FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2021-04-02(金) 地域:福岡県内のその他のエリア

鮨処 金太郎

TEL
093-472-8988
住所
北九州市小倉南区下曽根3丁目3-14 原口店舗1F
ジャンル
和食
オープン日
1998年4月
席数
8席(新型コロナ感染拡大予防で3組のみ)
営業時間
17:00~22:00(L.O.21:30) ※要事前予約
定休日:水曜日、その他にも時々閉まる時もあるので電話で確認してください
調査日
■2021年1月7日
■天候 雪
■時間 17時30分

内容

今日ご紹介するのは、JR下曽根駅のすぐ近くにある飲めるお寿司屋さんです。
グレーの壁面の一軒屋で、看板も出ているので、すぐに分かります。
店内は、L字型のカウンターにはネタケースがあり、お寿司屋らしくすっきりとまとめ、ジャズが流れてます。
店主の糸山さんは、熊本県出身。
会社員時代に先輩から寿司屋に連れて行かれ、
御馳走してもらえると思ったら、いきなり勝手に面接され、そのまま就職することに。
以来、19歳にして寿司職人として、熊本、小倉で修行し、29歳で独立。
その後、1998年には、小倉南区貫に「金太郎寿し」として店舗を構え、翌年には2軒目もオープン。
その頃は出前もやっていましたが、現在の地に移転し、出前は行わず(テイクアウトは可)、
目の前で握る飲めるお寿司屋さんとして営んでいます。
この道44年。
魚にはこだわり、西港の信頼できる業者まで行き、自分の目で確かめたものを仕入れています。
以前は、さらに全て寿司にして自分で味見をしていたとのことです。
また、出前は行っていませんが、持ち帰り用には、
握り方を変え、時間が経っても味が落ちないように工夫しています。
また、寿司だけではなく、一品料理も豊富で、値段を書いていて、その価格も、良心的です。
特に単品はボリュームがあり、1人前を頼んで2、3人で食べられるので、逆にリーズナブルです。
店主の人柄も良く、カウンター越しのやり取りを楽しみながら、寿司や一品、お酒を手軽に味わえるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、8800円、11000円とあり、小鉢、刺身、茶わん蒸し、寿司、赤だしなど。要事前予約。
寿司は、アラカルトで頼む他に、8貫4400円、10貫5500円のおまかせもある。

我々は、アラカルトで頼んだ。
※取材が2021年1月だったので、現在提供しているものと変わる場合があります。
※単品の価格は、仕入れによって変わります。あくまでも目安にしてください。

【小鉢】(660円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
この日は、「青なまこの酢物」が出てきた。
小葱と紅葉卸をのせ、ワカメを添えていた。
酢がたっていなくて、まろやかで美味しかった。
今だと、「クラゲ」や「鯛の白子ポン酢」など、さっぱり食べられるものになる。

【いわし刺身】(時価 : 取材時は1320円)
取材時には旬だった北海道で水揚げされたもの。
生イワシを刺身にし、小葱、胡麻、一味を散らし、山葵、卸生姜、レモンを添えていた。
脂がのったイワシの刺身は美味しく、一味がアクセントになり、お酒のアテにぴったり。

【地だこレモン塩】(1760円)
地だこは薄く波切りしているが、通常の倍くらいの大きさなので、
食べやすくて食べ応えがあるようになっている。
小葱、胡麻、一味、自家製レモン塩を振っているので、そのまま食べられる。
これもボリュームがあるので、3人で頂いたが十分な量だった。
絶妙な歯ごたえで、タコの旨味をしっかり感じる一品。

【穴子焼き】(2200円)
穴子は1本使い、炊いて、蒸して、タレを塗って焼いている。
上に千切りした青紫蘇がたっぷりのっているのが特徴。
この青紫蘇で、タレの甘さが中和される。

【小倉牛の炙り】(3520円)
長年の付き合いがある精肉店「エザキ」から仕入れた小倉牛。
小倉牛は、小倉南区の自然の中で育てられた、黒毛和牛の中で、
肉質が4等級以上などの条件を満たしたものに与えられる銘柄。
それを塊のままじっくり弱火で火を通していき、
中はレアな状態で、食べやすい大きさにカットして出てくる。
卸ニンニク、ポン酢を和えたドレッシングをかけた、サニーレタスなどの葉物野菜を添えていた。
肉はそのままでも十分美味しいが、
山葵の葉や茎も和えたシャキシャキ山葵が添えてあるので、使うと、味に変化をつけられて良い。

【玉子】(1切れ440円)
1人頼むとお店の中の全員が頼みだす一品。
LLサイズの赤玉子を10個使って焼いているので、1切れで玉子5個分になる。
程よい固さにするためダシの量を調整し、意図的に少し焦げ目をつけているのが食欲をそそる。
しっかり玉子の味がして、程よい固さが良い。

寿司
単品の他に、おまかせ8貫、10貫がある。
我々は、おまかせ8貫を頼んだ。
寿司は、醤油をつけるものとつけなくて良いものがある。
苦手なものがあったり、全て醤油をつけたいなど、リクエストがあれば極力答えてくれる。

【おまかせ8貫】(4400円)
内容は日替わりで、8貫に吸い物付き。
また、取材時と季節が違うので、あくまでも参考として欲しい。
たくさんの種類が食べられるように、シャリは小さめ。
ガリも添えている。

【ミズイカのウニのせ】
地物のミズイカは松笠切りし、その上に、ウニ、木の芽をのせ、胡麻を振っていた。
塩をしているので、醤油はいらない。
イカの弾力が良く、ウニの濃厚な旨味とイカが良く合う。
時期によりヤリイカを使う。
【中トロ】
長崎産の生の本マグロ。
こちらは醤油をつけて食べる。
赤身と脂のバランスがよく、美味しい。
【海老】
有頭海老で、頭をつけたままボイルしたものを握って出てくる。
塩をしているので、醤油はいらず、あっさり食べられて良い。
頭の中にある味噌も美味しい。
【吸い物】
白身が入った吸い物が出てきた。
柑橘を加え、さっぱり味。
【アラ】
アラの上には、紅葉卸をのせ、塩を振っていた。
ちょっと贅沢な寿司。
白身は、この他にも、石鯛などを使う事もある。
【ウニ】
下関産のウニを軍艦巻き。
磯の香りが広がる。
【タイラギの炙り】
タイラギを切り、少し炙ることで、程よい歯ごたえと貝の旨味が増している。
黄色の柚子胡椒と塩を振っていた。
これは美味しい。
【小倉牛の炙り】
炙った小倉牛の握り。
葱、白葱、胡麻の他、紅葉卸をポン酢で和えたものがかかっている。
そのまま食べられ、さっぱりした後口。
【穴子】
炊いて、蒸して、焼いたもの。
身はふんわり仕上がり、タレの甘さも良い。

■■攻略法■■
日本酒を20種類以上用意している飲める寿司屋なので、アラカルトでドンドン頼んで欲しい。 
価格も提示しているので、全然怖くないです。

■■チョッチュ■■
日本酒を20種類以上用意するなど、店主が日本酒を好きなのはよく分かります。メニューもしっかりしています。
しかし、焼酎は「芋、米、麦があります」くらいしか書いてません。もう少し他のお酒も大切にメニューにのせて欲しいなぁ。

■■オススメ店■■
糸山さん 行橋市 西洋割烹わたなべ

■■その他■■
客単価 : 飲んで食べて1万円前後

常連は、単品で頼むことが多い。

ビールは、生660円から。
焼酎は、グラス660円から、千代香1合770円から、2合1540円から。
日本酒は、990円。(20種類以上ある)
ワインは、グラス990円、ボトル4400円。

人気メニュー
【おまかせにぎり8貫】(4400円)、【おまかせにぎり10貫】(5500)、
【特製茶碗むし】(880円)、【小倉牛サラダ】(1980円)

ザ・メシュラントップに戻る