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BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2021-10-01(金) 地域:福岡県内のその他のエリア

ひすず

TEL
092-948-5770
住所
福岡県糟屋郡篠栗町若杉辻952-1
ジャンル
洋食 エスニック・無国籍
オープン日
2021年6月30日
席数
営業時間
11:00~21:00(L.O. 20:00)
※時短要請により変わることもありますので、電話でお問い合わせください
定休日:不定休
調査日
■2021年7月22日
■天候 晴れ
■時間 17時00分

内容

今日ご紹介するのは、篠栗の若杉山の中腹にある、スリランカカレーと肉料理が食べられるお店です。
店名の「ひすず」も、「日本」と「錫蘭(スリランカ)」から、頭の漢字を取り、名付けられています。
JR篠栗駅からは車で10分ほどになり、山を登っていくと、突然、大きなガラス張りの建物が現れます。
ちなみに、博多駅から篠栗駅まで19分で280円、そこからタクシーで1000円かからずに到着します。
(帰りのタクシーも呼べます)
大きな石で組んだ門を潜り抜けると、芝生のガーデンテラスが広がり、
その奥には、大きなガラス張りの建物が現れます。
実は、メシュランでも紹介した「春馬」、「わらび野」などのグループ店になります。
ここの社長は、毎回ワクワクさせてくれるお店を作っていますが、今回もとんでもないお店です。
元々、田んぼだった1000坪の場所を社長自ら整地し、熊本から運んできた大きな石を組み、植樹し、
建物の一部は、以前博多駅近くにあった「海物山物」から移築するなど、SDGsでもあります。
社長は、東京、福岡の有名料亭で修業し、「春馬」「海物」などの斬新なお店を作り、
現在ではショベルカーから包丁まで駆使し、お店の総合プロデュースまで手掛けています。
この店は、社長が「山遊びが好き」「肉が好き」ということと、美味しいスリランカカレーが出会ってできました。
このグループは、スリランカで日本食レストラン「台所」も手掛けていて、スリランカにも行くようになり、
そこで出会った美味しいスリランカカレーを、日本人の口に合うようにブラッシュアップ。
肉類は、庭に薪焼き場を用意し、そこで焼いて提供しています。
美味しいスリランカカレーと肉を堪能でき、山の上にあるので、目の前に街並みが広がり、
開放的で日常では触れない空間になっていて、まるで、小旅行に来た気分になるお店です。

チェック

基本、アラカルトのみ
メニューは昼夜共通
フードメニューには、カレーとステーキがセットになったものしか書いていないが、
ステーキのみを単品で頼むこともできる(その場合、金額はマイナス500円)。
単品の頼み方をする人は少ないが、我々はあえて、単品ステーキを攻めた。
ちなみに、我々は7月22日に取材に行ったのだが、あれから時間が経っているため、
かなりメニューの数は増えている。
ノーチャージ

【生春巻き】
ノーチャージだが、何かしら料理を頼むと、サラダ代わりに無料で出てくる。
野菜に大葉、水菜、セロリ、ニンジンなども使っていて、それをゼリーで固めて、春巻きの皮で巻いたもの。
スウィートチリも添えているが、これにも醤油を使い、和風テイストになっている。
さっぱりした味で、しっかり仕事をした一品が無料で出てくるのが嬉しい。

ステーキ類
地鶏、和牛さがり、さんきょうみらい豚、和牛ハツ、海老などがある。
前庭に薪焼き場を用意し、基本、そこで焼いて提供している。
炭ではなく、薪を使うことで、周りを素早く焼き固め、香りを付ける。
薪は、桜、柿、紅葉、センダンなどの落葉樹を使っていて、独特の香りがする。
味付けは極力せず、素材そのものの味が楽しめるようにしている。
また、テーブルに運ばれる時に、熱々にした2kgの鉄板も一緒に出てくるので、
好みの加減で焼き足せばよい仕掛けになっている。
ステーキソースが出てくるが、醤油、レモン、ニンニクだけで作ったシンプルなもの。
あっさりしていて、素材の味を邪魔しないようになっている。

【和牛さがりステーキ】(3000円)
信頼のおける業者から仕入れた和牛さがりの中でも一番分厚いところを厳選してカットし、
外側を薪でしっかり焼いて、食べやすい大きさにカットして出てくる。
鉄板の熱さは1時間ほどもつので、慌てずに好みで焼き足せば良い。
日替わりで、野菜が添えてある。
この日は、茄子、トマト、小蕪、万願寺唐辛子、香りが良いアメリカン・パセリ。
トマトは塩だけで炊いて湯剥きし、小玉葱も塩だけで炊いている 
肉の味がしっかりしていて、薪の香りが良い。
鉄板で焼く時も、あまり火を通し過ぎないように、しゃぶしゃぶのように軽くのせると良い。

【さんきょう みらい豚ステーキ】(1700円)
「さんきょうみらい豚」は、自然豊かな環境で飼料にもこだわって育てた宮崎産の豚肉。
飲食店と直接取引でしか販売せず、社長自ら出向いて交渉したとのこと。
社長曰く、この豚の脂の旨味とバランスに惚れたとのこと。
部位は、本当の肩ロース。
一般的に肩ロースというと広い部位になるが、両肩から6枚ほどしか取れない、本当に肩の部位。
それを薪で焼いて、野菜を添えて出てくる。
パサつかず、しっとりとして、脂も甘く、柔らかな肉だった。

【博多地鶏ステーキ】(1700円)
結構大きなもも肉の皮目を上手に薪でパリッと焼いて、野菜を添えて出てくる。
焼く時の味付けは、軽く胡椒を振っただけだが、ソースを付けずにそのままでも十分美味しい。

【和牛ハツステーキ】(1500円)
社長曰く、正肉が美味しいと内臓肉も美味しい。
ということで、A5、A4の和牛のハツの一番厚みがある部分だけを使っている。
薪で焼いて野菜を添えて出てくるが、とても歯ごたえが良く、食べ応えがあって美味しい。

【エビ】(1700円)
これは、薪ではない。
有頭のブラックタイガーを、皮ごと半分に割り、皮を下にしてフライパンに並べ、オリーブオイルで焼く。
仕上げに白ワインを加え、蒸しあげる。
別でソテーした野菜を添えて、フライパンで出てくる。
プリプリの海老は、お酒のつまみに良い。

カレー
大きく「ひすずカレー」「ひすずステーキカレー」に分かれる。
「ひすずカレー」は、「5種の豆のキーマカレー」「自家製ヌードルカレー」「焼き鯖カレー」でステーキが付かない。
「ひすずステーキカレー」は、ステーキ付きで、「博多地鶏ステーキカレー」「和牛さがりステーキ」
「さんきょう みらい豚ステーキカレー」「和牛ハツステーキカレー」「エビカレー」になる。
カレーは、20種類以上のスパイスをスリランカから取り寄せ、和のスパイスも組み合わせて作っている。
本場のスリランカカレーより、塩分を少なくしたり、日本人の口に合うようにアレンジを加えている。
辛さは3段階あり、通常は2辛。

【焼き鯖カレー】(1500円)
サフランライスの上に焼き鯖をのせ、野菜を添えて、カレーをたっぷりかけて出てくる。
カレーの味は、スパイスをしっかり感じるが、辛すぎず食べやすい。
添えている野菜は、ラタトゥイユのような感じで刻んだ野菜をトマトで炊いたもの。
焼き鯖の上には、白髪ねぎ、糸唐辛子ものせていて、ちょっと和テイストも入るが、カレーにも合う。

【5種の豆のキーマカレー】(1500円)
豆は、黒豆、白花豆、大豆、エンドウ豆、ひよこ豆を使用。
それと、牛肉、豚肉、鶏肉のミンチで作ったキーマカレー。
カレーには、茹でた小玉葱とトマトを添え、サフランライスの上には半熟卵をのせている。
卵を崩し、絡めながら食べると味がまろやかになる。

■■攻略法■■
ここまで行って席がなかったら悲惨なので、必ず電話予約して行くべし。(夜は、要相談)
カレーは、別々のものを頼んでシェアすると良い。

■■チョッチュ■■
オーナーが、お酒を飲んで謎のアジア人とブッチの2人が絡んでくるのをやめて欲しいと言っていました。
単品もドリンクもあるのだが、もう少し分かりやすく書いて欲しいなぁ(もしかしたら改善されているかもしれません)。

■■その他■■
客単価 : カレーと一品を食べて飲んで 5000円くらい 
我々のようにがっつりステーキ類を食べて飲んで、6000、7000円くらい

ビールは、生700円。
ハイボールは、600円。
ワインは、ハーフボトル(375ml)1600円、フルボトル3800円、スパークリングフルボトル5000円。
焼酎は、芋・米・麦 グラスで500円から。
ソフトドリンク、ノンアルコール飲料もある

人気カレー
女性に人気 : 【和牛ハツステーキカレー】(2000円)
男性に人気 : 【和牛さがりステーキカレー】(3500円)

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