FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2020-11-13(金) 地域:中央区

串揚げと季節のお料理 さとう

TEL
092-734-1777
住所
福岡市中央区渡辺通5丁目3-23-1
プロスペリタ天神Ⅱ 2F
ジャンル
和食
オープン日
2017年2月
席数
20席(カウンター7席)
営業時間
17:30~23:00(23:00入店OK)
定休日:不定休(日曜、月曜が多い)
調査日
■2020年10月30日 
■天候 晴れ
■時間 19時30分

内容

今日ご紹介するのは、三光橋交差点近くにある、串揚げを中心とした和食店です。
ビルの2階で、カウンター席の他、奥にテーブル席もあり、
揚げ物店独特の香りもなく、和食らしいすっきりしとした店内です。
店主の佐藤さんは、福岡や久留米の和食店、串揚げ店で修業し、この道20年。
独立するにあたり、どのようなお店にするのか考え、
自分が好きな感じの串揚げを出すお店がないと思い、この形態になりました。
お店のコンセプトは、地元でとれた季節の野菜や魚、肉などをあっさりと薄めの衣で食べて頂くこと。
衣は必要最小限に抑え、とても軽く、セットの12本でもペロリといけてしまいます。
また、串揚げ以外の一品物も充実しており、刺身などの和食メニューもあります。
食材に関して、魚は長浜の市場、肉や野菜は柳橋で仕入れています。
アクセスが良く、デートやちょっと一杯の立ち寄りまでできるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは基本3500円、4500円で、それ以上も可。1名様可、当日可。
価格は税別。

【お通し】(300円)
アラカルトの場合、座ると出てきて、これが席料の代わりとなる。
内容は日替わりだが、毎回頑張って凝ったものを出している。
この日は、「鱧と椎茸の焼きびたし」。
鱧を骨切りして焼き、出汁に浸す。
別で椎茸を焼き、出汁に浸す。
それらを器に盛り付け、胡麻を散らし、木の芽を添えていた。
お通しでしっかり和食を味わえるのが嬉しい。

串揚げ
季節ものなど何種類かの単品と、7本、12本のセットがある。
揚げ油は、太白胡麻油など2種類を混ぜ、重たくなく、あっさり仕上がるようにしている。
バッター液も、山芋、牛乳、塩、砂糖で作っていて、あっさり。
衣が独特で、フードプロセッサーで極力細かく粉砕した生パン粉を使い、上から押さえず、
軽くつけている。
遠目だと、天ぷらかと思う仕上がり。
雪塩、藻塩、抹茶塩、カレー塩、手作り梅酢が出てくるので、お好みでつけて食べると良い。
最初からソースは出てこないが、言われれば出してくれる。

【串揚げ12種】(3000円)
7本、12本のセットがあるが、我々は、12本のセットを頼んだ。
内容は日替わりで、出てくる順番もその時の食材による。

【季節の手作りドレッシングサラダ】
12本のセットの場合、口直しのサラダが出てくる。
「柚子胡椒のドレッシングサラダ」である場合が多い。
この日の野菜は、大根、三つ葉、ピーマン、赤玉葱、ミョウガ、ミニトマト。
その上に、柚子胡椒で作った自家製ドレッシングをかけ、刻み海苔が山盛りでのって出てくる。
ドレッシングに油はあまり使ってなく、酸味を強くすることで串揚げに合うようにしている。

①【天使の海老】
ニューカレドニア産の刺身でも食べられる大振りな海老。
身がプリプリして、ジューシーで美味しい。
雪塩や藻塩が合う。

②【うずらの半熟玉子燻製醤油仕立て】
半熟に火を通したうずらの卵の殻をむき、
鰹だし、自家製燻製醤油、煮切った味醂を合わせたものの中で、2、3日寝かす。
それを串に刺し、衣を軽くつけて揚げたもの。
そのまま何もつけずに食べる。
噛んだ時の黄身のはじけ方、燻製醤油の香りが良い。

③【本日のお魚 : カワハギの生姜タルタル添え】
本日の魚は2種あるが、まずは、これが出てきた。
身が厚いカワハギに衣をつけて揚げ、ガリで作ったタルタルをのせ、山葵を添えている。
カワハギの身がフワッとして美味しい。
タルタルも甘くなく、これだけでもアテになりそうな感じ。

④【霧島産無菌豚ヒレ肉】
脂の甘みが強い豚肉で、やわらかくて、あっさり食べられる。
カレー塩か梅酢が合う。

⑤【四方竹】
季節物の中から、まずはこれが出てきた。
旬は短く、これは高知産だった。
四方竹を下茹でし、衣をつけて揚げたもの。
コリッとした食感で、独特の甘みを感じる。
塩が合う。

⑥【本日のお魚 : 天然鯛】
鯛の身に大葉を巻いて衣をつけ、揚げたもの。
身がしっかりしてて美味しい。

⑦【カマンベールチーズのみぞれ餡かけ】
串物だが、椀に盛り付けて出てくる。
餅の代わりにチーズを串に刺し、衣で包んで揚げる。
お椀に盛ったら、大根で作ったみぞれ餡をかけ、山葵を添えて出てくる。
チーズと餡が程よく合う。
和食らしく仕上げたものが途中で出てくるので、嬉しい。

⑧【新銀杏とムカゴ】
季節物の串揚げ。
銀杏と同じ大きさのムカゴを探して、交互に串に刺し、衣をつけて揚げたもの。
おつまみにぴったりな一品で、塩が合う。

⑨【鹿の下ロース】
下ロースとは、肩の後ろ側にある部位で、肩ロースではない希少部位。
それに衣をつけて揚げたもので、自家製の野菜から作ったウスターソースが一緒に出てくる。
串揚げにすると、クジラの赤身っぽい感じがする。
このウスターソースもあっさりめでサラリとして良い。

⑩【アスパラガス】
これも季節物からの一品。
しっかりした太さはあるが、歯切れもよく、美味しい。
塩か梅酢が合う。

⑪【霧島産無菌豚バラ肉の角煮】
豚の角煮を作り、炊いたゴボウと交互に串に刺し、衣をつけて揚げたもの。
柔らかな角煮と程よい歯ごたえのゴボウのコントラストが良い。
辛子が一緒に出てくる。

⑫【モッツァレラチーズ出汁醤油漬け】
モッツァレラチーズを出汁醤油に2、3週間漬け込み、すりおろした蓮根で包み、
衣をつけて揚げたもの。
蓮根の粘りが良く、そのまま何も付けなくても美味しい。

一品物

【手羽先の一夜干し】(1本200円)
干した手羽先を、注文が入ってから200度のオーブンで20分かけて焼く。
手羽先は、干すことで旨味を凝縮し、表面がパリッとなるので、
焼くときに水分が逃げず、中がフワフワに仕上がっている。
また、じっくり火を通すことで、余計な脂が落ち、旨味はあるがあっさりとなっている。

【豚カツ又はトンテキ】(1300円)
「豚カツ」と「トンテキ」を選ぶことができるが、注文が多い「トンテキ」をチョイス。
100gくらいで、結構ボリュームがある。
60度で7時間、低温調理し、注文が入ってから表面を焼いて温めたもの。
仕上げにジャポネソースをかけ、「柚子胡椒のドレッシングサラダ」が添えてあった。
豚肉は柔らかく、美味しい。

■■攻略法■■
【串揚げ7種】を頼む人が多いが、ガッツリ串揚げを堪能するなら、【串揚げ12種】を頼むと良い。
こちらだと、【季節の手作りドレッシングサラダ】の付くので、野菜を単品で注文する必要がない。
2軒目の利用で、串揚げをがっつり食べられない時は、店主に相談すると良い。

■■チョッチュ■■
店主が好きなのか、炭酸系だとウイスキーハイボールはたくさんあるんです。
やっぱり串揚げにサワー系は合うと思うので、同じ炭酸でもサワー系も充実させてくれると嬉しいなぁ

■■オススメ店■■
佐藤さん 中央区 「平尾の板場 しらゆき」

■■その他■■
客単価:飲んで食べて 5000~6000円くらい

ビールは、生550円から、瓶600円から。
ハイボールは、500円から、国産レモンサワー600円。
焼酎は、グラス500円から。
日本酒は、90cc 400円から。
ワインは、グラス500円から、ボトル3500円から。

人気一品メニュー ベスト3
※串揚げのセットは、7本を頼む人が多い
3位 : 【たっぷり明太子のポテトサラダ】(600円)
2位 : 【穴子の燻製】(時価 800円前後)
1位 : 【豚カツ又はトンテキ】(1300円)トンテキが多い

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