FM 福岡 FUKUOKA

BUTCH COUNTDOWN RADIO

ザ・メシュラン

放送日:2020-10-09(金) 地域:中央区

うどん栄

TEL
092-762-0001
住所
福岡市中央区春吉1-6-13
ジャンル
麺類
オープン日
2020年6月1日
席数
30席(カウンター14席)
営業時間
火~土曜日 11:00~15:00(15:00入店可)/17:00~22:00(L.O.21:00)
日曜日   11:00~17:00(17:00入店可)
月曜日   11:00~15:00(15:00入店可)
定休日:不定休(月に1、2日ほど)
調査日
■2020年9月25日 
■天候 晴れ
■時間 19時30分

内容

今日ご紹介するのは、ホテルニューオータニの裏手にある、昼はうどん、夜はうどん居酒屋というお店です。
大きく「うどん」と書かれた暖簾が掛かっているのですぐに分かります。
木の扉を抜けると、カウンターがあり、木とコンクリートを組み合わせたモダンな感じ。
2階もあります。
実は、以前、番組でもご紹介した「ニューえぶりお」が業態を変えてリニューアルオープンしたお店になります。
店主の太田さんは、東京の和食などで修業し、「食堂えぶりお」を出し、独立。
「食堂えぶりお」では、和と洋を融合させた料理屋で、
その後、移転オープンした「ニューえぶりお」が、和食とうどんのお店。
そして、今回、さらにうどんの道へと突き進みました。
この道16年。
もともと太田さんは、うどんが大好きで、最初はパスタマシーンを購入して研究。
大名にうどん店をオープンしたことで、本格的な製麺機を購入し、
さらに研究を重ね、現在に至るというわけです。
そのため、2か月ほど店を閉め、内装も厨房もうどん屋仕様に変えました。
全て独学で作り上げたうどんは、博多うどんでも讃岐うどんでもなく、太田流。
福岡県産のもっちり感がある小麦粉を使い準手打ちし、切りたてで湯がくため、
讃岐うどんほどは硬くなく、しかし、コシがあるうどんに仕上がっています。
出汁も、鰹節と昆布の黄金コンビでとり、カエシもこの店で仕込んでいます。
また、店長の野村さんは、洋食出身で、この道12年。
夜は、飲めるうどん居酒屋として、純和食の一品から、
洋のテイストが入ったものまで、様々なおつまみメニューがあります。
うどんだけを食べて帰るも良し、お酒を飲みながら、締めにうどんを食べるもよし、
様々な使い方ができるお店です。

チェック

アラカルトとコース
コースは、「季節のおまかせ」(2650円)のみ。
1名様から可、要前日予約。
15~17品になり、酒肴6品ほど、天麩羅7品ほど、うどん、デザートまで含まれる。
内容は日替わり。
価格は、税抜
ノーチャージ

我々は、アラカルトで頼み、うどんも30種類ほどあるが、あえて頼まなかった。

【揚げたてあつあげ】(300円)
注文が入ってから、ソフト豆腐を揚げている。
あつあげの上に卸生姜をのせ、葱をたっぷりとかけ、一味を振り、胡麻を散らして出てくる。
自家製だし醤油が出てくるので、お好みで。
揚げたてで美味しい。

【酒盗黄身ユッケ】(400円)
鹿児島産の養殖マグロの内臓を使った酒盗に、葱、黄身、大根卸、海苔を添えて出てくる。
酒盗と黄身、葱を混ぜ、海苔にのせて頂く。
大根卸は塩加減の調節に使うと良い。
マグロの酒盗は、カツオに比べてクセがなく、そんなに塩辛くない。
また、黄身を使ってユッケにしているので、マイルドになる。
この値段は安く、いいつまみになる。

天ぷら
内容は日替わりで、だいたい10種類前後ある。
単品での注文のほか、おまかせ3種盛り、6種盛りもある。
衣は、うどんでも使っている「宝いずみ」という小麦粉、卵黄粉などをブレンド。
天つゆ、抹茶塩があるので、お好みで。

【本日のおすすめ天ぷら3種盛】(600円)
内容は日替わり。
「赤ナス」:熊本県から直送してもらったもので、切ると水分が出てくるくらい鮮度が良い物を使っていた。
米茄子が長くなった感じで、夏場の大根くらいの大きさがある。
赤ナスは火を通すとトロトロになり、美味しい。
衣は薄く、サックリしている。
「キス」:姪浜のキスで、刺身にするようなものを使っていた。白身でクセがなく美味しい。
「アジ」:鐘崎産で、これも刺身にするような鮮度が良い物なので、青魚独特の臭みもなく美味しい。
魚介類は、刺身にするくらいのものを使ってくれているのが嬉しい。

【わかめおでん】(350円)
ワカメがダシに浸って出てくる。
ダシは、うどんダシに鰹ダシを加え、味が強くなりすぎないようにしている。
ワカメは三陸産で、シャキシャキしていた。
それにすりおろした大和芋、天かすも添えている。
うどん屋のおつまみとして最高の一品。

【カツ丼の頭】(580円)
カツ丼の御飯を抜き、上にのっているものだけでおつまみにしたもの。
ダシに玉葱、長ネギを加えて、カツをのせて煮て、卵でとじ、小葱を散らしている。
カツは細かいパン粉を使い、下ロースはほんのりピンク色という絶妙な火加減。
ダシの甘さは、砂糖を使わず、味醂のみ。
ダシたっぷりで、和食の料理人らしい、上品な仕上がりの一品。
そのままでも美味しいが、お好みで一味をふっても良い。

【栄のカモすきうどん】(2000円)
2人前からの注文となる。
本来は12月から3月までの限定メニューだが、電話で予約すれば今でも作ってくれる。
期間限定にしているのは、鍋に入れる具材が、この時期美味しいから。
例えば、良いなめこや、下仁田葱なども手に入るようになり、セリも美味しくなってくる。
目の前にガスコンロが用意され、鍋の中に入ったスープは、昆布だしに、醤油、味醂を加えたもの。
舞茸は島根産で、とても大きく、ブーケほどあるものを使っている。
ゴボウは、この日は青森産、葱は一度焼いたもの、そして、セリ、豆腐。
鴨は、マグレカナール。和食でフランス産の鴨を使うのは珍しい。
まず、鍋に舞茸、ゴボウ、豆腐、葱を入れ、煮えてきたら、鴨を加える。
鴨肉は厚切りしているので、しっかり火を通すと、サックリした歯ごたえが出る。
厚めに切るのは、鴨肉の旨味を感じて欲しいため。
セリは軽く火を通すだけで良い。
生卵が出てくるので、つけて食べる。
ダシを擦って旨味が増した鴨肉は美味しい。
この鴨肉の脂の甘さが出たスープを使い、締めにうどんを煮て食べる。
山椒、一味、柚子胡椒などがあるので、お好みで。

■■攻略法■■
「季節のおまかせコース」(2650円)は、安くて様々な一品を食べられるので良い。

■■チョッチュ■■
「季節のおまかせコース」(2650円)は、おススメなのに、メニューに書いてありません。
書いていると誰もが頼めるのになぁ。(我々も食べたかった)

■■オススメ店■■
太田さん 博多区東那珂 「丸天うどん専門店 万平」

■■その他■■
客単価:飲んで食べて 3000~4000円

ビールは、生600円から、瓶450円から。
レモンサワーは、500円(おかわりサワー300円)。
ハイボールは、グラス380円から、セット(ウイスキー90cc、レモン2切、ソーダ1L、氷)750円、おかわりウイスキー(90cc)300円。
日本酒は、日替わりで4種類ほどあり、1合1000円から。
焼酎は、日替わりで2種類、1合550円から。
ワインは、グラス700円、デキャンタ2800円、ボトル4500円から。

人気つまみメニュー ベスト3
3位 : 【かにみそクリームコロッケ】(500円)
2位 : 【ポテトサラダ】(300円)
1位 : 【本日のおすすめ天ぷら6種盛】(1000円)

人気うどんメニュー ベスト3
3位 : 【肉かまたま】(650円)
2位 : 【ゴボ天】(480円)
1位 : 【野菜天ぶっかけ】(790円)

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