fmfukuoka

番組紹介

放送時間毎月第1・第3日曜日19:00-19:55
出演者孫文/永淵 幸利
梅屋庄吉/二橋 康浩
宮崎滔天/山下 晶
頭山満/矢山 治
平岡浩太郎/美和 哲三
宋慶齢/渡辺 美穂  他

1911年、孫文を中心人物として起こされた「辛亥革命」。
この革命に、たくさんの日本人、それも九州の人たちが関わっていたことをご存知でしょうか?
この番組は、そんな中国の王朝時代を終焉させ、共和制を確立させた「辛亥革命」に命をかけた孫文と
九州人の物語をラジオドラマとしてお送りしてまいります。


第5章、収録!

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【第5章 玄洋社の躍動】収録終わりました!


第5章脚本担当の三浦としまるです。
この章の語り役は、平岡浩太郎。福岡の士族たちによる政治結社「玄洋社」の初代社長です。
この平岡さん、18の時に戊辰戦争に身を投じて、勇敢な戦いぶりを見せただったそうです。

まさに、最後のサムライ世代です。

明治10年、西南戦争の際には、福岡での不兵士族の反乱に参加し、そのまま一人、西郷軍に合流しています。
その後、前章の頭山満らとともに玄洋社を立ち上げ、自由民権運動に邁進していきます。
実に40万人の連署をもって、国会開設を求めたのでした。

平岡浩太郎について特筆されるのは、その資金力です。政治運動をするには財政的な基盤が必要であると、自ら炭鉱経営に成功し、莫大な資金をあちこちに提供しているのです。
また、ここ福岡の鉄道、港といった近代のインフラ整備にも大きく貢献されたようです。

衆議院議員としても活躍し、日本最初の政党内閣を誕生させたキング・メーカーでもあります(歴史の教科書に必ず出てくる隈板内閣です)。


さて、いったいどんな人だったのか?。平岡浩太郎、同時代の人物評など読んでいると、

スマートでダンディ、天下国家を論じて、バッサバッサと論敵を快刀乱麻―そんな、快男児がイメージされます。

革命家・孫文が初めて日本に亡命してきた時から、滞在費一切の資金援助をしていたのも平岡浩太郎でした。
孫文と平岡、二人のあいだにどんな会話がなされていたのか、資料を読みながらいろいろ想像してみました。

平岡は、孫文の中にいったい何を見出し、何に心惹かれて、莫大な資金提供を続けたのか。
第5章、どうぞ、ご期待下さい。

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