内容

今日ご紹介するお店は、国体道路の大濠高校と某放送局の間にある
細い道を入った場所にある熟成肉がメインの肉料理屋です。
外観は、コンクリートと木が融合したスタイリッシュな感じで、
店内は、白い壁に木製のテーブルや棚、ワインのメニューが黒板に書かれていて、温かい雰囲気があります。
店主の田染（たしぶ）さんは、六本松ではちょっと話題だった移動販売のメンチカツ屋さん。
その後、自身の肉好きがこうじて独学で肉の研究をし、5年前にこのお店をオープン。
この店では、佐賀牛の牝でほどよい厚みのものだけを厳選し、骨付き枝肉のまま仕入れ、長期枯らし熟成させます。
長期枯らし熟成とは、常設の熟成庫で無風に保ち、一定の温度及び湿度で管理し、
お肉を寝かせる日本独自の伝統的な熟成方法です。
熟成肉は、その日の仕上がりにより、ある部位とない部位があります。
どのような部位があるのかは、HPをチェックしてください。
ちなみに、枝肉60kgを仕入れたとして、蒸発する水分、骨、脂を取り除くと、提供される肉はわずか20kgになります。
濃厚な旨味を感じる牛肉を味わいたい方には、ぴったりのお店です。

チェック

アラカルト、コースがある。
コースは6600円か、飲み放題付きで11000円。
当日可、2名様から。
席料は550円だが、お酒を頼むと無料になる。

【自家製佐賀牛の生ハム】　（2280円、ハーフ1200円）
この店の一押しメニュー。
佐賀牛のもも肉をフランスのゲランドの塩のみで1年間熟成させた自家製生ハム。
脂が多くしつこいのかと思ったら大間違い。
豚の生ハムと違ってあっさりとした脂の味わいだが、香りも良く、非常にコクがある。

【90日氷温熟成ポテトフライ】　（680円）
北海道の男爵芋を90日間寝かせることで甘みを引きだしている。
それをざく切りし、ポテトフライにしたもの。
食感も通常のポテトのようなホクホクを通り越してサツマイモの様なねっとり感がある。

【蟹クリームコロッケ（2個）】　（660円）
プレーンと蟹みそ入りの2種類が出てくる。
蟹はズワイガニを使用しており、パン粉も食パンから店でおろした生パン粉を使うなどこだわっている。
何もつけずに食べるのが一番おいしい、シンプルな一品。

【枯らし熟成のメンチ】　（660円）
すね肉を手切りでミンチにし、少量の玉ねぎと成形している。
手切りなのでお肉がゴロゴロとしており、玉ねぎの甘みと合わさって食べ応えがある。
お好みで、塩か、醤油に付け込んだ自家製生胡椒で。

【黒毛和牛の赤ワイン煮】　（2780円）
前チマキと呼ばれる前脚のスネ肉を赤ワインで2時間、さらにコンソメで3時間、
合計で5～6時間煮込むことでギュッと旨味を凝縮。
ソースは、まったりしすぎず、スッキリとした上品な味わいがあり、肉もホロホロ。
食パンとバケットが付いてくるので、お好みで。

【牛タン、カメノコ、シンシン】　（各100g/2900円）
熟成度合いによってその日食べられる部位が変わってくるので、ない部位もある。
我々は3人で、牛タン、カメノコ、シンシンをチョイス。
タンはタン元という一番太い根元の部分を使用。
カメノコは、赤身で1番味の濃い部位。
シンシンは、赤身と脂のバランスが良い部位。
それぞれ、厚く切って串に刺し、炭床の上部にかざして常温に戻してから火を入れていく。
炭火で焼いては休ませを繰り返し、だいたい30分ほどかける。
タンは、サクッとした歯ごたえが良く、カメノコは、濃厚な旨味を感じ、
シンシンは、肉汁があふれて肉の旨味を楽しめる。
お好みで塩か、醤油に付け込んだ自家製生胡椒で。

■■攻略法■■
生ハムはマスト。牛タンを一つ頼んで赤身を人数に応じて頼むと良い。
熟成の度合いによってその日食べられる肉の部位が変わってくるので、HPでチェックして好みの日に行くベシ。
初めての方は6600円のコースが多い。

■■チョッチュ■■
個人的な趣味だけど良いお肉は山葵をつけると美味しいので山葵があるといいなぁ。
あとさっぱりしたシャーベットがあるともう一品食べられそう。

■■オススメ店■■
田染さん　草香江　「Saule（サウル）」

■■その他■■
客単価　：　飲んで食べて9000円

ビールは、680円。
ハイボールは、680円から。
ワインは、グラス780円から、ボトルあり。

人気メニュー　ベスト3 （炭火焼きお肉以外の一品料理）
3位　：　【黒毛和牛の赤ワイン煮】（2780円）
2位　：　【枯らし熟成のメンチ】（660円）
1位　：　【自家製佐賀牛の生ハム】（2280円）