内容

現在、メシュランは、テイクアウトのお店を応援しています。
今日は、「おうちで蕎麦飲み」ということで、キャナルシティ博多の近くにある、飲める手打ち蕎麦のお店をご紹介します。
すっきりとモノトーンでまとめられた店内は、入って左手にカウンターがあり、右手にテーブル席があります。
ちなみに、店名は、店長の名前と漫画「島耕作」から文字って命名しました。
店長の浦本耕作さんは、居酒屋で13年、その後、博多の名店「信州そば　むらた」で5年修業し、この道25年。
この店のコンセプトは、飲んで、締めに本格的な手打ち蕎麦が食べられるということ。
居酒屋にいたこともあり、お酒にぴったりの一品料理が並んでいます。
もちろん、蕎麦だけでも大丈夫です。
アクセスもよく、様々な使い方ができるお店です。

チェック

手打ちと天ぷら　そば耕作　テイクアウトメニュー
通常から蕎麦も含めて10種類あります。
緊急事態宣言中は、価格が安くなっています。
テイクアウトの価格は税込みです。

【蕎麦みそ】(216円⇒200円)
白味噌に卵黄や蜂蜜、炒った蕎麦の実を加え、玉味噌を作ります。
最初は白いのですが、根気よく練っていくうちに、だんだん赤くなっていきます。
時々あたる、蕎麦の実の食感が良いです。
ちょこちょこ食べながらお酒を飲むのに良い、蕎麦屋の定番メニューです。

【玉子焼】(600円⇒500円)
蕎麦屋の定番、「かえし」をベースに作った玉子焼きです。
玉子3個を使い、とても大きく、空気を入れているので、フワッと仕上がっています。
ダシをたっぷり使っていて、少し香ばしさもあり、玉子の甘味も出ています。
味がしっかりしているので、冷えても美味しいです。

【牛スジ煮込み】(648円⇒500円)
牛スジなどは、予め2時間ほど炊いておきます。
ダシをベースに、ニンニク、生姜を加え、牛スジ、ハチノス、コンニャクを煮込みます。
生姜の味がしっかりして、寒い日にはぴったりのメニューです。
耐熱容器なので、そのまま温められます。
温める場合は、500Wの電子レンジで1分ほどです。

天ぷら
揚げ油は、米油をメインに、隠し味程度に胡麻油を加えています。
胡麻はほのかに香るくらいです。
衣は天ぷら屋よりも少し厚めで、持ち帰り用に、通常よりパリッとさせています。
天ぷらには、別容器で、天つゆが付いてきます。
天つゆは、濃口ベースであっさりした感じです。
天つゆは、鍋に移して、少し温めたほうが美味しいです。
天ぷらは、オーブントースターか、魚焼きグリルを使い、弱火で温めると、パリッとします。

【海老天】(1匹432円⇒300円)
大振りな海老を揚げています。
外はパリッと、中はふっくらしています。

【穴子天】(1080円⇒880円)
対馬直送の穴子を1本の半分使った天ぷらです。
この穴子にはこだわり、対馬でも東側、西側、南側で獲れるものがあるのですが、
この店では、西側で獲れるものを使用しています。
穴子の身も厚いので、食べ応えがあります。

【生そば】(1人前750円⇒650円、2人前1500円⇒1300円)
ここの蕎麦は、全て一九蕎麦になります。
季節によって蕎麦粉は変わり、富山、福井、茨城、京都、北海道などをメインに、
熊本や宮崎、鹿児島などの九州産も使っています。
今は、茨城県産の常陸秋そばです。
2月上旬くらいから、群馬、福井県の大野在来種などに変わっていきます。
蕎麦は、丸抜きを仕入れ、店内の石臼で自家製粉。
気温、湿度、蕎麦の状態に合わせて、挽き方を変え、その日の朝に挽きたてのものを打っています。

1人前から注文できて、冷たいものと温かいものを選べます。
蕎麦は、1人前ずつ束にして、アルミホイルで包んでいます。
生蕎麦なので、持ち帰ってから自分で湯がいてください。
＜生そばの湯がき方＞
①大きな鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、生そばを入れて、一度混ぜ、蕎麦をほぐします。
②蕎麦を入れて沸騰したら、1分間きちんと計って、ザルに上げます。
③やさしく水で洗い、氷水に入れて、蕎麦を締め、しっかり水を切ります。
※ポイント※
お湯に塩や差し水はしないでください。
茹で時間は、タイマーなどを使って、きちんと計ってください。
蕎麦の束を湯がく時は、多くても2人前ずつにしてください。

「温かいそば」のつゆは、別容器で付いてきます。
ダシは、昆布、鯖節、鰹節で取り、九州の薄口醤油で味を調えたものです。
甘ったるくもなく、辛すぎず、さっぱりした感じです。
鍋に移して、温めてください。

「冷たいそば」のつけつゆは、別容器で付いてきます。
ダシは、昆布、鯖節、鰹節で取り、
「かえし」は、千葉の醤油をベースにした関東風に、九州の醤油を加えたものです。
キリッとしたつけつゆです。

この蕎麦のセットには、あえて葱、山葵を付けていません。
持ち帰る時に、葱は流れて、山葵は香りが抜けるからです。
葱、山葵が欲しい人は、自分で調達してください。
蕎麦自体は冷蔵庫で保存すると3日間くらいは持ちますが、香りが飛び、切れやすくなります。
できるだけ、持ち帰ったその日に食べて下さい。

【親子丼】(864円⇒650円)
むらた直伝の親子丼です。
かえし、玉葱と鶏肉に火を通し、鶏肉に火が入った絶妙のタイミングで、玉子でとじます。
この玉子がダシを吸う加減を見極めるのが難しいそうです。
持ち帰り用に、通常よりゆるく作っていて、御飯と頭の間に中敷きがあります。
耐熱容器なので、500Wの電子レンジでそのまま長くて1分間、
持ち帰り時間が短くて、まだ温かいままだったら30秒から50秒くらい、温めます。
すると、頭の部分が程よい固さになり、中敷きを外して御飯にのせると完成です。
玉子がトロトロで、鶏肉の火の通り加減も良く、ふっくらしていて、御飯ともよく絡みます。

■■注文方法■■
店頭でも受け付けますが、時間によってはお待たせすることになるので、お電話での予約をお勧めします。
電話での受付は、11:45～19:00
料理の受け取りは、20時までです。
ただし、ランチの時間は、電話受付、料理の受け取りともに、お待たせするかもしれません。

Go To Eatプレミアム付食事券が使用できます。

人気　テイクアウト　メニュー　ベスト3
3位　：　【玉子焼】(600円⇒500円)
2位　：　【蕎麦みそ】(216円⇒200円)
1位　：　【生そば】(1人前750円⇒650円、2人前1500円⇒1300円)