から。
ハイボールは450円から、サワーは580円から。
焼酎は、グラス500円から、ボトル3000円から(ボトルチャージ1人300円)。
日本酒は、1合1000円から。

人気メニュー ベスト3
3位 : 白子系【白子天ぷら】(500円)、【白子ポン酢】(900円)
2位 : 【香箱カニ】(1700円)※価格は仕入れによって変わる。
1位 : 【お造り盛り合わせ】(1人前1200円、2人前2200円)

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