内容

今日ご紹介するのは、警固四つ角にある「ひな鳥の素焼き」をメインとしたお店です。
白い壁に、コの字型の木目のカウンター、オープンキッチンで、カフェのような雰囲気です。
実は、2018年3月9日に取材した「鳥いち」の2号店になります。
大将の松永さんは、西中洲の焼鳥「藤よし」で2年修行。
そこで、焼鳥にどっぷり浸かるほどハマりこみ、大手門にある「焼とり　鳥次」で5年修行。
2017年11月に「鳥いち」をオープンし、今回、業態を変えたこの店をオープンしました。
実は、松永さんは、もともとコレで独立しようと思っていたくらいひな鳥の素揚げが好きで、
東京にはあるのに、福岡にはないということで、満を持してチャレンジということです。
店長の小野寺さんは、札幌のイタリアンで10年修業後、縁あって来福し、「鳥いち」で働くことに。
今回、店長を任されました。この道13年。
鮮度を重視して仕入れた鶏は、毎日自分たちで捌き、事前に塩を振って脱水し、旨味を凝縮させています。
使う塩は、シママースです。
揚げ油は白絞油を使い、毎日入れ替え、フライヤーではなく、昔ながらの天ぷら鍋を使って揚げています。
鶏の素揚げは、衣が付いていない分、思ったよりも食べられ、焼鳥とは違った鶏の美味しさを楽しめます。
アクセスもよく、ふらっと立ち寄りたくなるお店です。

チェック

アラカルトと「ひととおり」がある
「ひととおり」(2400円)は、一品(鳥刺し、トマト)、素揚げ(むね＋もも)、大根卸、揚げ野菜(1種)のセット
価格は税別

【鳥刺し】(400円)
胸肉を10秒くらい軽く湯引きして冷やしたタタキになる。
これだけは、ひな鳥ではなく、「鳥いち」で使っている鮮度が良いものを使っている。
それを食べやすい大きさにカットし、土佐醤油で軽く漬けにし、山葵をのせて出てくる。
程よい塩味と鳥の旨味、山葵の刺激がよく、お酒のアテにぴったり。

素揚げ
ひな鳥が5種類、季節替わりの野菜が5種類ほどある。
ひな鳥にはレモンが添えられ、テーブルに、山椒、七味、カレー塩があるので、お好みで。

【鬼卸】(200円)
座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
焼鳥店の口直しのキャベツと思ったら良い。

【砂肝】(400円)
塩をして、そのまま素揚げ。
220度くらいの温度で、一気に揚げるので、周りがパリッとする。
サックリした食感が良い。

【むね】(800円)
高温で一気に揚げた後、3分ほど休ませ、余熱で中まで火を通す。
何も言わなければ、1枚丸ごと出てくるので、かぶりついても良い。
我々は、3人でシェアするのに食べやすいよう、カットしてもらった。
周りに衣を付けていないのにパリッとして、中はジューシーで美味しい。

【ヤゲン軟骨】(400円)
身(ハラミ)を付けたヤゲン軟骨を味付けし、素揚げしたもの。
まるで衣が付いているかのような感じ。
コリコリした食感で、身も付いているので、食べ応えもある。

【もも】(800円)
皮付で1本丸ごと高温で一気に揚げた後、3分ほど休ませ、余熱で中まで火を通す。
火入れが絶妙。
これも言えば、食べやすい大きさにカットしてくれる。

【くび】(300円)
せせりを付けたまま、包丁で骨を叩いて砕き、食べやすくしている。
それを高温で一気に揚げたもの。
高温で揚げることでガリガリと首の骨も食べられて、おつまみ感覚の一品。
あまりお目にかかることのない部分なので、是非、食べてみて欲しい。

【ズッキーニ】(300円)
輪切りして、そのまま素揚げ。
中はホクホク感もあり、少しトロッともしていて、火を通すことで甘味も増して美味しい。

【銀杏】(300円)
殻を剥いて素揚げしたもの。
今が旬で、おつまみにぴったり。

■■攻略法■■
オープンしたばかりの人気店なので、予約をして行くべし。

■■チョッチュ■■
謎のアジア人曰く「我々チビッ子族には、ちょっと辛い位置に荷物置きとコート掛けがあります。」
もう少し、下の位置にあれば嬉しいなぁ。

■■オススメ店■■
小野寺さん　中央区警固　「ヤキニクラーメンフタバ」

■■その他■■
客単価：飲んで食べて　4000円前後

ビールは、生600円から、瓶500円から。
ハイボールは500円から、シトラスソーダ600円、焼酎ソーダ600円。
日本酒は、700円から。
焼酎は、グラス600円から。

人気メニュー　ベスト3
※最初は「ひととおり」（2400円）を頼む人が多い
3位　：　【砂肝】(400円)
2位　：　【もも】(800円)
1位　：　【むね】(800円)