FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2021-03-12(金) 地域:中央区警固

MANDARIN MARKET 文華市場

TEL
092-718-0801
住所
福岡市中央区警固2-2-28 エステートモア警固 1F
ジャンル
中華
オープン日
2015年4月21日
席数
34席(カウンター10席)
営業時間
ランチ 11:50~14:30(L.O.14:00)
ディナー 日~木 17:00~23:00(L.O.22:30) / ディナー 金・土・祝前日 17:00~24:00(L.O.23:30)
時短営業中 ランチ 11:30~15:00(L.O.14:30)
時短営業中 ディナー 17:00~21:00
(フード20:15/ドリンク20:30)
定休日:年末年始
URL
http://fukuokachinesecuisine.com/

内容

現在、メシュランはテイクアウトのできるお店を応援しています。
今日ご紹介するのは、大正通りから少し入った場所にある、野菜を中心とした中国料理のお店です。
赤い枠組みのある入り口を抜けると、仕入れた野菜がたくさん陳列され、
カウンターのあるオープンキッチン、奥にはテーブル席があります。
オーナーシェフの山北さんは、「シーホークホテル&リゾート」の中華「龍殿」で10年修行。
当時の総料理長は、中華の巨匠と言われた知久さんです。
その後は、「ONOグループ」で料理を統括していました。
日本で開催される中国料理の三大大会の1つ、
「国産ニジマス中国料理コンクール」で日本一にも輝いています。
この道25年。
2019年3月5日には、コマツグループと一緒に東比恵に「NITO」というお店もオープンしています。
こちらは、お昼は麺を、夜は飲茶を中心とした、気軽なチャイナバルのようなお店です。
この店のコンセプトは、野菜をふんだんに使った「ベジタブル・チャイニーズ」。
山北さんの原点でもある、知久さんが料理の付け合せにする野菜を大事にしていたことを守り、
ホテル系の上海料理をベースに味付けも上品で、どの料理にも様々な野菜が使われています。
その野菜は、糸島野菜を中心に宗像産の台湾野菜などをオーナー自ら目利きして仕入れています。
季節感・食感を意識し、中華では使わない洋野菜も取り入れ、旬を感じられるような中華料理です。
彩りも鮮やかで野菜が多く、女性に大人気のお店です。

チェック

テイクアウト メニュー
単品の他、様々なおかずのお弁当、デザートがあります。
価格は、税別です。
今日は、家飲み用にお弁当以外をオーダーしました。

【前菜盛り合わせ】(1000円)
内容は日替わりです。
2人前がベースで6種類ほど入っています。
この日は、「くらけの和え物」、「芽キャベツのサバXO醤和え」、「白菜の甘酢漬け」、
「菜の花のガーリック和え」、「カシューナッツの飴炊き」、「海老の紹興酒ボイル」。
「くらけの和え物」は、程よい酸味で美味しいです。
「芽キャベツのサバXO醤和え」
シェフオリジナルの塩サバをベースに、干し貝柱などで作った「博多XO醤」と、
ボイルした旬の芽キャベツを和えたもの。
魚介の旨味があり、お酒のつまみにぴったりです。
「白菜の甘酢漬け」
糸島産の白菜を唐辛子、生姜、ニンジン、白葱と一緒に甘酢に漬け込んでいます。
甘くなく、爽やかさがあります。
「菜の花のガーリック和え」
ボイルした旬の菜の花を、ニンニクオイル、揚げたニンニクチップ、塩、醤油などと軽く和えたもの。
結構ニンニクがきいていて、菜の花の苦味とも合います。
「カシューナッツの飴炊き」
通常は砂糖をまぶして炒め絡めるのですが、この店では、揚げることで
カシューナッツの周りに砂糖が結晶化してまとわりついています。
べたつかず、クセになる味で、お酒を飲みながらだと、止まらなくなります。
「海老の紹興酒ボイル」
有頭海老をさっとボイルし、紹興酒をきかせた塩味の地に一晩漬けこんだものです。
紹興酒がきいていて、海老もプリプリで美味しいです。
これだけ入ってこの価格は安いです。

【よだれ鶏】(フル 1400円、2/3サイズ 900円)
味のバランスなどを試行錯誤して作った、この店オリジナルの「よだれ鶏」です。
鶏のもも肉を長時間低温調理し、食べやすい大きさにカットして胡麻を振っています。
揚げたピーナッツ、砕いたきゅうり、素揚げした茄子の細切り、
白葱、パクチー、糸唐辛子を添えています。
別で「口水鶏(コースイチー)タレ」が付いてくるので、かけて食べます。
「口水鶏タレ」は、黒酢をベースに、豆鼓、干し海老、香りラー油など、
十数種類の調味料を合わせて作ったものです。
鶏はジューシーで柔らかく、タレは酸味がありますが、
山椒などの辛さは抑えられていて、お子様でも食べられるような味付けです。
つまみにもなり、御飯に合う一品です。
ジャスミンライスを添えると、シンガポールチキンライスになります。
フルでモモ肉1枚になり、我々は2/3を頼みましたが、2、3人でも十分なボリュームでした。

【飲茶3種盛り合わせ】(600円)
飲茶は単品だと4個セットになり、盛り合わせもあります。タレ付き。
これは、「エビ蒸し餃子」、「黒豚シュウマイ」、「もち米肉団子」の3種類が各2個ずつのセットです。
「エビ蒸し餃子」
タネに海老のすり身と筍、生姜を使い、皮は浮粉です。
「黒豚シュウマイ」
荒く手切りした肉、粗めのミンチを使っていて、しっかりと歯ごたえがあります。
「もち米肉団子」
肉団子を作り、皮の代わりに水に浸したもち米をまぶし、蒸しています。
こちらは、「黒豚シュウマイ」と違う食感で、部位も変え、味付けも優しく仕上がっています。
豚の旨味を吸ったもち米が美味しいです。
再加熱する場合は、耐熱容器なので、そのままで可能です。
蓋をしたまま、電子レンジで30秒ほどです。

【ダブルおかず弁当】(1500円、おかずのみ1200円)
通常、ご飯とスープ付きですが、おかずのみでも頼めます。
我々は、おかずのみを頼みました。
おかずは、「麻婆豆腐」が基本で変わらず、
それに選べるおかずが「青椒肉絲」、「黒醋酢豚」、「エビチリ」、「油淋鶏」の4種類。
他に、前菜系のおかずが、日替わりで7、8種類入っています。
「麻婆豆腐」
博多和牛を粗めに挽いたミンチを使い、肉の旨味と脂の甘さも良く出て、食べ応えがあります。
例えると、崩したハンバーグのような感じ。
花椒がきいていて、ちょっとピリ辛です。

選べるおかずは一番人気の「エビチリ」をチョイス。
海老の他に、揚げたジャガイモ、エリンギ、蕾菜、黒クワイ、ブロッコリなど、
野菜たっぷりのエビチリです。
ジャガイモが入っているのが珍しいです。
黒クワイは中国のもので、シャキシャキした食感が特徴です。

前菜系のおかずは、
「ブロッコリーの山椒マヨネーズ」
山椒オイル、粉山椒、塩、マヨネーズなどを混ぜたものをかけていて、大人な味になっています。
「アジの南蛮漬け」
「里芋の食べるラー油がけ」
素揚げした里芋に自家製食べるラー油をかけたもので、全然辛くありません。
「パリパリピーマン」
醤油や辛味を入れて鶏ミンチを炊き、それを生ピーマンにのせたものです。
中華の香辛料をたくさん使っているので、複雑な味がして、フレッシュなピーマンとも合います。
「自家製ポテトサラダ」
コーン、ハム、玉ねぎだけのシンプルなポテサラ。
「カレー風味のかぼちゃ」
かぼちゃを揚げた後に、カレー粉と塩で地を作り、ひと煮立ちほどで、さっと煮たものです。
甘さとカレーの味が、意外にも合います。
「ニンジンの和え物」
自家製山椒オイルで和えたものです。クセがなく、中国版キャロットラペ。
「レッドキャベツの粒マスタード和え」
箸休めになります。

デザート
各300円で、3種類ありますが、3種盛りにすると850円になり、中国茶ティーパック付きです。
盛り合わせが絶対にお得です。

【ジャスミン茶っぷりん】(300円)
プラスティック容器に入っていて、底にある突起を折ると空気が入り、お皿にのせることができます。
ほぼ卵黄で濃厚ですが、甘さを抑えてお茶の香りもよく、カラメルにもジャスミン茶を使っています。
ゼラチンは使わず卵だけで固めた滑らかな食感で、食後のデザートにぴったりです。

【杏仁豆腐】(300円)
この店では、本格的な杏仁豆腐を作っています。
本当の杏仁豆腐は、杏の種の中にある仁をすりつぶして、そこから抽出した物を使うのですが、
その仁も、北杏仁と南杏仁の2種類を使います。
北杏仁は中国の北方でとれたものでコクを出し、南杏仁は中国の南方でとれたもので香りが出ます。
それらをバランスよく配合し、ミキサーにかけ、絞ったものをゼラチンで固めて作っています。
いちごとベリーがのっていました。
とてもクリーミーでニッキのような味もなく、美味しいです。

【季節のプリン】(300円)
この日は、いちごとメレンゲを使ってムースにしたものです。
ムースですが、シェフの師匠たちは、この形のものを全てプリンと言っていたので、それにならっています。
生クリーム、いちご、いちごのソースを添えています。
酸味と甘みのバランスがよく、とても美味しいです。

調味料
実は、ここの様々な料理に使っている自家製調味料は買うことができます。
料理と一緒に買って帰ると、味変などに使えて便利です。

【SIBIRE(青山椒オイル)】(820円)
花山椒を早期収穫した青山椒を使って、5時間かけて作ったもの。
フレッシュな香りとしびれ「麻」が食欲をそそります。
麻婆豆腐、和え物、そうめん、鰻などに合います。

【KAORU(自家製ラー油)】(780円)
韓国産唐辛子と国産唐辛子をブレンドし、熱した大豆白絞油をかけ、濾過したものです。
餃子、豆腐料理、漬物、ピザ、チヂミ、チャーハン、麺類などに合います。

【KOHAKU(葱油)】(600円)
国産付加葱と生姜を揚げ、香りを詰め込んだ油です。
サラダ、肉じゃが、煮込み料理、マリネ、チャーハンなどに合います。

【食べるガーリックラー油 ZAKU】(700円)
フライドエシャロットとフライドガーリック唐辛子をゴマ油やラー油でじっくり炒めたもの。
ザクザクした食感で、しゃぶしゃぶ、ゆで野菜、卵かけご飯、冷奴などに合います。

■■注文方法■■
作り置きではありません。
電話での注文の他、店頭でも受け付けますが、店頭での場合、状況により対応が変わります。
できれば、予約をしたほうがスムーズです。
電話での受付時間は、11:30~20:00。
料理の受け渡し時間は、11:30~21:00。

1番人気のテイクアウトメニューは、【ダブルおかず弁当】(1500円、おかずのみ1200円)です。
選べるおかずで人気なのは、3位「青椒肉絲」、2位「黒醋酢豚」、1位「エビチリ」です。

ザ・メシュラントップに戻る