今回は、画像もPODCASTもなしです。
ご了承ください。
そういうところも含め、佐野さんらしいなと、ずっと佐野さんの活動を追って来た人間である私は思いました。
インターネットや、音楽の周辺の様々なアートやメディアのことをいち早く研究し、実践してきた方だからこそだな、と。
そして、やっぱりそういったもの以前に成立すべきは、音楽そのものの質の高さ・かっこよさである。
その辺のお話も今回うかがえたので、非常に嬉しかったですし、刺激を受けました。
佐野さんの表現は、今日の佐野さんの表現であり、明日には明日のまた違った佐野さんの表現がある。
・・・というわけで、(収録して編集したものとはいえ)ライブトークセッションの模様を、リアルタイムオンエアで一回こっきり、お届けしたという次第です。
悪しからず。
今回、ブログでは、佐野さんと初めてゆっくりとトークセッションさせて頂いての個人的雑感を。ハッシュタグなど付けつつ。)
私の個人アカウントでツイッターでも書きましたが、一瞬のうちに推敲された、洗練された言葉が口から出てくる方です。
(私は、出しながらまとめていくタイプなので、正反対で面白かったです)
ソースコとその他の製品セット、思いのほか喜んでいただけました。
ソース味がお好きな上に、保存料など使っていないところもチェックされてました。
#下町生まれはソース好き #パッケージがストロング
風街レジェンドではっぴいえんどの皆さんの中で、大滝さんの場所で歌ったことには、非常に感慨ぶかげでした。
そして、はっぴいえんどへの敬意はもちろんありつつ、そういった上の世代とはまた違ったやり方で、ロックンロールに日本語を載せて(詰め込んで?)転がしてきたことに対する強い自負も感じました。
#ビジネスマンの考えること、勝手にやってくれ
このお話が個人的には一番ウケました。そして感動しました。達郎さんもよくこういうことをおっしゃいますが。
音楽を聴いてもらう、買ってもらう形態がこれだけ多様化している現状について伺った時のお話です。
それは音楽そのものとは関係がない、ミュージシャンがクリエイトした音楽で金儲けをするビジネスマンのやることだ、と。
痛快です。
もちろん新しいミュージシャンにとって、自分たちの音楽をいかにたくさん聴いてもらって、そして食っていくのは大事なことでしょうが、
売れる為の音楽、聴いてもらうための音楽を狙って作るのでは本末転倒です。
今回のアルバムも一緒に創っている、ザ・コヨーテ・バンドの話になったとき、彼らを本当に信頼していることが伝わってきました。
一緒に音を出すことが本当に楽しいのだろうな、と伝わってきました。
ニューアルバム「ブラッド・ムーン」を聴いた時のえもいわれぬ気持ち良さ、躍動感、じわじわ来る感じは、そういうところからくるんでしょう。
#カウンターでなければロックではない
私も同感であります。気持ちの悪い付和雷同への違和感を表明せずして何がロックだと思います。というか、ポップとロックの境界線は、そこです。
というようなお話の合間に、時々おっしゃる、「でもぼくがやっているのはロックンロール音楽なので、難しいことは抜きにして楽しんでもらえればいいです」
みたいな言葉が、また、かっこいい。
これからも佐野さんの音楽を普通に楽しめる世の中でありますように。
そんなことを思った、今回のインタビューでした。
来週は、go! go! vanillas登場です。
佐野さんはお聴きになってるかなあ、バニラズ。